2022年11月28日(月)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

(1)11/25欧米マーケットの影響:米国感謝祭翌日のブラックフライデーであったことから小幅推移。土日に突発的な材料なければ、11/28スタートはレンジ推移しやすいと想定。

(2)米国経済指標(⑥):特になし。

(3)米国FRB要人発言(②):11/23米国FOMC議事要旨にあったハト派寄りの内容を後押しする発言あればドル円下落の可能性あり。反対にタカ派発言ならドル円上昇の想定。

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

10:24 要人発言
黒田日銀総裁
「賃金圧力は徐々に高まる見込み」
「実質賃金を金融政策の目標とすることは困難」
「賃金上昇に伴う2%物価目標の達成を目指す」

【考察】材料視される発言なし。

10:37 要人発言
岸田首相
「政府と日銀が緊密に協力し、長期的で安定したインフレを達成する」
「日銀に合意し、物価目標を達成しつつ、構造的な賃金上昇も達成する」

【考察】材料視される発言なし。

欧州マーケット(17:00~25:30)

NYマーケット(23:30~30:00)

23:55 要人発言
米国メスター・クリーブランド連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)(Bloomberg
「引き締めの一時停止が近いとは思わない」
「引き続きインフレ指標の低下を見る必要がある」

【考察】タカ派発言でドル円上昇。

24:30 経済指標
米国ダラス連銀製造業活動指数10月度
基準0、前回-19.4、予想-22.0、結果-14.4(◎)

25:00 月末ロンドンフィックス

25:43 報道
「OPECプラス、真剣に減産検討」(Bloomberg

【考察】原油先物価格上昇→インフレ懸念高進→ドル円上昇

26:00 要人発言
米国ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)(Reuters
「インフレは年内5−5.5%へ、2023年末には3−3.5%への低下を見込む」
「2024年には利下げできる可能性」
「2023年までインフレ抑制のための政策を維持」
「追加利上げは必要」
「2023年末には失業率3.7%から4.5-5.0%に上昇すると予想」
「景気後退はない見込み」

【考察】タカ派発言でドル円上昇

26:02 要人発言
米国ブラード・セントルイス連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)(Bloomberg
「マーケットはよりタカ派な利上げリスクを織り込んでいない」
「2023年、2024年も高い政策金利維持の可能性」
「リセッションを避けられないことはない」
「政策金利は抑制的な水準には達していない」
「逆イールドは必ずしもリセッションを示唆しない」

【考察】タカ派発言でドル円上昇

29:30 経済指標
IMM通貨先物(11/22時点)
円ショート縮小(ポジション推移

東京マーケット:11/26中国ゼロコロナ政策に対して暴動勃発した影響が続ぎ地政学リスクオフドル買い円買い。中国景気悪化懸念で原油先物価格下落によりドル円下落。

欧米マーケット:OPECプラス減産検討報道で原油先物価格上昇やFRB要人タカ派発言でドル円上昇。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. JPY(リスクオフ通貨):中国ゼロコロナ政策に対する市民暴動・政権批判拡大→地政学リスクオフで買い。
  2. USD(基軸通貨):中国ゼロコロナ政策に対する市民暴動・政権批判拡大→地政学リスクオフで買い。
  3. CHF(リスクオフ通貨):
  4. EUR(リスクオン通貨):エストニア・ミュラー中銀総裁、オランダ・クノット中銀総裁、カジミール・スロバキア中銀総裁、ラガルECB総裁のタカ派発言で買い。
  5. CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):中国発地政学リスクオフ→原油先物価格下落で売り。
  6. GBP(リスクオン通貨):
  7. NZD(資源国リスクオン通貨):中国発地政学リスクオフ→原油先物価格下落で売り。
  8. AUD(資源国リスクオン通貨):中国発地政学リスクオフ→原油先物価格下落で売り。

米国債イールドカーブ

11/28(月)は11/25(金)に対してベア(短期金上昇、長期金利上昇、逆イールド拡大)。金利上昇のドル買いと逆イールドのドル売り交錯。ドルインデックスは上昇しており金利上昇の影響が強い。

日足ドルインデックス:下ヒゲ陽線。ダブルボトム形成。ダブルボトムネックライン107.776までは上昇優位か。

日足米国債2年利回り:陰線コマ足。三角持ち合い形成。持ち合い抜け待ち。

日足米国債10年利回り:下長ヒゲピンバー。ピンバーから上昇に転換の可能性がやや高いか。

テクニカル分析

ドル円トレード

  • 月足:10月大陽線で引け。ボリンジャーバンド+2σをバンドウォーク。
  • 週足:11/21週、コマ足陰線。ダウ崩れず20MA付近。下げ止まったとみれば、11/28週はボリンジャーバンド+1σ付近に向かって上昇の可能性あり。
  • 日足:11/25陽線。レンジ下限
  • 4H足:上昇トレンド。
  • 1H足:上昇チャネル。
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス139.231上抜け→レジサポ→目標1H足レジスタンス139.580
(B)1H足レジスタンス139.580上抜け→レジサポ→目標4H足レジスタンス140.275

②ショート
(C)1H足チャネル下限かつサポート138.995下抜け→レジサポ→目標4H足サポート138.675
(D)4H足サポート138.675下抜け→レジサポ→目標4H足サポート138.303

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー

トレード1
・139.231上抜け→レジサポ→(A)ロング→S/L到達→(A)ロング失敗

ロング:139.355
S/L:139.244
獲得pips:-11.1
考察:中国地政学リスクオフ円買いでドル円下落に転じる可能性があったためロング見送りが適切だった。

トレード2
・138.675下抜け→1H足レジサポ→(B)ショート→T/P到達→(B)ショート成立

ショート:138.631
T/P:138.303
獲得pips:+32.8

11月通算:10勝12敗、勝率45.5%、平均RR2.03
11月獲得pips:+255.7

(Trading View)

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