2022年11月29日(火)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

(1)11/28欧米マーケットの影響:OPECプラス減産検討報道で原油先物価格上昇やFRB要人タカ派発言でドル円上昇。11/29はこの影響引き継いで上昇優位と想定。

(2)米国経済指標(⑥):米国コンファレンスボード消費者信頼感指数。

(3)米国FRB要人発言(②)

(4)中国抗議デモの地政学リスクオフ影響

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

8:30 経済指標
日本雇用統計10月度
完全失業率:前回2.6%、予想2.5%、結果2.6%(×)
有効求人倍率:前回1.34倍、予想1.35倍、結果1.35倍(○)

8:33 要人発言
米国バーキン・リッチモンド連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)(Bloomberg
「高い政策金利を支持」
「インフレは予想以上に強い」
「利上げ減速は好ましいリスク管理」
「インフレ率が高いままであれば、金利は上昇し続ける」
「インフレ低下に焦点を当てている」

【考察】タカ派発言でドル円上昇

東京マーケット(9:00~15:00)

16:17 要人発言
中国衛生当局(Bloomberg
「国民の不満はコロナ規制に対するもの、対策ではない」
「高齢者へのワクチン接種強化」
「過剰なコロナ規制の微調整を続ける」
「国民が指摘している問題点を迅速に解決する」

【考察】中国政府はゼロコロナ政策を堅持する可能性があったなかでの発言。中国の地政学リスクオフ後退で巻き戻しのドル売りでドル円下落。しかし、ゼロコロナ政策が撤廃されたわけではなく、抗議デモが完全に鎮静化した訳ではなく、再び強い地政学リスクオフが生じる可能性は残る。巻き戻しの円売りはほとんどなし。

欧州マーケット(17:00~25:30)

23:00 経済指標
米国住宅価格指数9月度(Bloomberg
前月比:前回-0.7%、予想-1.4%、結果0.1%(◎)

23:00 経済指標
米国S&Pケースシラー住宅価格9月度
前年比:前回13.08%(改定13.06)、予想10.75%、結果10.43%(×)

NYマーケット(23:30~30:00)

24:00 経済指標
米国コンファレンスボード消費者信頼感指数11月度(Bloomberg
米国ミシガン大学消費者信頼感指数と同様、経済活動全体に重要な役割を果たす個人消費に関する重要指標。
前回102.5(改定102.2)、予想100.0、結果100.2(○)

25:00 月末ロンドンフィックス

東京マーケット:オープン前からの下落を引き継いで下落スタートだったものの、直前のFRB要人タカ派発言の影響受けてか1H足押し安値138.65付近から急反発上昇。しかし、中国ゼロコロナ政策に対する規模デモが鎮静化したことでリスクオフ後退のドル売り強く4H足戻り高値139.22付近から一気に全戻しの下落。

欧米マーケット:オープン前の中国衛生当局からのコロナ政策微調整発言で地政学リスクオフ後退し巻き戻しのドル売り強くドル円下落継続。しかし、明確な材料ないなかで米国債利回り急騰急落が生じ、ドル円も上下に変動しながらも、米国債利回り上昇強くドル円上昇推移。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. NZD(資源国リスクオン通貨):中国発地政学リスクオフ後退巻き戻しの買い。
  2. AUD(資源国リスクオン通貨):中国発地政学リスクオフ後退巻き戻しの買い。
  3. JPY(リスクオフ通貨):
  4. USD(基軸通貨):中国の地政学リスクオフ後退で巻き戻しの売り。
  5. GBP(リスクオン通貨):英国マンMPC委員、ベイリー英中銀総裁のタカ派発言で買い。
  6. EUR(リスクオン通貨):
  7. CHF(リスクオフ通貨):
  8. CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):中国発地政学リスクオフ後退→原油先物価格上昇で買い。

米国債イールドカーブ

11/29(火)は11/28(月)に対してベア(短期金上昇、長期金利上昇、逆イールド縮小)。金利上昇のドル買いと逆イールド縮小のドル買い材料。ドルインデックスは上昇しておりイールドカーブの関係と一致。

日足ドルインデックス:下ヒゲ陽線。ダブルボトム形成から上昇継続。まずダブルボトムネックライン107.776までは上昇か。

日足米国債2年利回り:陽線。三角持ち合い形成。持ち合い抜け待ち。

日足米国債10年利回り:陽線。11/28ピンバーから上昇に転換。まずネックライン3.832%まで上昇の可能性あり。

テクニカル分析

ドル円トレード

  • 月足:10月大陽線で引け。ボリンジャーバンド+2σをバンドウォーク。
  • 週足:11/28週、陰線形成中。ダウ崩れず20MA付近。下げ止まったとみればボリンジャーバンド+1σ付近に向かって上昇の可能性あり。
  • 日足:11/28下長ヒゲピンバー。11/29は上昇の可能性高いか。
  • 4H足:陽線包み足からスラストアップ。
  • 1H足:レンジ。
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス139.371上抜け→レジサポ→目標1H足レジスタンス139.862

②ショート
(B)1H足サポート138.484下抜け→レジサポ→目標1H足サポート138.099

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー

トレード1
・138.484下抜け→レジサポ→RR<2.0のため(B)ショート見送り

11月通算:10勝12敗、勝率45.5%、平均RR2.03
11月獲得pips:+255.7

(Trading View)

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