2022年12月7日(水)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

(1)12/6欧米マーケットの影響:注目材料ない中、ドル円は上下に変動し方向感なし。材料出るまで12/7も方向感に乏しい動きになる可能性あり。

(2)米国経済指標(⑥):注目度が高い材料なし。

(3)米国FRB要人発言(②):12月FOMC前のブラックアウト期間につき要人発言なし。よって、いつもの通り、ウォールストリートジャーナル(WSJ)のニック記者からのTwitter情報に要注目。

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

10:31 要人発言(日本銀行)(Bloomberg
中村日銀審議委員
「金融緩和を粘り強く続ける必要がある」
「物価上昇は賃金上昇を伴なっていない」
「日本の消費者インフレは、エネルギーと食料価格上昇が低下で、来年は減速する可能性」

【考察】ハト派発言。しかし、インフレ低下観測による金融政策変更期待後退もあり、初動ドル円上昇なし。その後、他材料ないためかドル円上昇へ転換。

11:26 要人発言
中国国家衛生健康委員会(Bloomberg
「新型コロナウイルス対策を微調整」
「自宅隔離を容認、コロナ検査緩和」

【考察】中国景気回復期待→地政学リスクオフ後退円売りでドル円上昇

14:56 要人発言(日本銀行)(Bloomberg
中村日銀審議委員
「金融政策変更は時期尚早」

【考察】ハト派発言。午前中の発言と同じであるものの、他に材料ないためかドル円上昇。

欧州マーケット(17:00~25:30)

21:00 経済指標
米国MBA住宅ローン申請指数:住宅販売数件数や住宅着工件数の先行指標
前週比:前回-0.8%、結果-1.9%(×)

【考察】注目度は低いものの、材料が薄い中での弱い数値だったことでドル円下落。

22:30 経済指標
米国非農業部門労働生産性指数確報値第3四半期
農業部門を除いたモノとサービスを生産する労働者の生産性を把握する指標。
前期比:前回0.3%、予想0.3%、結果0.8%(◎)

米国単位労働コスト確報値第3四半期
前期比:前回3.5%(改定)、予想3.5%、結果2.4%(×)

NYマーケット(23:30~30:00)

24:30 経済指標
米国週間石油在庫統計
「在庫増→需要低迷・供給過多→原油・ガソリン売り材料→ドル売り材料」、「在庫減→需要増・供給不足→原油・ガソリン買い材料→ドル買い材料」
原油在庫:前回-1258.1万バレル、予想-383.0万バレル、結果-518.6万バレル(×)
ガソリン在庫:前回277.0万バレル、予想160.0万バレル、結果531.9万バレル(◎)

【考察】原油先物価格下落→インフレ観測後退。しかし、ドル円上下に変動のみ。

24:13 要人発言
ロシア・プーチン大統領(Reuters
「世界で核戦争のリスクが上昇しつつある」

【考察】地政学リスクオフドル買い円買いでドル円上下に変動。徐々にリスクオフ円買いが優勢になりドル円下落。再度、ウクライナ情勢に関する要人発言や報道に注意。

29:00 経済指標
米国消費者信頼残高10月度
前回249.76億ドル(改定258.16)、予想265.00億ドル、結果270.78億ドル(◎)

東京マーケット:仲値に向けてのドル買い需要、中村日銀審議委員ハト派発言、中国コロナ政策緩和による地政学リスクオフ後退でドル円上昇。

欧米マーケット:ロシア・プーチン大統領の核戦争リスク上昇発言で地政学リスクオフ円買い、米国債利回り低下のドル売りでドル円下落。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. GBP(リスクオン通貨):
  2. NZD(資源国リスクオン通貨):
  3. AUD(資源国リスクオン通貨):
  4. JPY(リスクオフ通貨):中村日銀審議委員ハト派発言、中国コロナ政策緩和による地政学リスクオフ後退で売り。
  5. EUR(リスクオン通貨):欧実質GDP確報値の強い数値で買い。スロバキア・カジミール中銀総裁のタカ派発言で買い。ロシア・プーチン大統領「世界で核戦争のリスクが上昇」発言→地政学リスクオフで売り。
  6. CHF(リスクオフ通貨):
  7. USD(基軸通貨):米国MBA住宅ローン申請指数の弱い数値で売り。米国債利回り低下で売り。
  8. CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):リセッション懸念による原油先物価格下落で売り。カナダ中銀政策金利上げで買い、声明文の利上げ期待後退で売り。

米国債イールドカーブ

12/7(水)は12/6(火)に対してブル(短期金低下、長期金利低下、逆イールド拡大)。金利低下のドル売り、逆イールド拡大のドル売り材料が一致。ドルインデックス下落とも一致。

テクニカル分析

ドル円トレード

  • 月足:11月大陰線で引け。12月陰線形成中。ボリンジャーバンド+1σ下抜け。
  • 週足:12/5週、陽線形成中。
  • 日足:12/6陽線。下降トレンドの調整波でボリンジャーバンド-1σ上抜け。一旦戻し下落後、再上昇の可能性あり。
  • 4H足:上昇トレンドからレンジに移行。
  • 1H足:上昇トレンドからレンジに移行。
  • 15M足:上昇トレンド。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足陰線包み足戻り高値137.309上抜け→レジサポ→目標4H足レジスタンス137.761

②ショート
(B)4H足押し安値136.398下抜け→レジサポ→目標4H足サポート135.737

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー

トレード1
137.309上抜け→レジサポ→(A)ロング→T/P到達→(A)ロング成立

ロング:137.352
T/P:137.761
獲得pips:+40.9

トレード2
136.398下抜け→レジサポ→NYマーケットクローズ手前のため(B)ショート見送り

12月通算:3勝3敗、勝率50.0%、平均RR2.04
12月獲得pips:+69.2

(Trading View)

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