2023年2月22日(水)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)2/21の欧米マーケット影響:米国PMIの強い数値でドル円上昇。しかし、135.23到達後下落。強い数値を期待した織り込みロング勢の利確や強い材料にはならないと判断されたためか。
米国2年債入札不調でドル買いドル円上昇も、株先物・株価指数急落のリスクオフ円買いも強まり、ドル買い円買い交錯でドル円揉み合い。

(2)米国経済指標(⑥):FOMC議事録

(3)米国要人発言(②):最近の米中関係悪化に拍車がかかるような発言あればドル売りドル円下落に注意したい。

(4)その他:日銀新総裁・副総裁報道の正確さからも、政府・日銀のリーク先が日経新聞となっている。所信聴取の発言に関して日経新聞から事前にリークされる可能性があるため、注意したい(日本経済新聞電子版

2/22は、米国PMIの強い結果を引き継いだドル買い、株先物・株価指数急落のリスクオフ円買いを引き継いで揉み合いが続く可能性あり。この揉み合いを崩すきっかけとしてFOMC議事録が注目材料となり得るか。
ドル円動き例

モーニングサテライト、ドル円参考情報

本日のドル円予想レンジ:134.40~135.40
昨日のドル円は東京時間から堅調に推移し、ニューヨーク時間では米国2月PMI の上振れを受けて一時135.20円付近まで上昇した。
本日はニューヨーク時間に FOMC 議事録が発表されるため、市場の利上げ期待を一段と高めるコメントがあるか注目。
但し、市場は既に6月までの0.25ポイントの利上げ継続をほぼ織り込んでいるので、ドル円は堅調地合い継続ながらも徐々に上値が重くなってくると見られる。

モーニングサテライト

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

10:34 要人発言
田村日銀審議委員(日本経済新聞
「現時点では金融緩和の継続が適当」

【考察】2022年7月に審議委員就任以来初めての会見で注目されていたためか、サプライズなしハト派発言ではあるもののドル円上昇。

13:03 要人発言
日銀(Bloomberg
「2/28、5年物の共通担保オペオファー」

【考察】日本国債利回り低下の円売り材料だがドル円反応薄。

欧州マーケット(17:00~25:30)

21:05 要人発言
米国ブラード・セントルイス連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg
「米国経済は想定より強い」
「政策金利5%超が必要」
「2023年はインフレを抑制できる見込み」

【考察】タカ派、ハト派発言交錯だが、ハト派発言が材料視されドル円下落。

NYマーケット(23:30~30:00)

27:00 経済指標
米国5年債入札(Upcoming Auctions
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.530%、結果4.109%(◎)

【考察】入札好調→5年債利回り低下→ドル売り。しかし、FOMC議事録公表を控えているためか、ドル反応薄。

28:00 経済指標
米国FOMC議事録2月度(過去の発表日:8/17, 10/12, 11/23, 1/4 )(Bloomberg
ターミナルレートに関する議論などに注目。
「数人が0.50%利上げ支持」
「数人はインフレリスクを認識」
「全員がインフレ目標達成のために更なる利上げ支持」
「労働市場の逼迫でインフレに上昇圧力がかかる」

【考察】総じてタカ派内容でドル円上昇

東京マーケット:前日NYマーケットのリスクオフ円買い引き継いでドル円下落スタート。その後、田村日銀審議委員のハト派発言で上昇。

欧米マーケット:米国ブラード・セントルイス連銀総裁のハト派発言でドル円下落、米国FOMC議事録のタカ派内容で上昇。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. NZD(資源国リスクオン通貨):NZ準備銀行(RBNZ)0.50%利上げ決定、声明文での追加利上げ示唆で買い。
  2. JPY(リスクオフ通貨):株先物・株価指数下落リスクオフで買い。
  3. USD(基軸通貨):リスクオフで買い。米国FOMC議事録のタカ派内容で買い。
  4. CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):
  5. CHF(リスクオフ通貨):
  6. EUR(リスクオン通貨):ビルロワドガロー仏中銀総裁のハト派発言で売り。
  7. GBP(リスクオン通貨):
  8. AUD(資源国リスクオン通貨):リスクオフで売り。

米国債イールドカーブ

2/22(水)は2/21(火)に対してブル(短期金利低下、長期金利低下、逆イールド拡大)でドル売り材料。ドルインデックス日足陽線でありイールドカーブと関係なく強いドル買い。月末に向けてリバランスや投機的な動きもあったのか。
よって、ドル円日足陰線なのは「円買い>ドル買い」を反映。

*逆イールドはリセッションのサイン(Bloomberg

3月FOMCの利上げ幅市場コンセンサスは、25bpsが73.0%、50bpsが27.0%。(CME FedWatch Tool

テクニカル分析

ドル円トレード

  • 月足:2月陰線形成中。ボリンジャーバンド+1σ下抜け。
  • 週足:2/20週、陽線形成中。ボリンジャーバンド-1σ上抜け。20MA手前の戻り高値ヒゲ先付近まで上昇。ダウ形成して上昇継続するためにも、今週は一旦下落優勢か。
  • 日足:2/21陽線。強い上昇だが上ヒゲ抜けられずダブルトップからの下落の可能性もあり。
  • 4H足:レンジ。高値更新しており上昇優勢。
  • 1H足:上昇チャネル。
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス135.013をダウで上抜け→目標日足レジスタンス135.474

②ショート
(B)1H足サポート134.727かつ20MAをダウで下抜け→目標1H足サポート134.484


【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

・シナリオ条件未達でトレードなし
・2月通算:8勝4敗1分、勝率66.7%、平均RR 1.72、獲得Pips +185.1

(Trading View)

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