2023年6月9日(金)ドル円初心者戦略と結果

ファンダメンタルズ分析
テクニカル分析
1. トレード

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

＜注目材料＞
（１）6/8の欧米マーケット影響
米国新規失業保険申請件数のサプライズの弱さでドル円急落。前日カナダ中銀サプライズ利上げを受けて上昇したドル円を全戻し。

（２）経済指標
・注目材料なし

（３）要人発言
・政府日銀要人の円安牽制
・FEDウォッチャーであるWSJ紙のニック・ティミラオス氏(Twitter)：ブラックアウト期間のため、いつもの様に発言や記事に要注意。

（４）その他
・ウクライナ情勢緊迫化（地政学リスクオフ）
・メジャーSQ

6/9は注目材料なく、週末であることや次週のFOMCを控えて前日ショート勢の決済買いが入りやすいか。

（ドル円動き例）

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い：◎、予想以上：〇、予想より悪い：△、前回かつ予想より悪い：×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

9:55 実質五十日仲値(6/10休場につき)
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。

11:11～要人発言
植田日銀総裁
「金融緩和を継続する」

ＥＴＦを持ち続けることも選択肢、出口局面で議論－植田日銀総裁（Bloomberg）

【考察】ハト派発言でドル円上昇継続

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

16:04～報道
「日銀、6月金融政策決定会合で金融緩和維持の可能性」

日銀は６月会合で大規模緩和維持の公算大、物価は上振れ－関係者（Bloomberg）

【考察】ハト派報道でドル円上昇継続

20:35～要人発言
露プーチン大統領
「7/7～8以降、ベラルーシに核兵器を配備する予定」

【考察】地政学リスクオフでドル円下落継続

21:30 経済指標
カナダ雇用統計5月度
雇用者数：前回4.14万人、予想2.30万人、結果-1.73万人（×）
失業率：前回5.0%、予想5.1%、結果5.2%（×）

カナダ5月雇用者数、9カ月ぶり減　失業率も5.2％に悪化（Reuters）

【考察】6/7(水)カナダ中銀政策金利同様、材料薄の中、カナダ雇用統計にドル円反応。サプライズの弱い数値で米利上げ期待後退に波及しドル円下落。

28:30 経済指標
IMM通貨先物6/6時点（ポジション推移）
円ショート拡大

【考察】円売り材料。6/12週のドル円上昇期待。

＜まとめ＞
東京マーケット：
実質五十日仲値のドル買い需要、植田日銀総裁ハト派発言、日経平均株価上昇のリスクオン円売りでドル円上昇。

欧米マーケット：
次週の日銀会合で金融緩和維持報道でドル円上昇継続。露プーチン大統領発言の地政学リスクオフでドル円下落、カナダ雇用統計の弱い数値が米利上げ期待後退に波及しドル円下落。その後、週末かつ次週FOMC控えて様子見のためか乱高下で方向感なし。

ＦＲＢは６月に利上げを停止し、12月まで据え置き－エコノミスト予想（Bloomberg）