ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
<注目材料>
(1)3/10の欧米マーケット影響
米国雇用統計の弱い数値でドル円急落。また、米国シリコンバレー銀行(SVB)の経営破綻が波及し株先物・株価指数下落のリスクオフ円買いでドル円下落加速。
(2)経済指標
・注目材料なし
(3)要人発言
・FEDウォッチャーであるWSJ紙のニック・ティミラオス氏(Twitter):ブラックアウト期間のため、いつもの様に発言や記事には要警戒。
3/13は突発的な材料なければ、3/10の米国雇用統計の弱い数値とSVB経営破綻リスクオフによるドル円下落の影響を引き継ぐか、連日の急落から一旦の調整上昇が生じて揉み合いに日になると想定。
(ドル円動き例)
マーケットの動き
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
7:16~要人発言
FRB, 米国財務省(Bloomberg)
「緊急貸し付けプログラムで預金者保護」
「流動性面の圧力に対処する」
【考察】リスクオフ急拡大を防ぐために短時間での対策発表。リスクオフが後退しドル円上昇。
東京マーケット(9:00~15:00)
17:32 要人発言
日銀(Bloomberg)
ETF701億円買い入れ
【考察】円売り材料だが、市場の注目材料は米国のシリコンバレー銀行(SVB) 破綻関連であるためドル円上昇なく、リスクオフでドル円下落継続。
欧州マーケット(17:00~25:30)
NYマーケット(22:30~29:00)
22:03~要人発言
米国バイデン大統領(Bloomberg)
「米国納税者の損失負担はない」
「銀行の投資家は保護されない」
「議会に銀行の規制強化を求める」
【考察】金融不安払拭への迅速な行動でリスクオフ後退しドル円下落から上昇に転換。
東京マーケット:米国シリコンバレー銀行(SVB)や米国シグネチャー銀行破綻関連の要人発言や報道でドル円乱高下。
欧米マーケット:欧州オープンから米国2銀行経営破綻の波及懸念によるリスクオフ円買い、米国債利回り低下のドル売りでドル円急落。しかし、米国政府等の緊急対応でリスクオフ後退しドル円下落止まり、NYクローズに掛けて揉み合い。
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
NYマーケットクローズ時点の通貨強弱
- NZD(資源国リスクオン通貨):
- AUD(資源国リスクオン通貨):
- GBP(リスクオン通貨):
- JPY(リスクオフ通貨):株先物・株価指数急落リスクオフで買い。リスクオフ後退で売り。
- CHF(リスクオフ通貨):
- EUR(リスクオン通貨):米国金融不安波及で売り。ECBのハト派観測で売り。
- CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):
- USD(基軸通貨):米国金融不安で売り。
米国債イールドカーブ
3/13(月)は3/10(金)に対してブル(短期金利低下、長期金利低下、逆イールド縮小)でドル売り・ドル買い材料交錯。ドルインデックス日足陰線は金利低下の影響大。
*逆イールドはリセッションのサイン(Bloomberg)、逆イールド拡大(Bloomberg)
3月FOMCの利上げ幅市場コンセンサスは、25bpsが44.6%、50bpsが55.4%で拮抗(CME FedWatch Tool)。
米国債利回り急低下で利上げ停止観測(Bloomberg)
テクニカル分析
ドル円トレード
- 月足:3月陰線形成中。ボリンジャーバンド+1σ下抜け。三尊の右肩形成しつつあり。
- 週足:3/6週、陰線。上昇トレンドの押し目20MA付近で揉み合いやすい。
- 日足:3/10陰線。急落続いて、20MAかつ押し安値付近の為、3/13はやや上昇優位か。
- 4H足:下降トレンド。
- 1H足:下降トレンド。
- 15M足:レンジ。
【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス135.145をダウ上昇→目標4H足レジスタンス135.750
②ショート
(C)1H足サポート134.725をダウ下落→目標1H足サポート134.297
【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。
・条件合わずトレードなし
3月通算:3勝1敗、勝率75.0%、平均RR1.84 、獲得Pips +94.1
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