2023年4月18日(火)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)4/17の欧米マーケット影響
米国ニューヨーク連銀製造業景気指数の強い数値でドル円急騰。

(2)経済指標
・米国住宅着工件数、許可件数

(3)要人発言
・FRB当局者

(4)その他
・米国主要企業決算

4/18は、前日同様に経済指標結果通りにドル円が反応するか注目したい。米国住宅着工件数、許可件数は予想が弱いことから強い結果が出ればサプライズとなる。反対に弱い数値が出ても反応は小さい見込み。
ドル円動き例

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

15:21~要人発言
植田日銀総裁(Bloomberg
「政府・日銀の共同声明、直ちに見直す必要ない」
「金融緩和を継続する」

【考察】ハト派発言だが、従来通りでサプライズなくドル円下落継続。

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

19:46 米国主要企業決算
バンク・オブ・アメリカ(Bloomberg
売上高:予想253億ドル、結果263億ドル(◎)
EPS:予想0.82ドル、結果0.94ドル(◎)

【考察】強い数値でダウ先物上昇。ドル円下落ストップ。

20:32 米国主要企業決算
ゴールドマン・サックス(Bloomberg
売上高:予想128億ドル、結果122億ドル(×)
EPS:予想8.21ドル、結果8.79ドル(◎)

【考察】弱い数値でダウ先物急落。ドル円下落継続。

21:30 経済指標
米国住宅着工件数3月度(Bloomberg
住宅購入に伴い、家電などの耐久消費財も購入されることが多く、個人消費への波及効果が大きいため注目される。また、最近はFRB当局者が住宅関連指標をインフレ把握のために注目していることから、更に重要度が上がっている。

件数:前回145.0万件(改定143.2)、予想141.0万件、結果142.0万件(○)
前月比:前回9.8%(改定7.3)、予想-3.4%、結果-0.8%(○)

米国住宅建築許可
件数:前回152.4万件(改定155.0)、予想146.0万件、結果141.3万件(×)
前月比:前回13.8%(改定15.8)、予想-6.4%、結果-8.8%(×)

【考察】強弱入り交じ数値だが、着工件数がより注目されているためかドル円上昇。

22:00~要人発言
米国ブラード・セントルイス連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg
「利上げ継続が必要」
「5.50~5.75%までの利上げ支持」

【考察】5月FOMCでの利上げ打ち止めが市場コンセンサス。この時の政策金利は5.00~5.25%。よって、市場コンセンサスより2回追加利上げとなる強いタカ派発言。しかし、ドル円上昇は一時的で、利上げによる景気後退懸念が意識されたためかドル円急落。

24:06~要人発言
米国ボスティック・アトランタ連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg
「あと1回の利上げ支持」
「利上げ後は政策金利据え置き支持」

【考察】タカ派発言だが、米国ブラード・セントルイス連銀総裁よりはハト派で景気後退懸念が薄れドル円上昇。

29:06 米国主要企業決算
ネットフリックス
売上高:予想818億ドル、結果816億ドル(×)
EPS:予想2.86ドル、結果2.88ドル(◎)

東京マーケット:前日NYマーケットでの上昇から上値が重い為かロング勢の一部決済が入ったようで下落スタート。しかし、仲値直前から再上昇。一時134.70まで上昇するも、材料なく再び下落。

欧米マーケット:東京クローズの前の流れを引き継ぎ、欧州通貨や資源国通貨買いドル売りでドル円下落スタート。米国住宅着工件数・許可件数は強弱入り交じる数値だったが、注目度の高い住宅着工件数が材料視されたためかドル円上昇。
その後、米国ブラード・セントルイス連銀総裁の強烈なタカ派発言で景気後退懸念のためかドル円下落、米国ボスティック・アトランタ連銀総裁もタカ派発言だがややマイルドで景気後退懸念が薄れたのかドル円上昇。
米利上げ期待と、米国債利回りツイスト・逆イールド拡大・リスクオフによる景気後退懸念の材料交錯のためか、NY引けに掛けて方向性なく上下に振れて引け。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. AUD(資源国リスクオン通貨):豪準備銀行議事要旨のタカ派内容や中国経済指標の強い数値で買い。
  2. GBP(リスクオン通貨):英国雇用統計の強い数値で買い。
  3. EUR(リスクオン通貨):
  4. NZD(資源国リスクオン通貨):
  5. JPY(リスクオフ通貨):
  6. CHF(リスクオフ通貨):
  7. USD(基軸通貨):
  8. CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):

米国債イールドカーブ

4/18(火)は4/17(月)に対してツイスト(短期金利上昇、長期金利低下、逆イールド拡大)でドル売り材料。
ドルインデックス日足陰線は金利上昇の影響と推測。

*逆イールドはリセッションのサイン(Bloomberg)、逆イールド拡大(Bloomberg

5月FOMCの利上げ幅見通しは、据え置きが17.2%、25bpsが82.8%。(CME FedWatch Tool

テクニカル分析

トレード

  • 月足:4月十字線形成中。
  • 週足:4/17週、陽線形成中。
  • 日足:4/17陽線。戻り高値越えており、押し目後は強い上昇の可能性あり。
  • 4H足:上昇トレンド。
  • 1H足:上昇トレンド。
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス134.552をダウ上昇→目標1H足レジスタンス134.865

②ショート
(B)1H足サポート134.394かつ20MAをダウ下落→目標1H足サポート134.183

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

トレード1
134.395かつ1H足20MAをダウ下落→(C)ショート
ショート:134.365
T/P:134.183
獲得pips:+18.2
4月通算:10勝11敗、勝率47.6%、平均RR 2.08、獲得Pips +171.4

(Trading View)

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