2022年12月23日(金)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

(1)12/22欧米マーケットの影響:株先物・株価指数下落のリスクオフドル買い円買い交錯、米国新規失業保険・失業保険継続申請件数が総じて強く、米国実質GDP改定値が全て強い数値でドル円上昇。しかし、米国景気先行指数が弱い数値でドル円下落。その後は、リスクオフ後退や米国指標結果の影響交錯して方向感のない動き。
12/23スタートも、ドル買い円買い交錯して方向感出にくいと考えます。

(2)米国経済指標(⑥):注目度の高い指標多数。中でもPCEデフレータ。

(3)その他:米国金融市場はクリスマス休暇前の短縮取引。NYマーケットからは小幅値動きか、閑散市場を狙った投機筋による不規則かつ急激な変動が生じる可能性があるため要注意。

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

8:30 経済指標
日本消費者物価指数11月度(Bloomberg
前年比:前回3.7%、予想3.9%、結果3.8%(△)
コア前年比:前回3.6%、予想3.7%、結果3.7%(○)

8:50 要人発言
政策委員会・金融政策決定会合議事要旨(10月27・28日分)(日本銀行

東京マーケット(9:00~15:00)

9:55 実質五十日仲値(12/25休日につき)
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。

16:37 要人発言
首相官邸(Bloomberg
「北朝鮮、ミサイル発射」

【考察】地政学リスクオフでドル円下落。

欧州マーケット(17:00~25:30)

22:30 経済指標
米国耐久財受注速報値11月度(Bloomberg
前月比:前回1.0%(改定0.7)、予想-0.8%、結果-2.1%(×)
コア前月比:前回0.5%(改定0.1)、予想0.0%、結果0.2%(◎)

22:30 経済指標
米国個人所得11月度:前回0.7%(改定)、予想0.2%、結果0.4%(○)
米国個人支出11月度:前回0.8%(改定0.9)、予想0.2%、結果0.1%(×)

22:30 経済指標
米国PCEデフレータ11月度(Bloomberg
前年比:前回6.0%(改定6.1)、予想5.6%、結果5.5%(×)
前月比:前回0.3%(改定0.4)、予想0.2%、結果0.1%(×)
コア前月比:前回0.2%(改定0.3)、予想0.2%、結果0.2%(○)
コア前年比:前回5.0%(改定)、予想4.6%、結果4.7%(○)

【考察】強弱入り交じる数値で初動乱高下。その後は、注目度の高いコアが材料視されたためか強いドル円上昇。

NYマーケット(23:30~30:00)、米国金融市場はクリスマス休暇前の短縮取引。

24:00 経済指標
米国ミシガン大学消費者信頼感指数確報値12月度(Bloomberg
米国コンファレンスボード消費者信頼感指数に先行して発表されるため注目度は高い。米国GDPの約70%を占める個人消費の動向を確認できる。
前回59.1、予想59.1、結果59.7(◎)

米国ミシガン大学インフレ予測12月度
1年先:前回4.6%、予想4.6%、結果4.4%(×)
5年先:前回3.0%、予想3.0%、結果2.9%(×)

24:00 経済指標
米国新築住宅販売件数11月度(Bloomberg
住宅市場は消費に大きな影響を与えることから景気の先行指標として中古住宅販売件数とともに重要。
件数:前回63.2万件(改定60.5)、予想60.5万件、結果64.0万件(◎)
前月比:前回7.5%(改定8.2)、予想-5.1%、結果5.8%(○)

24:26 要人発言
米国バイデン大統領
「インフレは低下している」

29:30 経済指標
IMM通貨先物
円ショート縮小(ポジション推移

【考察】円買いのドル円下落材料

東京マーケット:月末に近づき、かつ休日前の実質五十日仲値のドル買い需要のためか仲値に向かいドル円上昇。その後は、材料乏しく小幅レンジ。

欧米マーケット:注目度が高い米国PCEは強弱入り交じったものの、コアの注目度がより高くドル円上昇。その後はクリスマス休暇前の欧米勢が利確して撤退したためか下落転じ小幅推移で引け。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. NZD(資源国リスクオン通貨):株先物・株価指数上昇のリスクオンで買い。
  2. AUD(資源国リスクオン通貨):株先物・株価指数上昇のリスクオンで買い。
  3. CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):原油先物価格上昇で買い。
  4. EUR(リスクオン通貨):ECB利上げ期待で買い。
  5. GBP(リスクオン通貨):
  6. USD(基軸通貨):
  7. CHF(リスクオフ通貨):
  8. JPY(リスクオフ通貨):

米国債イールドカーブ

12/23(金)は12/22(木)に対してベア(短期金上昇、長期金利上昇、逆イールド縮小)でドル買い材料。しかし、ドルインデックス下落しており材料外の動き。

テクニカル分析

ドル円トレード

  • 月足:11月大陰線で引け。12月陰線形成中。ボリンジャーバンド+1σ下抜け。
  • 週足:12/19週、陰線形成中。下降トレンド推進波。
  • 日足:12/22十字線。
  • 4H足:レンジ。
  • 1H足:上昇チャネル。
  • 15M足:上昇チャネル。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス132.693→レジサポ→目標4H足レジスタンス133.186


②ショート
(C)1H足サポート131.566下抜け→レジサポ→目標日足サポート131.162


【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー

トレード1
132.693上抜け→レジサポ前、上長ヒゲのため(A)ロング見送り

12月通算:6勝6敗1分、勝率50.0%、平均RR1.95
12月獲得pips:+127.9

(Trading View)

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