2022年10月31日(月)~11月6日(日)ドル円注目材料まとめ(11/6更新)

ドル(USD)

経済指標
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

2022/10/31(月)

22:45 経済指標
米国シカゴ購買部協会景気指数10月度
米国ISM製造業景気指数の前営業日に発表される同指標の先行指標。
基準50、前回45.7、予想47.3、結果45.2(✕)

【考察】注目度は低いものの弱い数値だったためかドル円レンジ推移。

23:30 経済指標
米国ダラス連銀製造業活動指数10月度
基準0、前回-17.2、予想-18.5、結果-19.4(✕)

【考察】注目度は低いものの弱い数値だったためかドル円レンジ推移。

24:00 月末ロンドンフィックス

25:01 要人発言
米国バイデン大統領(Bloomberg)
エネルギー企業に超過利潤への課税提案予定

【考察】米国政局不安に繋がりドル売り材料ですが提案段階の為か、ドル円材料材料視されず。

25:40 要人発言
米国バイデン大統領
「石油産業は米国へ投資するという約束を果たしていない」
「石油会社がガソリン価格を下げないなら、超過利潤に課税するつもり」
「石油会社の利益を転嫁すればガソリン価格は下落する」

【考察】米国政局不安に繋がりドル売り材料ですが提案段階の為か、ドル円材料材料視されず。

2022/11/1(火)

22:45 経済指標
米国PMI確報値10月度:基準50。景気先行性高いため注目度高い。
製造業:前回49.9、予想49.9、結果50.4(◎)

23:00 経済指標
米国ISM製造業景気指数10月度(Bloomberg)
景気の先行指標として注目度大。
基準50、前回50.9、予想50.0、結果50.2(○)

23:00 経済指標
米国建設支出9月度(Reuters)
前月比:前回-0.7%(改定)、予想-0.5%、結果0.2%(◎)

23:00 経済指標
米国JOLT求人労働異動調査9月度(Bloomberg)
前回1005.3万件(改定1028.0)、予想975.0万件、結果1071.7万件(◎)

【考察】最も注目された米国ISM製造業景気指数含めて全ての指標が強い数値でドル円上昇

2022/11/2(水)

20:00 経済指標
米国MBA住宅ローン申請指数:住宅販売数件数や住宅着工件数の先行指標
前週比:前回-1.7%、結果-0.5%(◎)

21:15 経済指標
米国ADP雇用者数10月度(Bloomberg)
前月比:前回20.8万人、予想19.5万人、結果23.9万人(◎)

【考察】
発表前:15M足下降トレンド中。
発表後:前回かつ予想より強い数値。初動はドル円上昇したが、FOMC前で指標トレード勢も早々に利確したためか上昇から全戻しの下落。

23:30 経済指標
米国週間石油在庫統計
「在庫増→需要低迷・供給過多→原油・ガソリン売り材料→ドル売り材料」、「在庫減→需要増・供給不足→原油・ガソリン買い材料→ドル買い材料」
原油在庫:前回258.8万バレル、予想36.7万バレル、結果-311.5万バレル(✕)
ガソリン在庫:前回-147.8万バレル、予想-135.8万バレル、結果-125.7万バレル(◎)

27:00 経済指標
米国FRB政策金利11月度(Federal Open Market Committee)
前回3.00-3.25%、予想3.75-4.00%、結果3.75-4.00%(○)


27:00 要人発言
米国FOMC声明(Bloomberg)
「将来の目標レンジの引き上げペースを決めるにあたり、金融政策の累積的な引き締めが、経済活動やインフレに影響を与える時間差や、経済・金融情勢を考慮する」
「75bps利上げは満場一致」

27:01 報道
米国WSJニック記者(Twitter
「FRB は 75 ベーシス ポイント利上げを実施」
「FOMC 声明の新しい文言は、更に利上げしても利上げ幅は小幅を示唆」

【考察】
発表前:15M足下落から手控えでレンジ推移。
発表後:新たに追加された文言では、小幅利上げに留まる見通し。つまりハト派と捉えられたことで、「米国債利回り急落→ドル売り→ドル円下落」。

27:34 要人発言
米国パウエルFRB議長(Bloomberg)
「現在のインフレは目標を大きく上回っている」
「持続的な利上げが必要」
「ターミナルレートは予想より高くなる」
「高インフレが消費者に大きな重荷となることを理解している」
「ある時点で利上げペースを落とすことが適切だが、まだその時期は来ていない」
「利上げはデータ次第」
「利上げ減速の議論は早ければ12月会合であり得る」
「利上げ過ぎとは思わない」
「利上げ停止は時期尚早」
「ソフトランディングは不明確」
「労働市場は依然として逼迫」
「不況に陥るかは誰も分からない」

【考察】タカ派とハト派発言交錯。しかし、総じてタカ派発言多く、「米国債利回り上昇→ドル買い→ドル円上昇」。政策金利・声明文で生じたドル円下落から全戻しの上昇。

2022/11/3(木)

20:30 経済指標
米国チャレンジャー人員削減10月度
米国雇用統計の2日前に発表。「前回より高い数値→ドル売り材料」、「前回より低い数値→ドル買い材料」
前年比:前回67.6%(改定30.0)、予想-、結果33.8%(✕)

21:30 経済指標
米国新規失業保険申請件数(Bloomberg)
失業者が初めて申請した失業保険給付の申請件数を示す指標。失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回21.7万件(改定21.8)、予想22.0万件、結果21.7万件(◎)

米国失業保険継続申請件数
新規申請後に失業保険の申請を継続している人数を示す指標。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回143.8万件(改定)、予想145.0万件、結果148.5万件(✕)

21:30 経済指標
米国非農業部門労働生産性指数速報値第3四半期
農業部門を除いたモノとサービスを生産する労働者の生産性を把握する指標。
前期比:前回-4.1%、予想0.6%、結果0.3%(△)

米国単位労働コスト速報値第3四半期
前期比:前回10.2%(改定8.9)、予想4.1%、結果3.5%(✕)

21:30 経済指標
米国貿易収支9月度:貿易収支はGDPの構成要素。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」
前回-674億ドル、予想-722億ドル、結果-733億ドル(✕)

22:45 経済指標
米国PMI確報値10月度:基準50。景気先行性高いため注目度高い。
サービス業:前回46.6、予想46.6、結果47.6(◎)
総合:前回47.3、予想47.3、結果48.2(◎)

23:00 経済指標
米国製造業新規受注9月度
前月比:前回0.0%、予想0.3%、結果0.3%(○)

23:00 経済指標
米国耐久財受注確報値10月度
前月比:前回0.4%(改定)、予想0.4%、結果0.4%(○)
コア前月比:前回-0.5%、予想-0.5%、結果-0.5%(○)

23:00 経済指標
米国ISM非製造業景気指数10月度(Bloomberg)
景気の先行指標として注目度大。
基準50、前回56.7、予想55.5、結果54.4(✕)

【考察】注目度の高い米国ISM非製造業景気指数が弱い数値で、 「米国債利回り低下→ドル売り→ドル円下落」

2022/11/4(金)

21:30 経済指標
米国雇用統計10月度(Bloomberg)
非農業部門雇用者数:前回26.3万人、予想20.0万人、結果26.1万人(○)
失業率:前回3.5%、予想3.6%、結果3.7%(✕)
平均時給
前年比:前回5.0%、予想4.7%、結果4.7%(○)
前月比:前回0.3%、予想0.3%、結果0.4%(◎)

【考察】
発表前:4H足三角持ち合いの中、15M足下降チャネルの下限付近。
発表後:強弱入り混じる結果。総じて強い数値のためドル円上昇継続の可能性高いと考えましたが、上昇は初動のみで急落。失業率上昇だけが強く材料視されたとしても、これだけでドル円急落が続くとは考えにくい。Sell the factで投機筋が仕掛けたか。

23:00 要人発言
米国コリンズ・ボストン連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)(Bloomberg)
「経済の将来性には楽観的」
「最終的な金利水準に焦点を移す時期」
「最終的な金利水準についてコメントするのは時期尚早」
「更なる引き締めはリスクになり得る」
「政策金利は想定よりも高くする必要があるかもしれない」

【考察】ハト派とタカ派発言で、ドル円下落から上昇へ転換。

23:08 要人発言
米国バーキン・リッチモンド連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)(Bloomberg)
「政策金利の最終地点は5%超の可能性がある」
「雇用市場のタイトな状況、インフレ持続なら行動を続けなければならない」

【考察】タカ派発言でドル円上昇。

26:31 要人発言
米国バーキン・リッチモンド連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
「強い米国雇用統計の結果は利上げ継続の必要性を示唆」
「需要と供給のバランスを取り戻すために更にやるべきことがある」

【考察】タカ派発言でドル円下げ止まり。

27:38 要人発言
米国エバンス・シカゴ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)(Reuters)
「利上げ幅を縮小しても金融引き締めの余力は十分」
「75bpsより小規模な利上げに落とし、データを注視することは理にかなう」
「たとえ1年後であっても、利上げの一時停止を考える可能性あり」

【考察】ハト派発言でドル円下落。

28:00 経済指標
米国消費者信頼残高9月度
前回322.4億ドル、予想億ドル、結果億ドル()

2022/11/5(土)

2022/11/6(日)

米国冬時間開始
NY株式市場は、日本時間23:30~30:00へ移行

円(JPY)

2022/10/31(月)

8:50 経済指標
日本鉱工業生産速報値9月度(日本経済新聞
前月比:前回3.4%、予想-0.8%、結果-1.6%(△)
前年比:前回5.8%、予想10.4%、結果9.8%(△)

9:55 月末仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。

19:00 経済指標
財務省
外国為替平衡操作の実施状況(財務省)(Bloomberg)

【考察】覆面介入が明らかになった。1日当たりの円買い介入額としては1998年4月10日の2兆6201億円を上回り、過去最大。3~5(兆円/回)規模の介入はあと3~5回可能との見積もりも出ているが、投機筋を狙ってくるのは確実。財務省の底が見えたと判断されたためかドル円上昇。

2022/11/1(火)

9:40 要人発言
鈴木財務相(Bloomberg)
「為替介入は一定の効果ある」
「投機による過度な為替変動は容認できない」
「過度な為替変動には適切な対応を取りたい」
「為替介入は公表することもあれば、しないこともある」

【考察】円安牽制発言。ドル円小幅下落。

9:55 月初仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。

10:51 要人発言(参議院財政金融委員会)
黒田日銀総裁
「パンデミックからの回復を助けるため金融緩和維持」
「足もとの物価高の主因は輸入物価の上昇」
「政府との政策は緊密に連携している」
「日銀金融政策は間違っていない」

【考察】金融緩和継続発言。10/28に日銀金融政策決定会合後の会見と異なる発言する訳がなくサプライズなし。

2022/11/2(水)

8:50 経済指標
日本マネタリーベース10月度(日本銀行
日銀はマネタリーベースについて、コア消費者物価指数の前年比が安定的に2%を超えるまで拡大方針を継続。
前回-3.3%、結果-6.9%(✕)

【考察】マネタリーベースの減少は「ステルス・テーパリング」を示唆しており円買い材料となりドル円下落。

8:50 経済指標
政策委員会・金融政策決定会合議事要旨(9月21・22日分)(日本銀行)(Bloomberg)
「最近の為替相場の急激かつ投機的な動きは、わが国経済にとって望ましくないとの見方」
「為替円安が一段と進んでいる背景には、内外の金融政策の方向性の違い等も指摘されている」
「大規模な金融緩和を粘り強く続けていくことが適当」
「出口戦略についても市場と適切なコミュニケーションを取っていくことが、金融市場の安定性確保の観点から重要」

【考察】総じて金融緩和継続が必要との内容。しかし円安牽制発言や出口戦略への言及も出ているのは緩和政策変更へのヒントとなりためか、ドル円下落。

8:58 報道
防衛省(Bloomberg)
「北朝鮮、ミサイル発射」

【考察】地政学リスクオフ円買いでドル円下落。

9:36 要人発言
黒田日銀総裁
「イールドカーブコントロールでカーブ全体に下向き圧力をかけることが適切な政策」
「金融緩和継続で経済を支えることが適切」
「イールドカーブコントロール柔軟化は将来の政策オプションだが直ぐには出来ない」
「最近の円安は急速かつ一方的で望ましくない」

【考察】金融緩和継続発言だが、将来の出口戦略への言及や円安牽制発言もあり。

10:14 要人発言
鈴木財務相
「投機的な過度な為替変動は容認できない」
「過度な為替変動には対応する」

【考察】円安牽制発言

10:46 要人発言
黒田日銀総裁
「急激かつ一方的な変動は投機であり、介入はG7でも当然視されている」
「急激な変動はファンダメンタルズに反している可能性」

【考察】円安牽制発言

13:08 要人発言
鈴木財務相
「為替介入が必要な場合、瞬時に対応する」

【考察】円安牽制発言

2022/11/3(木)

文化の日で祝日休場

7:47 要人発言
防衛省(Bloomberg)
「北朝鮮、ミサイル発射」

【考察】地政学リスクオフ円買い材料。しかし前日NYマーケットのドル円上昇影響強く上昇継続。

8:41 要人発言
海上保安庁(Bloomberg)
「北朝鮮、ミサイル発射2回目」

8:54 要人発言
海上保安庁
「北朝鮮、ミサイル発射3回目」

【考察】立て続けの地政学リスクオフ円買い材料の為かドル円下落。

2022/11/4(金)

9:55 実質五十日仲値(11/5休日の為)
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。

28:30 経済指標
IMM通貨先物
円ショート縮小(ポジション推移

【考察】円買いでドル円下落材料。

2022/11/5(土)

17:57 要人発言
中国国家衛生健康委員会(Bloomberg)
「ゼロコロナ政策、堅持」

【考察】世界的な景気減速のリスクオフ材料。

2022/11/6(日)

コメント

タイトルとURLをコピーしました