ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
<注目材料>
(1)3/24の欧米マーケット影響
NYマーケットオープン前からリスクオンとなり巻き戻しの円売りでドル円上昇、イエレン財務長官の金融安定監視評議会招集でリスクオン強まりドル円上昇継続、米国PMIの強い数値を受けてドル円上昇。FRB要人のタカ派発言で上昇継続。
(2)経済指標
・注目材料なし
(3)要人発言
・FRB当局者の公式会見以外のインタビュー等などに要注意。
(4)その他
・欧米金融システム不安の影響:やはり払拭できていない問題。引き続き突発的なヘッドラインでリスクオフによるドル円急落には注意したい。
・月末ロンドンフィックス
3/27は注目度の高い経済指標や要人発言が予定されていないことから、欧米金融システム不安に関するヘッドラインや月末ポジション調整で乱高下する可能性あり。
(ドル円動き例)
マーケットの動き
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
東京マーケット(9:00~15:00)
14:00 報道
米国ファースト・シチズンズ(Bloomberg)
「シリコンバレー銀行(SVB)買収合意」
【考察】米国金融システム不安低下→リスクオフ巻き戻しの円売り主導でドル円急騰。やはり、今週も欧米金融システム不安が相場の注目材料。ヘッドラインでドル円も変動する可能性高い。
欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)
24:00 月末ロンドンフィックス
月末・期末・年末はリバランス(大口投資家のポートフォリオ調整)で為替取引が活発になり急変動しやすい。
24:34~要人発言
米国バーFRB副議長(証言準備書面)
「金融システム保全のためにあらゆる措置を講じる準備」
【考察】金融システム不安後退でドル円上昇継続
26:00 経済指標
米国2年債入札(Upcoming Auctions)
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回4.673%、結果3.954%(×)
【考察】入札不調でドル円上昇。
東京マーケット:マーケット中盤までは先週末の米国PMIの強い数値やFRB当局者のタカ派発言のと、欧米金融システム不安の材料交錯でドル円方向性なかったものの、米国ファースト・シチズンズの
SVB買収合意報道を受けて一気にリスクオフ後退から巻き戻し円売り主導でドル円急騰。
欧米マーケット:欧州スタートこそドル円下落したものの、金融システム不安後退により欧州株価指数上昇のリスクオン円売り主導でドル円上昇し、NYマーケットも上昇継続。
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
NYマーケットクローズ時点の通貨強弱
- CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):
- GBP(リスクオン通貨):
- CHF(リスクオフ通貨):
- EUR(リスクオン通貨):
- AUD(資源国リスクオン通貨):
- USD(基軸通貨):
- NZD(資源国リスクオン通貨):
- JPY(リスクオフ通貨):欧米金融システム不安後退のリスクオンで巻き戻しの売り
米国債イールドカーブ
3/27(月)は3/24(金)に対してベア(短期金利上昇、長期金利上昇、逆イールド拡大)でドル買い・売り材料交錯。
ドルインデックス日足陽線は金利上昇の影響大。
*逆イールドはリセッションのサイン(Bloomberg)、逆イールド拡大(Bloomberg)
5月FOMCの利上げ幅見通しは、据え置きが53.0%、25bpsが47.0%。(CME FedWatch Tool)
テクニカル分析
トレード
- 月足:3月陰線形成中。ボリンジャーバンド+1σ下抜け。三尊の右肩形成しつつあり。
- 週足:3/20週、陰線。
- 日足:3/24陽線。下降トレンドだが下ヒゲピンバーから上昇に転じる可能性あり。
- 4H足:下降チャネル。
- 1H足:上昇トレンド。
- 15M足:上昇トレンド。
【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス130.884をダウ上昇→目標1H足レジスタンス131.239
②ショート
(B)1H足サポート130.459をダウ下落→目標1H足サポート130.104
【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。
トレード1
130.884をダウ上昇→(A)ロング
ロング:130.886
S/L:130.685
獲得pips:-18.1
3月通算:11勝4敗、勝率73.3%、平均RR2.00 、獲得Pips +359.6
コメント