2022年8月26日(金)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

注目材料

1. 経済指標・要人発言
本日の米国経済指標はどれも注目度が高く、米国ジャクソンホール シンポジウムにおけるパウエルFRB議長発言が更に注目度が高いと考えます。

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

8:30 経済指標(Bloomberg)
日本東京消費者物価指数8月度
前年比:前回2.5%、結果2.9%(◎)
コア前年比:前回2.3%、予想2.5%、結果2.6%(◎)
コアコア前月比:前回0.3%、結果0.3%(○)

東京マーケット(9:00~15:00)

欧州マーケット(16:00~25:00)

21:30 経済指標
米国卸売在庫速報値7月度
「在庫増→需要低下→ドル売り」、「在庫減→需要増加→ドル買い」
前月比:前回1.8%(改定1.9)、予想1.4%、結果0.8%(✕)

21:30 経済指標(Bloomberg)
米国個人所得7月度:前回0.6%(改定0.7)、予想0.6%、結果0.2%(✕)
米国個人支出7月度:前回1.1%(改定1.0)、予想0.4%、結果0.1%(✕)

21:30 経済指標
米国PCEデフレータ7月度
デフレータ前年比:前回6.8%、予想6.4%、結果6.3%(✕)
コアデフレータ前月比:前回0.6%、予想0.3%、結果0.1%(✕)
コアデフレータ前年比:前回4.8%、予想4.8%、結果4.6%(✕)

21:38 要人発言(Reuters)
米国ボスティック・アトランタ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
「利下げは時期尚早」
「景気抑制の政策金利水準は3.50-3.75%の範囲」
「年末までに政策金利3.50-3.75%に到達すると思う」
「現在リセッションに陥っていない」
「9月FOMCで0.50%利上げ支持に傾いている」

【考察】タカ派発言ですが0.75%利上げ後退はハト派的

22:03 要人発言
米国ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
「景気後退に入っても小さいものになる見込み」
「インフレ抑制に必要な措置を講じる」
「景気抑制の金利水準が3%超えることは明白」
「インフレ抑制のために失業率を5%に上げる必要があるとは思わない」
「年末までに政策金利3.75-4.00%にする」

【考察】タカ派発言

NYマーケット(22:30~29:00)

23:00 経済指標(Bloomberg)
米国ミシガン大学消費者信頼感指数確報値8月度
米国コンファレンスボード消費者信頼感指数に先行して発表されるため注目度は高い。米国GDPの約70%を占める個人消費の動向を確認できる指標。
前回55.1、予想55.1、結果58.2(◎)

米国ミシガン大学5年インフレ予測確報値8月度
前回3.00%(改定2.90)、予想3.00%、結果2.90%(△)

米国ミシガン大学期待インフレ率確報値8月度
前回5.0%(改定5.2)、予想5.0%、結果4.8%(✕)

23:02 要人発言(Bloomberg)
米国パウエルFRB議長
カンザスシティ連銀主催のジャクソンホールシンポジウムでの講演。9月FOMCでの利上げについて具体的な発言があるかに注目。
「9月FOMCでの利上げ幅は完全にデータ次第」
「引き締め政策は一定期間必要」
「早急な緩和のリスクを歴史が警告」
「7月のインフレデータ低下は歓迎だが、必要な水準には未達」
「高いインフレは家計や企業にとって苦痛が生じる」
「高インフレの長期化は、インフレ定着の可能性がある」

【考察】タカ派発言。初動アルゴリズム取引の影響もあるためか乱高下。乱高下収まった後からはドル円上昇。

24:33 要人発言(Reuters)
米国メスター・クリーブランド連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
「9月FOMCでの利上げは0.50%から0.75%を支持」
「7月インフレデータは歓迎すべきだが、更なるインフレ低下の証拠が必要」
「政策金利4%以上に引き上げ必要」
「パウエルFRB議長の演説は力強いメッセージ」

【考察】タカ派発言

28:16 要人発言
米国メスター・クリーブランド連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
「インフレは多くの問題を引き起こしている」
「失業率は現在の水準から上昇する見込み」
「インフレピークの判断は時期尚早」
「インフレ低下の証拠がなければ引き続き利上げ必要」

【考察】タカ派発言

28:30 経済指標
IMM通貨先物
円ショート拡大(ポジション推移

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. USD(基軸通貨):米国経済指標が総じて弱い数値で売り。米国パウエルFRB議長を含む金融当局者のタカ派発言で買い。
  2. EUR(リスクオン通貨):「9月ECB定例理事会で0.75%利上げ可能性あり」との報道で買い。「エネルギー価格急騰→欧州リセッション懸念」で売り。
  3. CHF(リスクオフ通貨):
  4. JPY(リスクオフ通貨):
  5. GBP(リスクオン通貨):
  6. CAD(資源国リスクオン通貨):
  7. AUD(資源国リスクオン通貨):
  8. NZD(資源国リスクオン通貨):

米国債イールドカーブ

8/26(金)は8/25(木)に対してベア(短期金利上昇、長期金利上昇、長短金利差拡大)。2年と10年利回りの逆イールド継続。

*債券ベア:「安全資産債券売り→債券利回り上昇」、「安全資産債券売り→リスク資産買い(株式等)」、景気良好

・ドルインデックス:日足下長ヒゲ陽線。トレンドライン下抜けてレンジ。
・米国債2年利回り:日足十字線。
・米国債10年利回り:日足陰線。上昇チャネル内を推移。

テクニカル分析

ドル円チャート

  • 月足:ボリンジャーバンド+2σをバンドウォーク終了し、+2σ~+1σ間を推移。
  • 週足:ボリンジャーバンド+1σ上推移。
  • 日足:8/25陰線。ボリンジャーバンド+1σ~+2σ間を推移。
  • 4H足:ボリンジャーバンドスクイーズで三角持ち合い下限。
  • 1H足:ボリンジャーバンドスクイーズで三角持ち合い下限。
  • 15M足:ボリンジャーバンドスクイーズでレンジ。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H・4H足三角持ち合い上限かつ1H足レジスタンス136.893上抜け→レジサポ→目標1H・4H足レジスタンス137.512。

②ショート
(B)1H・4H足三角持ち合い下限かつ1H足サポート136.397下抜け→レジサポ→目標ラウンドナンバー136.000。

【考察】
前提:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

トレード1
16:15 136.893上抜け→レジサポ→(A)ロング
21:30 S/L 136.778到達→(A)ロング失敗

ロング:137.018
目標利益:(137.512-137.018)×100=49.4 pips
S/L :137.018-0.24=136.778
RR:49.4/24=2.06
結果:-24.0 pips

8月通算:10勝14敗1分、勝率41.7%
8月獲得pips:+86.8

コメント

タイトルとURLをコピーしました