2023年5月9日(火)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)5/8の欧米マーケット影響
先週末5/5(金)米国雇用統計の強い数値の影響小さく、注目度の高い5/10(水)米国消費者物価指数を控えて材料不足で134.65~135.20付近を乱高下。

(2)経済指標
・米国3年債入札

(3)要人発言
・FRB当局者

(4)その他
・欧米金融システム不安に関する要人発言や報道
・米国債務上限問題

注目度の高い5/10(水)米国消費者物価指数を控え、5/9は材料不足で乱高下に留まる可能性が高いと推測。
ドル円動き例

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

9:12~要人発言
植田日銀総裁(Bloomberg
「為替は安定推移が重要」
「物価2%達成見通しに至ればYCC撤廃の可能性」
「基調的なインフレ率に良い芽が出てきている」

【考察】インフレが高まっている中、タカ派発言と捉えられ日銀政策変更期待による円買いでドル円下落。

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

21:57~要人発言
米国ジェファーソンFRB理事(Bloomberg)(Reuters
「インフレ率低下し、経済は拡大続けることが出来る」
「銀行システムは健全で回復力がある」
「銀行の融資基準を引き上げは景気循環の典型的な流れ」

【考察】ソフトランディングの示唆で景気後退懸念後退によりドル円上昇。

25:06~要人発言
米国ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁(2023年FOMC投票権あり)(Bloomberg)(Reuters
「インフレは高すぎる」
「年内利下げの可能性低い」
「追加引き締めが適切なら実施する」
「信用の引き締りの兆候が見られる」

【考察】タカ派発言でドル円上昇。

25:16 要人発言
米国共和党マッカーシー下院議長(Bloomberg
「9月末までの債務上限引き上げに反対」

【考察】米国債務上限問題の解決が見えておらずドル売り材料だが反応薄。

26:00 経済指標
米国3年債入札(Upcoming Auctions
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.810%、結果3.695%(◎)

【考察】入札好調でドル円下落。

26:16 要人発言
ホワイトハウス(Bloomberg
「短期的な債務上限の延長は我々の計画ではない」

【考察】米国債務上限問題の解決が見えておらずドル売り材料だが反応薄。

<まとめ>

東京マーケットオープン前:
日足始値135.11。

東京マーケット:
始値135.09。
日経平均株価ギャップアップスタートのリスクオン、米国債利回り上昇で東京高値135.327まで上昇。その後、日経平均株価上昇継続したが、仲値通過後は米国債利回り低下のドル売り、更に植田日銀総裁のタカ派発言の円買いでドル円下落。
終値134.89。

欧州マーケット:
マーケットオープン前まで下落継続し日足安値134.72を付けた。
始値134.83。材料不足で方向感のない動きであったが、NYオープン直前には日足高値135.36を付けて東京マーケットの下落を全戻し。

NYマーケット:
始値135.21。
ダウ平均株価はギャップダウンスタート。米国債務上限問題の不透明感が嫌気された様子でリスクオフで134.96まで下落。その後、引けに掛けて揉み合い。
終値135.23。
日足終値。

本日は注目度の高い経済指標がなく、米国債務上限問題が相場の主材料。問題解決の見通し立っていないことから、ドル買い円買い又はドル売り円売りが連動する局面多くドル円方向性なし。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. GBP(リスクオン通貨):
  2. USD(基軸通貨):
  3. JPY(リスクオフ通貨):
  4. CHF(リスクオフ通貨):
  5. CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):
  6. NZD(資源国リスクオン通貨):
  7. AUD(資源国リスクオン通貨):
  8. EUR(リスクオン通貨):

米国債イールドカーブ

5/9(火)は5/8(月)に対してベア(短期金利上昇、長期金利上昇、逆イールド同等)でドル買い材料。
ドルインデックス日足陽線は金利上昇の影響大。

*逆イールドはリセッションのサイン(Bloomberg)、逆イールド拡大(Bloomberg

6月FOMCの利上げ幅見通しは、25bps引き下げ0.0%、据え置き78.8%。25bps引き上げ21.2%。(CME FedWatch Tool

テクニカル分析

トレード

  • 月足:5月陰線形成中。
  • 週足:5/8週、陽線形成中。
  • 日足:5/8陽線。20MAや押し安値133.64付近で下げ止まり反発上昇中。
  • 4H足:レンジ。20MAが上向きつつあり上昇優位。
  • 1H足:レンジ。
  • 15M足:上昇トレンド。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス135.207をダウ上昇→目標日足ボリンジャーバンド+1σ又は135.500

②ショート
(B)1H足サポート134.698をダウ下落→目標1H足サポート134.281

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

条件合わずトレードなし
5月通算:4勝2敗、勝率66.7%、平均RR 1.79、獲得Pips +56.8

(Trading View)

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