2023年6月20日(火)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)6/19の欧米マーケット影響
欧州オープン後、米国ブリンケン国務長官と中国習国家主席の会談が良好に終わり米中関係改善期待のドル円上昇。
しかし、中国景気刺激策発表の期待が空振りとなり、失望の欧州株下落リスクオフを受けてドル円下落。その後は、米国祝日休場を受けて小幅推移。

(2)経済指標
・米国住宅着工件数、米国住宅建築許可件数

(3)要人発言
・政府日銀要人の円安牽制
・FRB要人

(4)その他
・五十日仲値
・ウクライナ情勢緊迫化(地政学リスクオフ)

6/20は米国休場明けで値動き出る見込み。前日米国バークシャーの日本商社株持ち高比率引き上げ報道や米中関係改善期待を好感してリスクオンドル円上昇となるか、欧州株下落のリスクオフを受けてのドル円下落を見極め必要か。
また、政府・日銀から強い円安牽制発言が相次ぐ可能性高く、一時的にドル円下落に警戒必要。

ドル円動き例

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

9:45~要人発言
鈴木財務相
為替政策「必要なら適切対応」、各国と緊密に意思疎通-財務相(Bloomberg

【考察】円安牽制発言でドル円下落。

9:55 五十日仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。

10:15 経済指標
中国最優遇貸出金利(LPR)6月度
1年:前回3.65%、予想3.55%、結果3.55%(○)
5年:前回4.30%、予想4.20%、結果4.20%(○)
中国、最優遇貸出金利を10カ月ぶり引き下げ 景気下支え(Reuters

【考察】予想通り引き下げ。中国景気回復期待のリスクオン円売りでドル円上昇

11:07~要人発言
西村経産相
「為替は安定することが重要、過度な変動・投機的な動きは注視」

【考察】円安牽制発言でドル円急落。

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

21:30 経済指標
米国住宅着工5月度
住宅購入に伴い、家電などの耐久消費財も購入されることが多く、個人消費への波及効果が大きいため注目される。また、最近はFRB当局者が住宅関連指標をインフレ把握のために注目していることから、更に重要度が上がっている。

件数:前回140.1万件(改定134.0)、予想139.8万件、結果163.1万件(◎)
前月比:前回2.2%(改定-2.9)、予想-0.1%、結果21.7%(◎)

米国住宅建築許可
件数:前回141.6万件(改定141.7)、予想142.0万件、結果149.1万件(◎)
前月比:前回-1.5%(改定-1.4)、予想0.9%、結果5.2%(◎)

米住宅着工件数、2016年以来の大幅増-全ての市場予想を上回る(Bloomberg

【考察】強い数値でドル円上昇

29:37~要人発言
米国ジェファーソンFRB理事(2023年FOMC投票権あり)
「インフレ2%に戻すことに引き続き注力」
「インフレ高止まりが経済への深刻な脅威」

【考察】タカ派発言

<まとめ>
東京マーケット:
五十日に向けてドル買い需要のドル円上昇であったが、日経平均株価下落のリスクオフや政府要人の相次ぐ円安牽制発言でドル円急落したものの、日経平均株価が持ち直してほぼ全戻し上昇。

ドルは142円台に上昇、金融政策格差が円圧迫-日本株安で一時は反落(Bloomberg
きょうの国内市況(6月20日):株式、債券、為替市場(Bloomberg

欧米マーケット:
欧州オープンから株先物・株価指数下落のリスクオフ、米国債利回り低下でドル円急落。NY引けに掛けては、6/21,22のパウエルFRB議長の議会証言を控えて小幅揉み合い推移。

【欧州市況】株は続落、中国の景気刺激策に失望-英国債上昇(Bloomberg
【米国市況】株続落、最近の上昇の持続性に懐疑的-ドル141円台前半(Bloomberg

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

米国債イールドカーブ

6/20(火)は6/16(金)に対してブル(短期金利低下、長期金利低下)、逆イールド拡大のドル売り材料。

FOMCの利上げ幅見通し(CME FedWatch Tool
7月度:据え置き23.1%。25bps引き上げ76.9%。

テクニカル分析

トレード

  • 月足:6月陰線形成中。
  • 週足:6/19週、陽線形成中。上昇トレンド。
  • 日足:6/19陽線。ボリンジャーバンド+2σバンドウォーク。
  • 4H足:上昇トレンド。
  • 1H足:レンジ。
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】

①ロング
(A)1H足レジスタンス141.979をダウ上昇→目標4H足レジスタンス142.500
(B)4H足サポート141.498付近まで下落→ダウ転換上昇→目標1H足レジスタンス141.979

②ショート
(C)4H足レジスタンス142.500付近まで上昇→1H足サポート141.979をダウ転換下落→目標4H足サポート141.498

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

トレード1
141.979をダウ上昇→(A)ロング
ロング:142.151
S/L:141.978
獲得pips:-17.3
考察:政府要人の相次ぐ円安牽制発言でドル円急落。
142.17付近の日足抵抗あるため上抜けからロング狙うべきだった。
6月通算:6勝3敗、勝率66.7%、平均RR 2.12、獲得Pips +108.3

(Trading View)

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