2023年6月21日(水)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)6/20の欧米マーケット影響
欧州オープンから株先物・株価指数下落のリスクオフ、米国債利回り低下でドル円急落。NY引けに掛けては、6/21,22のパウエルFRB議長の議会証言を控えて小幅揉み合い推移。

(2)経済指標
・米国20年債入札

(3)要人発言
・政府日銀要人の円安牽制
・FRB要人

(4)その他
・ウクライナ情勢緊迫化(地政学リスクオフ)

6/21最大の注目はパウエル議長の議会証言。6月FOMCは総じてタカ派だったにも関わらず市場は利上げ停止を材料視してドル売りの流れが続いている。強いタカ派発言が出れば巻き戻しドル買いでドル円急騰もあり得そう。

パウエルFRB議長の議会証言、金利巡りメッセージ明確化の機会に(Bloomberg

ドル円動き例

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

8:50 要人発言
政策委員会・金融政策決定会合議事要旨(4月27・28日分)(日本銀行
YCC見直し、検討していいが少し様子見と1委員-4月日銀会合(Bloomberg

【考察】ハト派内容。サプライズないがドル円上昇。

東京マーケット(9:00~15:00)

10:31~要人発言
YCCの枠組み必要、金融政策の修正は時期尚早-安達日銀委員(Bloomberg

【考察】ハト派発言。サプライズないが日経平均株価下落リスクオフが強くドル円下落。

15:34~要人発言
粘り強く金融緩和を継続、2%物価目標の実現目指す-植田日銀総裁(Bloomberg

【考察】ハト派発言。サプライズないが日経平均株価上昇に転じたリスクオンでドル円上昇。

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

21:30 要人発言
米国パウエルFRB議長(議会証言、事前原稿)
「利上げ停止は一時的の見込み」

【考察】タカ派内容。サプライズないが証言に向けてタカ派期待の為か、ドル円上昇。

23:25~要人発言
米国パウエルFRB議長(議会証言、下院)
「利上げペースはより緩やかなものにすることが理にかなう可能性がある」
「インフレ目標2%に戻すことに注力」

パウエルFRB議長、金利上昇が必要-議員からは銀行規制で圧力(Bloomberg
円が対ドル7カ月ぶり安値、FRB議長発言で金融政策の差が浮き彫り(Bloomberg

【考察】総じてタカ派発言だが、利上げペース鈍化が材料視されドル円急落。

23:56~要人発言
米国ジェファーソンFRB理事
「規制は金融機関のリスク水準に見合ったレベルに設定されなければならない」

23:58~要人発言
米国クックFRB理事
「インフレ目標をまだ達成できず」
「経済成長が鈍化するリスクがある」

FRB副議長候補、各行に見合う銀行規制を支持 承認公聴会(Reuters

26:00 経済指標
米国20年債入札(Upcoming Auctions
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.954%、結果4.010%(◎)

【考察】入札好調でドル円下落。

27:00~要人発言
米国ボスティック・アトランタ連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)
アトランタ連銀総裁、追加利上げのハードルは数カ月前よりも高い(Bloomberg

【考察】政策金利据え置き支持のハト派発言でドル円下落。

27:45~要人発言
米国グールズビー・シカゴ連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)
シカゴ連銀総裁、FOMCの金利据え置きは「際どい判断」だった(Bloomberg

【考察】政策金利据え置き支持のハト派発言

<まとめ>
東京マーケット:
日経平均株価上昇のリスクオンでドル円上昇。

きょうの国内市況(6月21日):株式、債券、為替市場(Bloomberg

欧米マーケット:
欧州オープンからは米国債利回り低下に連れてドル円急落。
パウエルFRB議長の事前原稿はサプライズなくタカ派内容でドル円上昇だったが、議会証言が始まるとハト派寄りの発言もあり、Sell the factのような下落で全戻し。

【欧州市況】株下落、FRB議長発言や英インフレに反応-英国債下落(Bloomberg
【米国市況】株3日続落、FRB議長が追加利上げ示唆-一時142円36銭(Bloomberg

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

米国債イールドカーブ

6/21(水)は6/20(火)に対してブル(短期金利同等、長期金利低下)、逆イールド拡大のドル売り材料。

FOMCの利上げ幅見通し(CME FedWatch Tool
7月度:据え置き25.6%。25bps引き上げ74.4%。

テクニカル分析

トレード

  • 月足:6月陰線形成中。
  • 週足:6/19週、陰線形成中。上昇トレンド。
  • 日足:6/20陰線。ボリンジャーバンド+2σバンドウォーク。
  • 4H足:上昇トレンドからレンジに移行中。
  • 1H足:下降チャネル。
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】

①ロング
(A)1H足レジスタンス141.640かつ20MAをダウ上昇→目標日足レジスタンス141.979

②ショート
(B)1H足サポート141.275をダウ下落→目標1H足サポート140.917

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

トレード1
141.640をダウ上昇→(A)ロング
ロング:141.762
T/P:141.980
獲得pips:+21.8

6月通算:7勝3敗、勝率70.0%、平均RR 2.13、獲得Pips +130.1

(Trading View)

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