2023年6月27日(火)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)6/26の欧米マーケット影響
欧州オープン直後、円安牽制発言でドル円急落。その後の時間帯は日本要人からの口先介入の可能性は低く、日銀緩和継続に変わりないことから押し目となり全戻しの上昇。NY以降は材料不足で小動き。

(2)経済指標
・米国耐久財受注速報値
・米国住宅価格指数
・米国S&Pケースシラー住宅価格
・米国新築住宅販売件数
・米国コンファレンスボード消費者信頼感指数
・米国リッチモンド連銀製造業指数
・米国5年債入札

(3)要人発言
・政府日銀要人の円安牽制
・ECBフォーラム(6/26~28, 主要中銀関係者が出席)
・FRB要人

(4)その他
・ウクライナ情勢緊迫化(地政学リスクオフ)
・TOM(Turn of the Month)効果(アノマリー)
株式投資の月末安・月初高アノマリー。期間は営業日ベースでの月末3日間程度、月初3日間程度。
月末の損益確定、毎月一定額を積み立てる投資信託などの購入が月末・月初に集中しやすい。株式購入で株高・円売り→ドル円上昇材料、株式売りで株安・円買い→ドル円下落材料になり得る。

6/27も政府日銀要人の円安牽制発言に注目。今までと同じレベルの口先介入なら単なる押し目となりそう。強い表現あれば警戒感が高まる。
また、複数の米国経済指標が予定されており強い数値が出ればドル円急上昇の可能性あり。

来週のドル・円はじり高か、金融政策の違いに焦点当てた円売りが継続(Bloomberg
日本の当局の口先介入を警戒-円安進行で為替トレーダー(Bloomberg
日本当局の為替介入に警戒、1ドル=150円も視野で-ティー・ロウ(Bloomberg

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

12:05~要人発言
為替相場「急速で一方的」、行き過ぎた動きに適切対応-鈴木財務相(Bloomberg

【考察】円安牽制発言だが、文言に変化なくドル円小幅下落。

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

21:30 経済指標
米国耐久財受注速報値5月度:設備投資の先行指標
前月比:前回1.1%(改定1.2)、予想-1.0%、結果1.7%(◎)
コア前月比:前回-0.3%(改定-0.6)、予想0.0%、結果0.6%(◎)

米耐久財受注、コア資本財が2カ月連続増-設備投資の安定示す(Bloomberg

22:00 経済指標
米国住宅価格指数4月度
前月比:前回0.6%(改定0.5)、予想0.4%、結果0.7%(◎)

22:00 経済指標
米国S&Pケースシラー住宅価格4月度
前年比:前回-1.15%(改定-1.12)、予想-2.55%、結果-1.70%(○)

米住宅価格の回復進む、需給が逼迫-S&Pケース・シラー指数(Bloomberg

23:00 経済指標
米国新築住宅販売件数5月度
住宅市場は消費に大きな影響を与えることから景気の先行指標として中古住宅販売件数とともに重要。
件数:前回68.3万件(改定68.0)、予想67.4万件、結果76.3万件(◎)
前月比:前回4.1%(改定3.5)、予想-1.3%、結果12.2%(◎)

米新築住宅販売、5月は76.3万戸に増加-約1年ぶりの高水準(Bloomberg

23:00 経済指標
米国コンファレンスボード消費者信頼感指数6月度
米国ミシガン大学消費者信頼感指数と同様、経済活動全体に重要な役割を果たす個人消費に関する重要指標。
前回102.3(改定102.5)、予想103.8、結果109.7(◎)

23:00 経済指標
米国リッチモンド連銀製造業指数6月度
基準0、前回-15、予想-13、結果-7(◎)

26:00 経済指標
米国5年債入札(Upcoming Auctions
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.749%、結果4.019%(×)

【考察】入札不調でドル買い、ドル円上昇。

<まとめ>
東京マーケット:
政府要人から円安牽制発言あるも、直ぐに押し目買い入りドル円上昇。

ドル・円は143円台後半に上昇、円先安観が優勢-当局けん制には警戒(Bloomberg
きょうの国内市況(6月27日):株式、債券、為替市場(Bloomberg

欧米マーケット:
欧州マーケット中にリスクオフでドル円急落あったものの、米国経済指標が強い数値でドル円急騰。

【欧州市況】英債下落、引き締め継続の見方広がる-株は小幅反発(Bloomberg
【米国市況】AIトレード復活で株反発-米金利上昇受け円安、144円(Bloomberg
米国債下落、利上げ再開の観測強まる-予想上回る経済指標受け(Bloomberg

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

米国債イールドカーブ

6/27(火)は6/26(月)に対してベア(短期金利上昇、長期金利上昇)、逆イールド拡大のドル買い・売り材料交錯。

FOMCの利上げ幅見通し(CME FedWatch Tool
7月度:据え置き23.1%。25bps引き上げ76.9%。

テクニカル分析

テクニカル分析

トレード

  • 月足:6月陰線形成中。
  • 週足:6/26週、陰線形成中。上昇トレンド。
  • 日足:6/26下ヒゲピンバー陰線。上昇トレンド。
  • 4H足:レンジ。
  • 1H足:レンジ。
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】

①ロング
(A)1H足サポート143.094やチャネル下限付近まで下落→ダウ転換上昇→目標1H足レジスタンス143.574

②ショート
(B)4H足サポート142.862をダウ下落→目標1H足サポート142.247

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

条件合わずトレードなし

6月通算:8勝7敗、勝率53.3%、平均RR 2.12、獲得Pips +91.4

(Trading View)

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