ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
<注目材料>
(1)1/4の欧米マーケット影響
日本景気悪化懸念による日銀金融政策修正観測後退、米国経済指標(雇用関連)の強い数値によるFRB早期利下げ観測後退でドル円上昇。
(2)経済指標
・米国雇用統計
・米国製造業新規受注
・米国耐久財受注確報値
・米国ISM非製造業景気指数
(3)要人発言
・FRB要人
(4)その他
・TOM効果:株式投資の月末安・月初高アノマリー。期間は営業日ベースでの月末3日間程度、月初3日間程度。月末の損益確定、毎月一定額を積み立てる投資信託などの購入が月末・月初に集中する傾向があります。「株買い→円売り材料」、「株売り→円買い材料」になり得る。
・週末五十日仲値
・IMM通貨先物ポジション
・中東地政学リスクオフ悪化
イランで3日起きた爆発、「イスラム国」が犯行声明-死傷者300人超(Bloomberg)
本日の注目材料は能登半島大地震を受けて日銀早期マイナス解除観測後退の円売り影響、米国雇用統計。
引き続き、日銀早期マイナス解除観測後退の円売り地合い。
米国経済指標が弱い数値となればFRB利下げ観測ドル売りと、円売り交錯しドル円揉み合いやすくドル円下落しても限定的で押し目買いの機会となりやすい。米国経済指標が強い数値であればドル買い・円売りで強いドル円上昇を想定します。
マーケットの動き
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
東京マーケット(9:00~15:00)
9:55 週末五十日仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。
欧州マーケット(17:00~26:00)
NYマーケット(23:30~30:00)
22:30 経済指標
米国雇用統計
(過去の発表日;1/6, 2/3, 3/10, 4/7, 5/5, 6/2, 7/7, 8/4, 9/1, 10/6, 11/3, 12/8, 1/5)
FRBの金融政策に大きな影響を与える重要経済指標。
非農業部門雇用者数:前回19.9万人(改定17.3)、予想16.8万人、結果21.6万人(◎)
失業率:前回3.7%(改定)、予想3.8%、結果3.7%(○)
平均時給
前月比:前回0.4%(改定)、予想0.3%、結果0.4%(○)
前年比:前回4.0%(改定)、予想3.9%、結果4.1%(◎)
米雇用者数の伸び加速、賃金増は予想上回る-3月利下げ観測後退(Bloomberg)
【考察】
発表前:直前145.14。切り番145.00付近。前日の米国雇用関連指標が総じて強かったことから強い数値への期待感からか揉み合い上昇。
発表後:総じて強い数値。初動急騰から日足高値145.98付け。しかしながら、切番146.00、4H足戻り高値145.83を超えられず全戻し。強い数値にも関わらず、景気後退回避を保証はしていないと判断された様子。前回12/8発表と似た動き。
24:00 経済指標
米国製造業新規受注
前月比:前回-3.6%(改定-3.4)、予想2.1%、結果2.6%(◎)
24:00 経済指標
米国耐久財受注確報値:設備投資の先行指標
前月比:前回5.4%(改定)、予想5.4%、結果5.4%(○)
コア前月比:前回0.5%(改定-)、予想0.5%、結果0.4%(×)
24:00 経済指標
米国ISM非製造業景気指数(ISM Report On Business)
(過去の発表日; 1/6, 2/3, 3/3, 4/5, 5/3, 6/5, 7/6, 8/3, 9/6, 10/4, 11/3, 12/5, 1/5)
景気の先行指標として注目度大。
基準50、前回52.7(改定)、予想52.5、結果50.6(×)
・仕入価格:前回58.3、予想57.3、結果57.4(○)
・新規受注:前回55.5、予想56.1、結果52.8(×)
・雇用:前回50.7、予想51.0、結果43.3(×)
【考察】
発表前:米国雇用統計(強)で日足高値145.98上昇するも、切番146.00抜けられず全戻し下で1H足チャネル下限付近。直前145.09。
発表後:総じて弱い数値。急落で日足安値143.81付け(下落幅=145.09-143.83=1.26)。
しかし、切番144.00や日足戻り高値の転換サポート143.83付近から強い押し目買い入り144.90へ急反発(約85%戻し)から揉み合い。
24:30~要人発言
米国イエレン財務長官
イエレン財務長官、米経済はソフトランディングを達成した(Bloomberg)
【考察】ソフトランディング達成。日足戻り高値の転換サポート143.83で下げ止まり。
29:00~要人発言
米国バーキン・リッチモンド連銀総裁(2024年FOMC投票権あり)
(過去の発言:11/3, 11/9, 11/14, 11/15, 11/20, 11/29, 12/19, 1/3, 1/5)
リッチモンド連銀総裁、「金利も正常化するべきだ」-経済正常化に伴い(Bloomberg)
【考察】米国雇用統計と米国ISM非製造業景気指数を受けて、ドル円の方向性が見ないなかでのハト派発言でドル円下落。来週ドル円下落スタートの手がかりとなるか注目。
29:30 経済指標
IMM通貨先物1/2時点(ポジション推移)
円ショート拡大
【考察】売り材料
<まとめ>
東京マーケット:
日足始値144.63。
東京始値144.78(1H足レジスタンス144.786に大陽線で到達直後)
東京安値144.66
東京高値144.96
東京終値144.73
五十日仲値に向けてドル買い需要、日銀金融政策修正観測後退、株上昇リスクオン、FRB利下げ観測後退から東京高値144.96を付けましたが、切り番145.00超え失敗から東京安値144.66へ急落。しかし、東京クローズ直後、日足始値144.63が支えとなり米国債利回り上昇に連れて再び145.00上抜けトライ。ブレイク成功し当日高値145.37へ急騰。
きょうの国内市況(1月5日):株式、債券、為替市場(Bloomberg)
欧米マーケット:
欧州始値145.08(切り番145.00かつ15M足20MA付近)
NY始値145.04(切り番145.00かつ15M足20MA下抜けて1H足チャネル下限付近)
NY終値144.75
日足終値144.62
欧州オープン直後、欧州始値145.08まで戻されるも切り番145.00付近かつ15M足20MAに支えられ、米国債利回り上昇に連れて当日高値145.38へ再上昇。145円台キープから、注目の米国雇用統計を控えて小幅推移。
米国雇用統計(強)で日足高値145.98へ上昇。しかし146円台乗せ失敗するとロング勢利確で全戻し。
米国ISM非製造業は総じて(弱)となり日足安値143.81(日足戻り高値143.87付近)へ急落(下落幅=145.09-143.81=1.28)。ここで日足レベルの押し目買い入り、144.90へ急反発(約85%戻し)すると揉み合いで引けました。
。原油先物価格上昇もドル円上昇に寄与。
共に注目度の高い経済指標でしたが、ドル円のトレンドを決定付ける材料にならず総じて乱高下。よって来週はレンジ推移しやすい相場環境になったと推測します。
【米国市況】S&P500は小幅高、週間では連騰ストップ-ドル乱高下(Bloomberg)
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
・1/5ドル売買交錯:
米国雇用統計の強い数値でFRB利下げ観測後退のドル買い。
米国ISM非製造業景気指数の弱い数値でFRB利下げ観測のドル売り。
米国債急落、雇用拡大ペース堅調で3月の米利下げ観測が後退(Bloomberg)
・1/2~強い円売り:能登大地震やJAL機・海保機衝突事故による日本景気悪化懸念で日銀金融政策修正観測の後退の影響
大地震受け円安進行、日銀のマイナス金利「早期解除は困難」との声も(Bloomberg)
米国債イールドカーブ
1/5(金)は1/4(木)に対しベア(短期金利上昇、長期金利上昇)、逆イールド縮小。ドル買い材料(U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY)
FRB政策金利:525~550bps
FOMC見通し(CME FedWatch Tool)
次回公表24年1月31日:25bps引き下げ6.7%、据え置き93.3%
初回利下げ観測24年3月20日公表:25bp引き下げ63.0%
24年合計利下げ観測:25bps×6回=150bps → 政策金利375~400bps見込み
2023年12月13日FOMC政策金利見通し(Projection Materials)と1/5織り込み
24年:4.6%(米国1年債利回り4.86%)
25年:3.6%(米国2年債利回り4.40%)
26年:2.9%(米国3年債利回り4.17%)
Longer run: 2.5%(米国10年債利回り4.05%)
24年利下げ見通し:25bps×3回=75bps →政策金利450~475bps相当
(現状の相関関係は、25bpsでドル円約3円変動)
テクニカル分析
トレード
- 月足:1月陽線形成中。押し安値や20MA付近から上昇中。
- 週足:1/1週、陽線形成中。レンジ。
- 日足:1/4大陽線。スラストアップ。BBスクイーズ。
- 4H足:上昇トレンド。BBエクスパンション。
- 1H足:上昇トレンド。BBエクスパンション。
- 15M足:上昇トレンド。BBスクイーズ。
【シナリオ】
①ロング
(A)1H足サポート144.580をダウ上昇→目標日足レジスタンス144.956
(B)1H足サポート144.213又は1H足20MA付近へ下落→ダウ転換上昇→目標1H足レジスタンス144.580
(C) (B)後、1H足レジスタンス144.580をダウ上昇→目標日足レジスタンス144.956
(D) (C)後、日足レジスタンス144.956をダウ上昇→目標4H足レジスタンス145.362
②ショート
(E)日足レジスタンス144.956付近へ上昇→1H足サポート144.580をダウ下落→目標1H足サポート144.213
1月通算:3勝0敗、勝率100%、獲得Pips +85.1
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