ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
<注目材料>
(1)7/14の欧米マーケット影響
リスクオンのドル円上昇から、米国ミシガン大学消費者信頼感指数速報値・インフレ予測の強い数値を受けて日足高値139.16を付けたが、今週発表の米国消費者・生産者物価指数の弱い数値の影響大きく、139円付近は戻り売りが入りやすい地合いの様子。しかし、先週末から続いていたドル円急落の決済が入ったためか再上昇。日足終値138.79。
(2)経済指標
・米国NY連銀製造業景気指数
(3)要人発言
・FRB要人
(4)その他
・日本祝日休場(海の日)
・米国主要企業決算
7/17は東京マーケットが祝日休場で動意薄だが、週末の植田日銀総裁のハト派発言を受けて、先週のドル円急落の利確上昇も生じやすいか。
利回り曲線のゆがみ緩和、市場機能認識大きく変わらず-日銀総裁(Bloomberg)
マーケットの動き
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
東京マーケット(9:00~15:00)
欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)
21:17~要人発言
米国イエレン財務長官
イエレン氏、米景気後退は想定せず-中国減速が波及するリスクも(Bloomberg)
【考察】景気後退否定でドル円上昇。
21:30 経済指標
米国NY連銀製造業景気指数7月度
米国フィラデルフィア連銀製造業景気指数や米国ISM製造業購買担当者景気指数の先行指標として注目されます。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」。
基準0、前回6.6、予想-3.4、結果1.1(○)
NY連銀製造業景況指数、辛うじて拡大圏維持-インフレ圧力鈍化(Bloomberg)
【考察】強い数値でドル円上昇。
<まとめ>
東京マーケット:祝日休場
動意薄で小幅推移。
欧米マーケット:
欧州株価指数下落のリスクオフ、米国債利回し低下でドル円下落。
しかし、米国イエレン財務長官の景気後退否定や米国NY連銀製造業景気指数の強い数値でドル円急騰。だが、先週に続き139円付近は戻り売りが入りやすい地合いで急落。
総じて材料不足によって乱高下。
【欧州市況】株は下落、中国の弱い統計受けて高級品株安い-国債上昇(Bloomberg)
【米国市況】株は上昇再開、イエレン長官発言でリセッション懸念後退(Bloomberg)
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
米国債イールドカーブ
7/17(月)は7/14(金)に対しベア(短期金利同等、長期金利低下)、逆イールド拡大。ドル売り材料(U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY)
FOMCの利上げ幅見通し(CME FedWatch Tool)
7月度:据え置き2.7%。25bps引き上げ97.3%。
テクニカル分析
トレード
- 月足:7月陰線形成中。レンジ内の上昇トレンド。
- 週足:7/10週、大陰線。20MA直前まで急落。
- 日足:7/14陽線。下降トレンド。ラウンドナンバー137.00直前から急反発。
- 4H足:レンジ。
- 1H足:上昇チャネル。
- 15M足:レンジ。
【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス139.153をダウ上昇→目標4H足レジスタンス139.603
②ショート
(B)1H足サポート138.661をダウ下落→目標日足サポート138.052
【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。
トレード1
137.539をダウ下落→(B)ショート
ショート:138.524
S/L:138.701
獲得pips:-17.7
7月通算:2勝6敗、勝率28.6%、平均RR 1.99、獲得Pips -34.2
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