②集中ダイジェスト版4日間(17:45-21:15)
「TOEICテスト公式問題集新形式問題対応編 」の全パートから抜粋されたテキストとオリジナルの解説テキストを使用しました。
毎日、Part1(2問)、Part2(5 問)、Part3(9問)、Part4(9問)、Part5(7問)、Part6(3or 4問)、Part7(16 or 17問)を一気に解いた後、日本人講師が全問解答のポイントを解説しました。
受講の対象レベルは「どなたでも受講可能」と設定されていましたが、集中演習講座と違って全て日本語での解説でしたので、初心者にも理解しやすかったと思います。
集中演習講座に比べて、受講生は少なく、質問しやすい環境なのは良かったです。受講生は皆真剣に取り組んでいました。集中演習講座とダイジェスト版のどちらかしか受講できないのなら、初心者(TOEIC500以下)にはダイジェスト版のおすすめします。
また、18ページからなる「TOEIC攻略法 新形式対応版」小冊子を貰うことができました。内容はリスニング攻略法、リーディング攻略法、付録(品詞の形、代名詞の格、関係代名詞の格、接続詞、接続副詞)、出題形式、公開テスト当日の流れ、テスト結果の見方がコンパクトにまとめられており、いつも試験会場に持っていきたい一冊に仕上がっています。
以下、各パートで学んだことを紹介します。
・Part1:写真は一瞬で状況が把握できますので、わざわざディレクション中に全ての写真をチェックする必要はありません。
Part1聴き取りのポイントは、風景問題では物の位置や状態、人物問題では人の動作や位置を意識すること。
その他、Part1頻出表現の定義や言い換え表現を学ぶことができました。
・Part2:聴き取りのポイントは、冒頭のWH疑問詞、やり取りが成立するか。また、聴こえた音声を脳内リピートすること。この脳内リピートの重要性は以前から感じていました。というのも、日本語で会話するとき、聴こえた音声を一旦頭に中に保持して、その音声を必要に応じて繰り返すということを自然にやっていると思います。
繰り返す(リピート)することで、聴こえた音声の理解や保持(記憶)が深まりますので、英語にも使えます。日本語の脳内リピートは意識せずともできますが、英語の場合、慣れないうちは意識しなければ、頭に残りません。
Part1と同じく、頻出表現の定義や言い換え表現を学ぶことができましたし、不正解の選択肢に対する問題例も良かったです。これは集中演習講座のリスニングパートでも紹介されていました。
・Part3:Part1ディレクションの時間を使って、意図問題と図表問題をチェックします。
意図問題は、2016年5月公開テスト以降に加わった、話者の発言の意図を問う問題のことです。
例えば、Why does the man say, ”I can’t do that”?
図表問題は、音声と問題の図や表を関連付けて解答する問題です。意図問題、図表問題は他の問題に比べ解答するのに時間が必要ですので、あらかじめ目を通して頭にいれた方が良いです。
スコアアップのポイントは、設問と選択肢の速読、指の置き方と3問まとめマーク、パレフレーズを見抜くことです。
ディレクションの間や会話が終わったら設問と選択肢を速読先読みし、音声が始まったら先読みを止めて音声に集中します。
指の置き方とは、ペンを右手に持つとすると、左手の指を正解の選択肢の横に置くことです。具体的には、仮にQ56~58の問題を解いているとすると、Q56の正解と思う選択肢の横に中指、Q57の正解と思う選択肢の横に人差指、Q57の正解と思う選択肢の横に親指おきます。その後、一気にマークシートを塗り潰します。
このようにする理由は、問題文への書き込みは禁止されていますし、聴いているだけだと正解と思う選択肢を忘れてしまうからです。忘れることを防ぐために答えが解る度にマークシートを塗りつぶしてしまうと、その間にも音声は流れていますので、聴き逃してしまう危険性が高くなります。指を置くと音声が終わった瞬間もしくは全ての正解が判った瞬間に、素早く塗りつぶすことができます。
・Part4:Part3と同様、Part1ディレクションの時間を使って、意図問題と図表問題をチェックします。意図問題は本質的な英語力が問われます。単語や文法のように覚えればできるようになる問題ではなく、その人の「国語力」が問われます。国語の現代文が苦手だった方は苦労する問題かもしれません。地道に本質的な語学力を付けなければなりません。
その他、Part3と全く同じです。
次回、リーディングパートでの学びを紹介します。
以上
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