TOEICテスト公式問題集の究極活用法:トレーニングPart2

パート別トレーニング、Part2の方法です。

②Part2

・Part1と同様に、設問と選択肢をディクテーションします。5回程聴いても全て書き取ることができなければ、解説を見てください。聴くときは、漫然と聞くのではなく、本番と同じように集中して聴いてください。特に、Part2は最初の疑問詞を聞き逃すと、答えられない問題が続きます。何度聞いても良いとなれば、集中力も落ちて一度に聞き取れる語も減りますので、勉強効率が落ちます。短時間で効率的にリスニン力を付けたいと思うなら、集中することは必須条件です。

・音声を聴いて、設問と選択肢の意味をイメージして理解するようにします。イメージする際、チャンクでイメージしてください。チャンクで意味処理できるようになると、言語処理の負荷が減るため、聞き取りが楽になります。Part1のように写真はありませんが、写真のような映像をイメージしながら聴くことで、理解の助けになります。

・聴いてイメージ出来るようになったら、音声変化、アクセントとイントネーションを意識して、意味をイメージしながら、オーバーラッピングします。最初はスクリプトを見ながらで構いません。慣れたら、スクリプトを見ずにオーバーラッピングしましょう。ここでも、『必ず』自分の音声を録音してください。

・録音した自分の音声を聴いて、音声変化、アクセントとイントネーションが公式問題集の音声と同じように出来ているか確認してください。そして、音声変化とアクセントが公式問題集の音声に近づけることを意識して、オーバーラッピングと録音音声のチェックを繰り返してください。

・オーバーラッピングが出来るようになったら、シャドーイングします。音声変化、アクセントとイントネーションを意識して、意味をイメージしながら、音声に合わせてシャドーイングです。最初はスクリプトを見ながらで構いません。慣れたら、スクリプトを見ずにシャドーイングしましょう。

・次にPart1では、取り入れなかった音読を実施します。音読のメリットは、自分のペースで意味をイメージしながらトレーニングできることです。オーバーラッピングやシャドーイングの時に、公式問題集の音声スピードについていけないことがあります。その場合、音読を上手く組み合わせてください。音読でも音声を録音し、きちんと音声変化ができているか、アクセントがずれていないか確認してください。

音読のメリットは自分のペースでできることと言いましたが、公式問題集の音声を聞かないので、音声変化、アクセントとイントネーションに変な癖がつきやすくやります。音読トレーニングを、オーバーラッピングやシャドーイングの後に紹介したのも、最初に音を徹底的に頭に入れて欲しいからです。オーバーラッピングやシャドーイングが上手くできるようになれば、きれいな発音で音読できるようになります。

・仕上げに、設問と選択肢を暗唱します。忙しければ、一日一問でも構いませんので、暗唱できる問題を増やしてください。特にPart2は知らなければ答えられない表現がでてきます。TOEICはゆっくり意味を考えて答えを選ぶ余裕はありません。聴いて瞬時に答えを選ぶには、多くの表現を身に付けるしかありません。単語の暗記のように、知らない表現があれば、インプットし続けましょう。幸い、TOEICに出題される表現の形式は無限にある訳ではありません。

・全問暗唱できるようになったら、全問通して、毎日シャドーイングもしくは音読してください。ディクテーション、オーバーラッピング、暗唱は毎日続ける必要はありません。一通りトレーニングしたら、シャドーイングもしくは音読だけで構いません。もちろん、時間に余裕があれば、シャドーイングや音読を毎日実施してほしいですが。リスニングが苦手な方や時間がない方は、前回述べたようにPart1だけでもシャドーイングを続けてください。

次回、Part3のトレーニング法を紹介します。

以上

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