発音教材リアルリンガル体験記

『あなたの発音をチェンジOUTする 10のステップ』

~REAL Lingual~

株式会社G.E.研のREAL Lingual(リアルリンガル)という英語教材をご存知でしょうか。日本語にない短母音や子音を発音できるようなること目的とする教材です。

元フジテレビアナウンサーで現在は報道ステーションSUNDAYメインキャスターの長野智子さんがナレーターを務めており、聞きやすく頭に入りやすい音声でした。

教材の内訳は以下のようになっています。残念ながら現在は一般販売されていないため、オークションなどで入手するしかありません。

①インフォメーション:テキスト1冊、CD1枚

②メイン教材:テキスト10冊、CD10枚

テキスト1冊とCD1枚がセットになっており、テキストの説明は約40分で、発音練習が約10分でまとめられています。

・パート1:ハ行を利用した【 h 】、日本語の「ウ」を付けがちな【 s 】【 ʃ 】【 p 】【 k 】の無声子音

・パート2:日本語にない無声子音【 f 】と【 θ 】、歯切れ良い【 t 】、t音の派生である【 】と【 ts 】、更に【 ps 】のような無声子音の複合形

・パート3:「エ」と「ア」の中間である短母音【 æ 】、あいまいな【 əː 】などの長母音の代表例、「ズ」や「ザ」と言いがちな無声子音に音が加わった有声子音【 z 】と【 ð

・パート4:日本語では区別ができない短母音の【 ʌ 】、【 ɑ 】と【 ɔ 】の区別、語尾にくる有声子音【 b 】やb音と間違いがちな【 v

・パート5:語尾にくる有声子音【 ɡ 】と【 d 】、j音の派生である有声子音【 ʒ 】と【 】、また語尾にくると聞き取りが難しくなる有声子音の【 t 】などを聴き取る力

・パート6:日本人が苦手な発音の代表格である有声子音【 r 】と【 l 】を「言い分け」しながら「聞き分け」る

・パート7:有声子音【 r 】や【 l 】と、他の子音との組み合わせを単語を用いながら集中訓練し、実践的な発音に近づける

・パート8:鼻を使う有声子音【 m 】と【 n 】、鼻濁音【 ŋ 】、半母音とも呼ばれる有声子音【 j 】や【 w 】、更に短母音【 i 】、【 u 】と【 e 】、加えて長母音【 】と【

・パート9:パート1~パート8の子音と母音のまとめと復習、さらに数字や序数などを使った発音訓練

・パート10:英単語の「拍」の理解と、英語らしく話すための英文リズム

③副読本単語ノート:テキスト10冊

 

この教材の画期的な点は、一般的な英語教材と異なり、難しい専門用語や発音記号を使わず、英語の音の違いをオリジナルの「図形」や「字形」を用いて発音を視覚的に表現している点です。この「図形」はIFP(Image Formation Patern)と呼ばれています。

英語は「子音+母音」、「子音+子音」、「母音+母音」の組み合わせから成っています。リアルリンガルではこれらを「子音」と「母音」に分解し、それぞれの「音素」がどういうものか理解し、練習することで、英語を習得します。扱っているのは、約20の子音と基本的な母音です。

具体的な訓練法は、まずテキストを見ながらCDを一通り聴いて、それぞれの子音の解説を見聞きしながら、音を正確につかみます。CDを聴きながら、テキストに記されている「図形」と「字形」を見ることで、音声を聴覚と視覚の両面からCD収録の発音練習(単語、句、例文)をひたすら繰り返します。

毎日約10分の訓練を3ヶ月継続するだけで、発音はもちろん、リスニング力とスピーキング力もあがります。

どのように学習すれば英語の発音を良くできるか、リスニング力をアップできるか、お悩みの方におすすめの教材です。

 

以上

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