2022年3月2日(水)ドル円初心者戦略と結果

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

注目材料

1. ウクライナ情勢緊迫化
前日、東京仲値まではリスクオフ後退でドル円上昇しましたが、仲値以降はロシアによるウクライナ侵攻の情勢悪化、かつ各国の対ロシア経済制裁によってリスクオフ優勢(ドル買い円買いで強さ「円>ドル」)でドル円下落。

米国主要3指数も大きく下落したことから、東京マーケットもこの流れを引き継いで「日経平均株価上下落→円買い→ドル円下落」しやすいと推測します。

2. 経済指標
米国ADP雇用者数が3/4米国雇用統計に向けて注目材料ですが、ウクライナ情勢緊迫化の方が重要度が高くサプライズの数値が出ても大きく動きにくいと考えます。

3. 要人発言
(1)米国バイデン大統領の一般教書演説
インフレ対策とロシアのウクライナ侵攻についての演説に注目ですが、ドル円が大きく動く可能性は低いと考えます。

(2)米国パウエルFRB議長の議会証言
3/15-16FOMCに向けて注目。ウクライナ情勢緊迫化がインフレを更に加速させているなか、現状は「安全資産の米国債買い→米国債利回り急落」し、米利上げ織り込みも急低下(CME FedWatch Tool)しています。
以前と利上げとバランスシート縮小の考えに変わりなければ「ドル買い→ドル円上昇」、ウクライナ情勢緊迫化で金融引き締め後退に言及あれば「ドル売り→ドル円下落」と推測します。

マーケットの動き

東京マーケット前
7:00 取引開始
・ドル円:114.885(前営業日終値114.917からギャップダウンスタート)

東京マーケット(9:00~15:00)
9:00 オープン
・ドル円: 114.840
・日経平均株価: 26532.20 (前日営業日終値 26844.65 からギャップダウンスタート)

9:55 仲値
・ドル円: 114.911

11:09 要人発言
米国バイデン大統領:一般教書演説
「ロシア航空機の米国領空飛行を禁止」
「プーチンはウクライナ侵攻で得るものが有っても、結果的に高い代償を払うことになる」
「物価抑制が最優先課題」

15:00 クローズ
・ドル円: 115.061
・米国債2年利回り: 1.321 %
・米国債10年利回り: 1.731 %
・日経平均株価: 26392.96 (前営業日比 -451.69、 -1.68 %)

欧州マーケット(17:00~1:30)
17:00 オープン
・ドル円: 115.156
・米国債2年利回り: 1.346 %
・米国債10年利回り: 1.719 %

21:00 経済指標
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
米国MBA住宅ローン申請指数前回-13.1%、予想-、結果-0.7%(◎)

22:15 経済指標
米国ADP雇用者数2月度前回-30.1万人、予想37.5万人、結果47.5万人(◎)
米ADP民間雇用、2月は47.5万人増 予想上回る(Reuters)

【考察】サプライズの強い数値。ウクライナ情勢に比べて影響が小さいと考えていましたが、指標前からのドル円上昇の流れ継続。
「米国債2年,10年利回り上昇→ドル買い」と「株先物買い→円売り」でドル円上昇。

22:30 要人発言
米国パウエルFRB議長:議会証言

「3月利上げは適切」
「バランスシート縮小は主に再投資見送りで実施」

パウエルFRB議長、3月利上げは「適切」-戦争で視界不良(Bloomberg)

23:02 要人発言
米国エバンス・シカゴ連銀総裁
「極度に加熱したインフレには金融政策で対応が必要」

「インフレ率2%に戻るのは2024年の見込み」
高インフレは成長リスク、利上げ必要=米シカゴ連銀総裁(Reuters)

【考察】ウクライナ情勢悪化から利上げやバランスシート縮小に繋がる発言は見られず。タカ派発言。

NYマーケット(23:30~6:00)
23:30 オープン
・ドル円: 115.383
・米国債2年利回り: 1.430 %
・米国債10年利回り: 1.791 %
・ダウ平均: 33379.51 (前営業日終値 33294.94 )
・S&P500: 4322.56 (前営業日終値 4306.24 )
・ナスダック: 13597.53 (前営業日終値 13532.47 )
米国主要3指数ギャップアップスタート

23:32 要人発言
米国セントルイス・ブラード総裁
「現行の金融政策はインフレを悪化させている」

米FRB、景気支援策の「速やかな」終了必要=セントルイス連銀総裁(Reuters)

【考察】タカ派発言

24:30 要人発言
米国パウエルFRB議長:議会証言

「3月FOMCで0.25%利上げを支持に傾斜」
「インフレ高止まりなら0.50%利上げもあり得る」

米2年債利回り急上昇、パウエル議長が50bp利上げあり得ると発言(Bloomberg)

【考察】タカ派発言

24:30 経済指標
米国週間石油在庫統計
原油在庫:前回451.4万バレル、予想274.8万バレル、結果-259.7万バレル(✕)
ガソリン在庫:前回-58.2万バレル、予想-137.5万バレル、結果-46.8万バレル(◎)

25:30 欧州クローズ
・ドル円: 115.636

28:00 経済指標
米国地区連銀経済報告(ベージュブック)

「全体的な経済見通しは安定しており楽観的だったが、不確実性が高いことも強調された」
「いくつかの地区が物価上昇を報告」
「全ての地区でサプライチェーン問題と在庫不足が成長の障害になっていると報告」

30:00 NYクローズ
・ドル円: 115.522
・米国債2年利回り: 1.534 %
・米国債10年利回り: 1.906 %
・ダウ平均: 33891.34 (前営業日比 596.40 1.79 %)
・S&P500: 4386.52 (前営業日比 80.25 1.86 %)
・ナスダック: 13752.03 (前営業日比 219.57 1.62 %)


ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. CAD(資源国リスクオン通貨):前日6位
  2. AUD(資源国リスクオン通貨):前日3位
  3. GBP(リスクオン通貨):前日7位
  4. NZD(資源国リスクオン通貨):前日5位
  5. EUR(リスクオン通貨):前日8位
  6. USD(基軸通貨):前日2位
  7. CHF(リスクオフ通貨):前日4位
  8. JPY(リスクオフ通貨):前日1位

【考察】
ウクライナ情勢悪化の一途をたどっているにも関わらず、リスクオンの流れになりました。

米国債イールドカーブ

  • 3/2(水)は3/1(火)に対して、ベア・フラットニング(短期金利上昇、長期金利上昇、長短金利差縮小)しました。

*債券ブル:「安全資産債券買い→債券利回り低下」、「リスク資産売り(株式等)→安全資産債券買い」、景気後退
*債券ベア:「安全資産債券売り→債券利回り上昇」、「安全資産債券売り→リスク資産買い(株式等)」、景気良好

*ブル・スティープニング:直近の景気後退→政策金利下げ(又は利上げ期待後退)の可能性浮上→将来の金利もやや低下見込み→景気後退懸念→リスクオフ→ドル売り示唆

*ブル・フラットニング:直近の景気後退→政策金利引き下げ(又は予測より利上げ後退)の可能性浮上→将来も景気後退懸念→将来も利下げの見込み→ドル売り示唆

*ベア・スティープニング:直近の景気良好→景気過熱抑制のために政策金利上げの可能性浮上→長短金利上昇→長期金利高く将来も利上げ見込み→好景気継続→リスクオン→ドル買い示唆

*ベア・フラットニング:直近の景気良好→景気過熱抑制のために政策金利上げの可能性浮上→長短金利上昇→長期金利高く将来も利上げ見込み→利上げが続く可能性あり→景気にブレーキ掛かりそう→リスクオン終焉に近い→ドル買い後退示唆

テクニカル分析

ドル円チャート

  • 月足: ボリンジャーバンド開いており、上昇トレンド継続。上値目処は月足実体上限116.762。
  • 週足: ボリンジャーバンドスクイーズし、トレンドラインまで大陰線で下落。直近の流れはレンジ。
  • 日足: ボリンジャーバンドスクイーズ中で直近の流れはレンジ。レンジ下限の日足押し安値114.722到達。
    日足レベルのレジサポ完成していないため日足の方向性は分かりにくい。本日レジサポ完成すれば、明日はショート狙いやすい。よって、本日は様子見が適切か。
    日足押し安値114.722到達で反発上昇すれば、上値目処は日足レジスタンス114.993、その上は日足20MA付近レジスタンス115.178。
    日足押し安値114.722下抜ければ、下値目処は4H足サポート114.564
  • 4H足:ボリンジャーバンドスクイーズに遷移中。直近の流れは下降トレンド。200MAでネックライン形成。
    トレンドラインかつネックライン200MA上抜ければ、上値目処は4H足戻り高値実体115.190。115.178、その上は4H足戻り高値実体115.545。
    トレンドラインで反発すれば、下値目処は4H足実体サポート114.656、その下は1H足実体114.432。
  • 1H足: ボリンジャーバンドスクイーズに遷移中。直近は下降トレンド。戦略は4H足と同じ。
  • 15M足:ボリンジャーバンドスクイーズしレンジ。戦略は4H足と同じ。

【シナリオ】
①ロング
(A)右下がりトレンドラインかつ日足押し安値114.993上抜け→レジサポ→目標4H足戻り高値実体115.190。
(B)4H足戻り高値実体115.190上抜け→レジサポ→目標4H足戻り高値実体115.545。

②ショート
(C)日足押し安値114.722下抜け→右下がりトレンドライン反発→目標4H足サポート114.564。オーバーシュートで1H足サポート114.432

ロシアのウクライナ侵攻によって、情勢悪化かつ各国の対ロシア経済制裁は継続しており、ショート優先。

【考察】
12:00 114.993上抜け→レジサポ→(A)ロング可
17:00 目標115.190到達→(A)ロング成立

18:00 115.190上抜け→レジサポ→(B)ロング可
18:15 目標115.541未達→115.190下抜け →(B)ロング未成立

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