ドル(USD)
ドル買い材料
- 金融政策
- 米国FOMC政策金利5月度:0.75-1.00%(0.50%利上げ)
- 米国FOMC声明5月度:「バランスシート縮小するため、6月1日から米国債およびエージェンシーローン担保証券の保有を削減する」「今回の決定は全会一致」(Bloomberg)
- 政治、経済
- 米経済回復による原油需要拡大→原油価格上昇→インフレ高進→ドル建て決済のために他国のドル需要増
- 4/13 米国生産者物価指数3月度:コアも含め前回かつ予想より強い数値
- 4/14 米国小売売上高3月度:コアも含め前回かつ予想より強い数値
- 4/14 米国ミシガン大学消費者信頼感指数速報値4月度:前回かつ予想より強い数値
- 4/15 米国ニューヨーク連銀製造業景気指数4月度:前回かつ予想より強い数値
- 4/15 米国鉱工業生産指数4月度:前回かつ予想より強い数値
- 4/15 米国設備稼働率4月度:前回かつ予想より強い数値
- 4/22 米国製造業PMI速報値4月度:前回かつ予想より強い数値
- 4/26 米国耐久財受注速報値3月度:コア前月比が前回かつ予想より強い数値
- 4/29 米国個人支出3月度:前回かつ予想より強い数値
- 4/29 米国雇用コスト指数第1四半期:前回かつ予想より強い数値
- 5/3 米国耐久財受注確報値3月度:コアを含め、前回かつ予想より強い数値
- 5/3 米国製造業新規受注3月度:前回かつ予想より強い数値
- 5/3 米国JOLTS求人労働調査3月度:前回かつ予想より強い数値
- 5/4 米国サービス部門・総合PMI改定値3月度:前回かつ予想より強い数値
- 5/6 米国雇用統計4月度:非農業部門雇用者数増加は前回かつ予想以上の強い数値
- 5/11 米国消費者物価指数指数4月度:注目度が高いコア前月比が前回かつ予想より強い数値(Bloomberg)
- 5/11 米国財政収支4月度:月間過去最高(Reuters)
- 5/12 米上院、パウエルFRB議長の再任を承認:FRB運営安定
- 5/17 米国鉱工業生産指数4月度:前回かつ予想より強い数値
- 5/26 米国GDP改定値第1四半期:個人消費とGDPデフレータは前回かつ予想より強い数値
- 要人発言
- 米国バイデン大統領
- 5/19「インフレ対策が最優先の経済課題」
- 5/23「日本とのさらなる協力の方法を常に期待」「日米同盟はインド太平洋の平和に礎」「インド太平洋経済枠組み(IPEF)は他国との協調を強化し、地域の人々に具体的な恩恵をもたらす」(Bloomberg)
- 5/23「対中関税の引き下げを検討している」
- 5/27「インフレは依然として高過ぎる」
- 米国イエレン財務長官
- 米国パウエルFRB議長
- 4/21「5月FOMCでは0.50%の利上げが議題」「FRB当局者の多くは1回以上の0.50%の利上げが合理的と認識」「目標は景気後退なしにインフレ抑制すること」(Bloomberg)
- 5/5 「インフレは高すぎる」「必要ならば中立金利よりも高くなることを排除しない」(Bloomberg)
- 5/12「インフレの抑制が最優先課題」「インフレ目標2%到達には痛みが伴う」「高インフレは景気後退を意味する」「今後2回の会合で0.50%の利上げは適切」
- 5/17「多数のFOMCメンバーが今後2回の会合で0.50%の利上げを支持」「インフレ減速に関する確たる証拠が必要」「インフレが低下するまで政策金利を上げ続ける」「中立金利を上回る必要があるなら躊躇しない(水準に言及なし)」「今年の第4四半期におそらく中立金利達成する」(Bloomberg)
- 米国ブレイナードFRB副議長
- 4/5「利上げで金融引き締める」「早ければ5月FOMCでバランスシートの縮小開始」「インフレは高すぎで更に上昇の懸念あり」
- 4/12 「注目のコアCPIは減速」「インフレ抑制が最も重要」「バランスシート縮小は6月から実施される可能性」
- 5/24「インフレを後退させるための強力な行動を取っている」「高インフレはFRBの最も差し迫った課題」「最大雇用の安定と低インフレは特に低所得者にとって重要」
- 米国ウォラーFRB理事(2022年FOMC投票権あり)
- 4/13「5月FOMCで0.50%利上げ、6月と7月は更に大きな利上げの可能性」
- 5/10「インフレが高すぎる。私の仕事はそれをダウンさせること」「金利引き上げが失業に大きな影響を与えることはない」「経済は金利引き上げに対応できる」(Bloomberg)
- 米国メスター・クリーブランド連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
- 米国ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
- 4/14「5月FOMCで50ベーシスポイントが妥当な選択肢」「政策金利は中立水準へと戻す必要がある」
- 5/10「データ次第で必要なら政策を調整」「今年中にFF金利をより正常な水準に戻すべく迅速に動く」「中立金利がどこかを推測することは困難」「0.50%利上げは合理的」「0.50%利上げがテーブルにあるというパウエル議長に同意」「中立金利を上回る利上げが必要かどうか分からない」(Bloomberg)
- 米国ブラード・セントルイス連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
- 4/7「5月FOMCでバランスシート縮小開始する」「政策金利は年内3.5%到達するべき」
- 4/13「緩やかな利上げが物価抑えるというのは幻想」
- 4/18「年末までに金利3.5%に到達が必要」「基本ではないが0.75%利上げを排除しない」(Reuters)
- 4/21「0.75%利上げが過去に実施された時、世界は終わりを迎えていない」
- 5/11「インフレはより広範囲でより持続的」「今後の会合で0.50%利上げは好ましいベンチマーク」「0.75%利上げは私の基本シナリオではない」「個人的に政策金利は年内3.5%に達すると考える」「米国の景気後退リスクは今のところ低い」
- 5/17 「最も差し迫った問題はインフレ」「労働市場は非常にタイトなまま」「米国見通しに対する最大のリスクは、ヨーロッパと中国の経済状況」「インフレを抑えるために適切な計画を有する」「今後会合で0.50%利上げは好ましい」「バランスシート縮小の影響は明らかでない」(Bloomberg)
- 5/20「スタグフレーションはシナリオとしてあり得ない」「年内に金利3.5%到達を目指すべき」「0.50%利上げが現時点の良い計画」「インフレ抑制できれば、2023年か2024年に金利を引き下げ可能」「2022年のGDP成長率は2.5%から3.0%の見込み」(Bloomberg)
- 米国ジョージ・カンザスシティー連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
- 4/5「0.5%利上げを考える必要がある」「インフレ抑制のために中立水準より政策金利を上げる可能性」
- 5/19「金融政策は株式市場を対象としていない」 「インフレ抑制に向けどの程度の金融引き締めが必要となるかは不明」「現状は0.50%利上げが適切」(Bloomberg)
- 5/24「インフレ率2%に戻すことが最大の目標」「8月までに政策金利2%前後になると予想」
- 米国ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
- 4/6「バランスシート縮小はまもなく開始される」「インフレは極度に過熱」
- 4/15「緩和策を整然と解除する必要がある」「過度な政策の引き締めは望まない」「バランスシートの縮小を近く開始する」
- 5/18「6月と7月に0.50%利上げを見込む」「インフレ抑制が最優先事項」「経済は引き締めに耐えうる」「ソフトランディング可能」(Reuters)
- 米国エバンズ・シカゴ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
- 米国カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
- 4/20「インフレは史上最高水準。あまりにも高すぎる」「サプライチェーンが私の期待通りに改善されなければ、インフレを抑えるためにもっと努力する必要が出てくるだろう」(Bloomberg)
- 5/6「フォワードガイダンスに従わなければならない」「中立金利の私見は2%のまま」「インフレ2%に下げるために必要なことを実施しなければならない」(Bloomberg)
- 5/9「インフレ2%の目標に戻すつもり」「インフレが高すぎるためFRBは行動する必要がある」
- 5/13「インフレは高すぎる」(Reuters)
- 5/17「今はタカ派に容易になれる」「インフレは適切な状態ではない」(Bloomberg)
- 5/19「インフレを抑制するために、どの程度の金利引き上げが必要か分からない」「労働市場は完全には回復していない」「持続的なインフレ下にある複数の証拠が見えている」「より強い引き締めが必要かもしれない」(Reuters)
- 米国バーキン・リッチモンド連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
- 米国ボスティック・アトランタ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
- 4/19「中立金利約2.5%を想定」「市場が機能する限り、バランスシート縮小すべき」(Reuters)
- 5/10「今後2回または3回会合で0.50%利上げ支持」「全てがテーブルの上にある」
- 5/11「インフレが高すぎることを理解している」「中立金利到達で0.50%利上げ支持」
- 米国デイリー・サンフランシスコ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
- 4/20「政策金利2.5%へ迅速に引き上げることは適切」「5月にバランスシートの縮小を発表することも可能」(Reuters)
- 4/21「0.25、0.50あるいは0.75%利上げを検討」「今後のFOMCで0.50%の利上げを実施する可能性は高い」(Reuters)
- 5/12「今後2会合でそれぞれ0.50%利上げ方針を変える理由は見当たらない」「0.50%か0.75%利上げかは主な検討事項ではない」「年内に中立金利2.5%に到達したい」「4月のCPIデータは特に驚くべきものではない」
- 5/24「インフレは高すぎる」「経済を刺激も抑制もしない金利に引き上げている」「景気後退を予期しない」「雇用・経済が拡大する間は金利を上げることが可能」
- 米国ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁
- 4/6「バランスシート縮小はまもなく開始される」「インフレは極度に過熱」
- 4/15「緩和策を整然と解除する必要がある」「過度な政策の引き締めは望まない」「バランスシートの縮小を近く開始する」
- 5/18「6月と7月に0.50%利上げを見込む」「インフレ抑制が最優先事項」「経済は引き締めに耐えうる」「ソフトランディング可能」(Reuters)
- 米国バーFRB副議長候補
- 5/19「インフレは高すぎる」(Reuters)
- 米国バイデン大統領
- 地政学リスク
- ウクライナへロシア侵攻による制裁→ロシア産原油のドル建て決済不可→エネルギー・穀物価格急騰→インフレ加速
- 米国がロシア産エネルギー輸入禁止→原油先物価格上昇→インフレ加速
- ウクライナ情勢悪化で有事のドル買い
ドル売り材料
- 金融政策
- 米国FOMC議事要旨5月度
- 5/25「大半のメンバーが次回6月と7月の会合で0.50%利上げ支持」「米国経済は非常に強い、労働市場は逼迫、インフレは非常に高い」「第2四半期のGDPは強い成長となり、年末にかけて状況改善を想定」「迅速に利上げを実施すれば、年内に政策引き締め効果を見極めることができると、多くのメンバーが判断」(Bloomberg): 0.75%利上げ内容なしがハト派的か。
- 米国FOMC議事要旨5月度
- 政治、経済
- 米中貿易戦争:米商務省、「輸出注意リスト」に中国企業・団体追加
- 4/21 米国フィラデルフィア連銀景況指数4月度:前回かつ予想より弱い数値
- 4/22 米国サービス業PMI速報値4月度:前回かつ予想より弱い数値
- 4/22 米国総合PMI速報値4月度:前回かつ予想より弱い数値
- 4/28 米国実質GDP速報値第1四半期:前回かつ予想より弱い数値
- 4/29 米国PCEコアデフレータ3月度:前年比は前回かつ予想より弱い数値
- 4/29 米国シカゴ購買部PMI4月度:前回かつ予想より弱い数値
- 4/29 米国ミシガン大学消費者信頼感指数確報値4月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/2 米国製造業PMI確報値4月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/2 米国ISM製造業景気指数4月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/2 米国建築支出3月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/4 米国ADP雇用者数4月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/4 米国貿易収支3月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/4 米国ISM非製造業景気指数4月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/4 米SEC、JDなど中国企業80社余りを上場廃止警告リストに追加(Bloomberg):米中貿易戦争過熱
- 5/5 米国チャレンジャー人員削減4月度:前回より弱い数値
- 5/5 米国非農業部門労働生産性指数速報値第1四半期:前回かつ予想より弱い数値
- 5/6 米国雇用統計4月度:平均時給前月比が前回かつ予想より弱い数値
- 5/12 米国生産者物価指数4月度:注目のコア前月比が前回かつ予想より弱い数値(Bloomberg)
- 5/13 米国輸入物価指数4月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/13 米国ミシガン大学消費者信頼感指数速報値5月度:前回かつ予想より弱い数値2011年以来低水準
- 5/16 米国ニューヨーク連銀製造業景気指数5月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/18 米国住宅着工件数4月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/19 米国フィラデルフィア連銀景況指数5月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/19 米国景気先行指数4月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/19 米国中古住宅販売件数4月度:前回かつ予想より弱い数値。2020年6月以来の低水準
- 5/24 米国総合PMI、サービス業PMI5月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/24 米国新築住宅販売件数4月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/24 米国リッチモンド連銀製造業指数5月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/25 米国耐久財受注速報値 4月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/26 米国GDP改定値第1四半期:実質GDPとPCEコアデフレータが前回かつ予想より弱い数値
- 5/26 米国中古住宅販売成約指数4月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/26 米国カンザスシティ連銀製造業総合指数5月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/27 米国個人所得4月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/27 米国ミシガン大学消費者信頼感指数確報値5月度:前回かつ予想より弱い数値
- 要人発言
- 米国バイデン大統領
- 米国イエレン財務長官
- 4/22「高インフレは天井を打った可能性ある」
- 米国パウエルFRB議長
- 5/4「今後2会合で0.50%利上げ想定」「0.75%利上げは積極的に検討してない」(Bloomberg)
- 米国メスター・クリーブランド連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
- 4/22「中立金利2.50%引き上げのために、複数回の0.50%利上げ予定」「0.75%の利上げは必要ない」(Reuters)
- 米国ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
- 「2回0.50%利上げ後は0.25%利上げを予想」「マイナス成長のリスクあり」(Reuters)
- 米国エバンス・シカゴ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
- 4/7「2022年後半か2023年初頭に中立金利達成見込み」
- 4/20「高インフレの特別な要因が止まる根拠がある」「年末までに中立金利達成」(Reuters)
- 5/19「7月または9月会合に、0.25%利上げ幅への移行を議論」「年内に0.50%利上げ完了し、0.25%利上げへの移行を期待」
- 新型コロナ
- 5/17 NY市、新型コロナ感染の警戒レベルを「高い」に引き上げ(Bloomberg)
- 地政学リスク
- 台湾情勢を巡る米中関係悪化
- 5/19 中国が台湾巡り「危険な状況」に至ると米国に警告(Bloomberg)
- ウクライナ情勢緊迫化
- ロシア制裁でドル決済が使えなくなったら、ロシアはドル売り中国人民元買いの可能性
- 安全資産米国債買い→米国債利回り低下
- 台湾情勢を巡る米中関係悪化
米利上げ期待・リスクオフドル買い、リスクオフ米国債利回り低下によるドル売り材料が交錯。方向性が分かりにくい状況。
円(JPY)
円買い材料
- 金融政策
- 日銀、量的緩和じわり修正 国債保有残高13年ぶり減少(1/5, 日経新聞):弱いながらも実質的なテーパリング
- 4/28 日銀展望リポート:2022年度コアCPI見通し1.9%上方修正(Bloomberg)
- 政治、経済
- 4/26 雇用統計3月度:完全失業率は前回かつ予想より強い数値
- 4/28 住宅ローン金利上昇(日本経済新聞)
- 5/6 東京消費者物価指数4月度:前回かつ予想より強い数値
- 5/6 政府、外国人観光客の入国を今月にも一部認める方向で検討-報道(Bloomberg):円への両替増加
- 5/11 景気動向指数速報値3月度:景気先行指数は前回かつ予想より強い数値
- 5/12 国際収支3月度:経常収支は前回かつ予想より強い数値
- 5/18 国内企業物価4月度:前回かつ予想より強い数値
- 5/18 GDP1次速報値第1四半期:GDPデフレータ前年比は前回かつ予想より強い数値
- 5/19 機械受注3月度:前回かつ予想より強い数値で3年ぶりプラス
- 5/20 消費者物価指数4月度:前回かつ予想より強い数値
- 要人発言
- 岸田首相
- 松野官房長官
- 4/20「為替市場の安定は重要、急速な変動は好ましくない」
- 4/22「日米財務相会談でドル円相場の動きも議論した」「為替の安定は重要であり、急速な変動は望ましくない」
- 5/20「6月から水際措置見直し、入国者上限2万人に引き上げ」
- 磯崎官房副長官
- 4/19「為替の安定は重要で急速な変動は望ましくない」
- 鈴木財務相
- 4/12「為替の安定は重要、急激な変動は望ましくない」「為替の過度な変動や無秩序な動きは悪影響を与える」
- 4/13「為替の急激な変動は大変問題がある」「為替の安定は重要、急速な変動は望ましくない」
- 4/15「為替の安定は重要、急速な変動は望ましくない」「価格が十分に転嫁できず、賃金が伸びない環境は悪い円安」
- 4/18「為替の安定は重要、急速な変動は望ましくない」「通貨当局と密接な意思疎通を図ることが重要」「価格転嫁や十分な賃上げない今の状況の円安は悪い円安」
- 4/19「過度な変動や無秩序な動きは悪影響を与える」「円安はデメリットをもたらす面が強い」
- 4/22「イエレン米財務長官との2国間会談を行った」「(米財務長官に)直近の円安が急激と数字で示した」(Bloomberg)
- 4/26 「為替の安定は重要、急速な変動は望ましくない」
- 4/28「為替は市場において決まるもので一概に申し上げるのは困難」「為替の安定は重要で、とくに急速な変動は望ましくない」
- 5/10「最近の急速な円安は望ましくない」「為替市場の動向や日本経済への影響を緊張感持って注視」(Bloomberg)
- 5/13「為替の安定は重要、急激な変動は望ましくない」
- 5/17「為替相場は経済のファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが重要」「最近のような急速な為替の変動は望ましくない」
- 5/20「為替の安定は重要。急激な変動は好ましくない」
- 黒田日銀総裁
- 4/18「為替、短期に急激に動くと企業の事業計画の策定難しくなる」「最近の円安はかなり急速な為替変動」「円安のマイナス面も考慮しないといけない」(Bloomberg)
- 4/21「為替はファンダメンタルズに反映して安定推移が望ましい」
- 4/28「為替の短期的な過度な変動は先行き不確実性を高める」「為替相場はファンダメンタルズを反映し安定推移が望ましい」
- 5/13「為替市場の短期間の過度な変動は先行きの不確実性を高め望ましくない」「ファンダメンタルズを反映し、安定推移が極めて重要」「為替相場の短期間での過度な変動は望ましくない」
- 5/16「為替はファンダメンタルズを反映し、安定推移が重要」「為替の過度の変動は望ましくない」
- 雨宮日銀副総裁
- 5/17「短期間での過度な為替変動は望ましくない」「為替はファンダメンタルズを反映し安定推移が重要」
- 内田日銀理事
- 5/10「為替相場の短期間の変動、先行き不確実性高め望ましくない」
- 財務省幹部
- 4/28「為替の足もとの動きは極めて憂慮すべき」「必要な場合には適切な対応を取る」(Bloomberg)
- 金正恩・北朝鮮労働党総書記
- 4/26「核兵器開発を加速させるための措置を続ける」
- 米国バイデン大統領
- 5/23「台湾政策は変更していない、台湾の現状への一方的な変更がないことを望む」「中国は力で台湾を奪う権限有さず、台湾防衛へ武力行使する意向ある」(Bloomberg):地政学リスクオフ
- 地政学リスク
- 台湾情勢を巡る米中関係悪化
- 5/19 中国が台湾巡り「危険な状況」に至ると米国に警告(Bloomberg)
- 北朝鮮の軍事行動:
- ミサイル発射は2022年に18回
- ウクライナ情勢悪化
- 日本は世界最大の対外純資産保有国(財務省統計):円売り→外貨買い→海外資産買い。リスクオフで、海外資産売り→外貨売り→円買い
- サル痘ウイルス
- 5/20 WHOがグローバル化について緊急会議を開催(Reuters)
- IMM通貨先物
- 5/24時点、ショート縮小(シカゴ投機筋IMMポジション推移)
- 台湾情勢を巡る米中関係悪化
円売り材料
- 金融政策
- 4/20 日銀、指し値オペ通知(Bloomberg)
- 4/28 日銀金融政策金利:-0.1%維持。
- 4/28 日銀声明:「量的・質的金融緩和継続」「必要あれば躊躇なく追加緩和」、連続指値オペを実施(Bloomberg)
- 5/9 金融政策決定会合議事要旨(3月17-18日分):「景気刺激効果を維持する観点から、指値オペを含めた対応により、上昇圧力を抑制し金融市場調節方針を実現することが重要である」(Bloomberg)
- 5/12 日銀金融政策決定会合における主な意見(4月27-28日分):「為替レートのコントロールを目標とした政策変更は適当でない」「需給ギャップ大きくインフレ基調が低い現状は為替円安がプラスに働く」「物価目標の達成まで金融緩和を持続すべき」(Bloomberg)
- 5/23 円の実質実効レートが半世紀ぶり低水準、低インフレと円安(Bloomberg)
- 政治、経済
- 日本以外でテーパリングや利上げ実施する国が増加→円を売って海外通貨買って利回りが良い海外国債などに投資した方が良い。
- エネルギー・穀物価格高騰→輸入物価上昇→資源輸入への支払い増→日本の経常収支悪化(貿易赤字拡大)
- 4/28 鉱工業生産速報値3月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/19 通関ベース貿易収支4月度:季節調整済が前回かつ予想より弱い数値。9カ月連続赤字
- 5/27 東京消費者物価指数4月度:前月比とコアコア前月比が前回かつ予想より弱い数値
- 要人発言
- 岸田首相
- 鈴木財務相
- 4/18「円安、良いか悪いか一概に言えない」
- 4/19「為替レートは市場において決定」
- 4/21「為替レートは市場において決定」「声明文に為替への言及はなく、G7の考え方を維持」(Bloomberg)
- 5/13「為替はさまざまな要因で市場で決まる」
- 黒田日銀総裁
- 4/5「円安が日本経済にプラスの認識変わらない」「出口議論は時期尚早」
- 4/11「必要なら躊躇なく追加緩和」「政策金利、現在の長短金利の水準またはそれを下回る水準で推移することを想定」
- 4/13「緩和を粘り強く継続」
- 4/18「円安が全体としてプラスという評価は変えていない」「2%目標の実現目指し緩和政策を続けることが適当」「現状、出口戦略を議論する状況にない」
- 4/22「積極的な金融緩和を維持」「日本は景気過熱を懸念すべき状況にない」「日銀はイールドカーブコントロールの枠組みで政策継続」「日本の中長期的なインフレ予想は上昇していない」(Bloomberg)
- 4/28「当面は感染症の影響を注視、必要なら躊躇なく追加緩和」「強力な金融緩和を粘り強く続ける」(Bloomberg)
- 5/13「大幅な金融緩和は必要」「金利を上げると景気が悪くなる」「具体的な出口戦略の手法などを論じるのは時期尚早」「私の任期との関係で出口を考えることは適切ではない」(Bloomberg)
- 5/16「大量の国債購入の副作用はあり得るが、大幅な金融緩和は必要」「金利を上げると景気が悪くなり、銀行の貸出量が減ると銀行収益は増大しない」「具体的な出口戦略の手法などを論じるのは時期尚早」
- 5/20 「ロシアの行動が大規模なインフレを引き起こしている」「インフレが日本に波及する可能性は低い」「日本のインフレ率2%達成の可能性は高い」「マイナス金利を含めて長短金利操作(YCC、イールドカーブ・コントロール)継続は適当」「持続的なインフレ率2%にはならない」(Bloomberg)
- 雨宮日銀副総裁
- 5/17「金融緩和を縮小する経済活動に一段と下押し圧力かかかり、企業収益、雇用、賃金、物価の好循環が阻害される」と指摘。「結果的に物価安定目標の持続的、安定的な実現から遠ざかってしまうというリスクがある」(Bloomberg)
- 内田日銀理事
- 5/10「長期金利ゼロ% プラスマイナス0.25%の誘導目標、変更することは考えていない」「長期金利の許容変動幅の上限引き上げは事実上の利上げ、日本経済にとって好ましくない」(Bloomberg)
- IMF高官
- 4/26「日銀の緩和策、継続は極めて適切 インフレはまだ加速していない」「円安により日本の輸入物価は上がっているが、輸出増で影響相殺」
- 地政学リスク
- ウクライナ情勢悪化:日本企業のロシア離れ加速
日米金融政策差で円売り優勢。突発的なウクライナ情勢悪化や要人の円安牽制発言で一時的な円買いも生じやすいですが押し目の機会になりやすい状況は変わらず。
ユーロ(EUR)
ユーロ買い材料
- 金融政策
- 政治、経済
- 4/20 独生産者物価指数3月度:前回かつ予想より強い数値
- 4/20 欧鉱工業生産指数2月度:前年比は前回かつ予想より強い数値
- 4/21 欧消費者信頼感指数速報値4月度:前回かつ予想より強い数値
- 4/22 独非製造業PMI速報値4月度:前回かつ予想より強い数値
- 4/22 欧非製造業PMI速報値4月度:前回かつ予想より強い数値
- 4/25 フランス大統領選でマクロン氏勝利。政情不安解消
- 4/25 独Ifo景況感指数4月度:前回かつ予想より強い数値
- 4/28 独消費者物価指数速報値4月度:前年比は前回かつ予想より強い数値
- 4/29 独実質GDP実質速報値第1四半期:前年比は前回かつ予想より強い数値
- 4/29 欧消費者物価指数速報値4月度:コア前年比は前回かつ予想より強い数値
- 5/2 独製造業PMI確報値4月度:前回かつ予想より強い数値
- 5/2 欧製造業PMI確報値4月度:前回かつ予想より強い数値
- 5/3 欧生産者物価指数3月度:前回かつ予想より強い数値
- 5/10 欧ZEW景況感指数5月度:前回より強い数値。しかしマイナス値が嫌気でEUR売りも
- 5/10 独ZEW景況感指数5月度:前回より強い数値。しかしマイナス値が嫌気でEUR売りも
- 5/16 欧実質GDP改定値第1四半期:前回より強い数値
- 5/23 独Ifo景況感指数4月度:前回かつ予想より強い数値
- 5/24 独製造業PMI速報値5月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/25 独実質GDP実質確報値第1四半期:前年比は前回かつ予想より強い数値
- 要人発言
- ラガルドECB総裁
- デギンドスECB副総裁
- 4/21「データ次第で7月に利上げ」(Bloomberg)
- シュナーベルECB専務理事
- エルダーソンECB専務理事
- 5/11「政策金正常化の検討を7月に開始可能」「リセッションを予想していない」(Bloomberg)
- ナーゲル・ドイツ連銀総裁
- 5/6「ECBは金融正常化を進めるべき」「リセッションではないが、成長率はかなり弱いと予想」「現在の経済状況を理由に金融政策の変更を控えるべきだという考えは受け入れない」(Bloomberg)
- 5/10「6月末に資産購入プログラム(APP)を終了する必要あり」「遅すぎる行動のリスクは著しく増加」「物価上昇が勢いを増しているとの不穏な証拠がある」「ECBの7月利上げ開始を支持」(Bloomberg)
- 5/13「7月利上げの可能性あり」「利上げ時は金融安定を考慮する必要」
- 5/20「ECBは7月に利上げを行う可能性」「インフレと戦うべき時がきた」
- 5/25「ECB最初の利上げは7月、下半期に追加利上げの見込み」
- クノット・オランダ中銀総裁
- バスレ・スロベニア中銀総裁
- 4/4「マイナス金利は今年終盤か来年初めまでに終了」
- ホルツマン・オーストリア中銀総裁
- レーン・フィンランド中銀総裁
- シムカス・リトアニア中銀総裁
- 4/15「利上げを検討しない理由はない」
- ミュラー・エストニア中銀総裁
- 4/15「7月にAPPが終了しても何も驚かない」
- 5/3「7月に利上げを検討すべき」
- 5/18「7月会合での25bp利上げを支持」「今年中に金利がゼロ%を超えて上昇したとしても驚きではない」
- カザークス・ラトビア中銀総裁
- 4/20「7月の利上げあり得る」(Bloomberg)
- 4/26「7月の利上げが望ましい」
- 5/20「最初の利上げが7月となることを希望」「金融政策だけでは経済を持ち上げることできない」
- 5/24「0.50%利上げを排除すべきではない」「ECBは7月と9月、10-12月期にも利上げを行うと予想」
- ベルギー・ウンシュ中銀総裁
- 「利上げ7月検討」(Bloomberg)
- デコス・スペイン中銀総裁
- 4/25「成長の不確実性がインフレの重しとなる可能性」「ECBの決定は政策の正常化を継続すること」(Reuters)
- ビスコ・イタリア中銀総裁
- ビルロワドガロー・フランス中銀総裁
- IMM通貨先物
- 5/24時点、ロング拡大(シカゴ投機筋IMMポジション推移)
ユーロ売り材料
- 金融政策
- 4/14 ECB理事会:量的緩和の終了時期を維持→想定ほど金融政策の正常化を急いでいないとの見方
- 政治、経済
- 英国とEUの北アイルランド議定書議論難航
- 4/20 欧貿易収支2月度:季節調整後は前回かつ予想より弱い数値
- 4/20 欧州新車販売、3月は9カ月連続減少
- 4/21 欧消費者物価指数確報値3月度:前回かつ予想より弱い数値
- 4/22 独製造業PMI速報値4月度:前回かつ予想より弱い数値
- 4/22 欧経常収支2月度:前回より弱い数値
- 4/22 独中央銀行月報:景気後退直面(Bloomberg)
- 4/27 独GfK消費者信頼感指数5月:前回かつ予想より弱い数値
- 5/2 独小売売上高3月:前回かつ予想より弱い数値
- 5/2 欧消費者信頼感指数確報値4月:前回より弱い数値
- 5/2 独雇用統計4月度:失業者数が前回かつ予想より弱い数値
- 5/4 独貿易収支3月:前回かつ予想より弱い数値
- 5/4 独非製造業PMI確報値4月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/4 欧小売売上高3月:前回かつ予想より弱い数値
- 5/5 独製造業新規受注3月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/6 独鉱工業生産指数3月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/12 独経常収支3月度:前回より弱い数値
- 5/12 ロシアがポーランド経由のドイツ向けガスを停止
- 5/16 欧州委員会経済見通し:ユーロ圏の成長見通しが下方修正(Reuters)
- 5/16 欧貿易収支3月度:前回かつ予想より弱い数値。3月は過去最大の赤字
- 5/18 欧州新車販売4月度:前年同月比20%減。10カ月連続の減少(Bloomberg)
- 5/18 欧消費者物価指数確報値4月度:前年比が前回かつ予想より弱い数値
- 5/19 欧経常収支3月度:前回より弱い数値
- 5/21 ロシアがフィンランドへのガス供給を21日に停止(Bloomberg)
- 5/24 独非製造業PMI速報値5月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/24 欧非製造業PMI速報値5月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/24 欧製造業PMI速報値5月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/25 ECB金融安定報告書:インフレや低成長受け企業に弱さ(Bloomberg)
- 要人発言
- EU理事会常任議長
- 5/16「議定書に関する英国の一方的な行動は明らかに歓迎されない」
- ドムブロフスキス欧州委員会副委員長
- 5/24「欧州経済の成長率は鈍化する見込み」
- ECB声明
- 4/14 国債など資産の新規買い入れ終了時期について7-9月期との方針を維持、一定期間後に利上げに着手することを示唆
- ラガルドECB総裁
- 4/14 「一定期間とは1週間とも数カ月とも意味する」、「量的引き締め(QT)の議論は時期尚早」
- パネッタECB専務理事
- 5/25「金融緩和の一部を解除することで、金融政策の正常化を継続できる」(Bloomberg)
- ビルロワドガロー・フランス中銀総裁
- 5/24「0.50%利上はコンセンサスではない」「来年に中立金利になると見込む」「インフレ率は2年以内に2%に戻ると予想」(Bloomberg)
- レーン・フィンランド中銀総裁
- 5/24「来月には経済見通しを下方修正するだろう」
- ラブロフ・ロシア外相
- 4/26「核戦争につながる可能性がある」と警告。
- フィンランド大統領・首相
- 5/12「NATO加盟への申請を提出するべき」
- EU理事会常任議長
- 地政学リスク
- ウクライナ情勢悪化
- ウクライナとロシア停戦交渉進展なし
- エネルギー・穀物価格急騰→物価上昇→欧州経済悪化→スタグフレーション懸念
- ウクライナ情勢悪化
要人のタカ派発言でユーロ買い、ウクライナ情勢悪化の継続でユーロ売り優勢。
ポンド(GBP)
ポンド買い材料
- 金融政策
- 5/5 英中銀(BOE)政策金利5月度:予想通り0.25%追加利上げ(1.00%)。金融政策委員会(MPC)メンバー9人のうち6人が賛成したが、3人が0.50%の利上げを主張。
- 5/5 BOE議事要旨5月度:インフレは、4月に約8%まで上昇した後でピークをつけるとの物価見通しを今年第4四半期には10%を超えると上方修正
「1.00%への引き上げを全会一致で決定」「今後数カ月で更なる緩やかな引き締めが適切かもしれない」(Bloomberg)
- 政治、経済
- 4/12 英国雇用統計3月度:前回かつより強い数値
- 4/13 英国生産者物価指数2月度:前回かつより強い数値
- 4/13 英国小売売上高3月度:前回かつより強い数値
- 4/13 英国消費者物価指数3月度:前年比+7.0%は30年ぶり上昇率
- 4/22 英国製造業PMI速報値4月度:前回かつより強い数値
- 5/3 英国製造業PMI確報値4月度:前回かつより強い数値
- 5/5 英国非製造業PMI確報値4月度:前回かつより強い数値
- 5/17 英国雇用統計4月度:前回かつより強い数値
- 5/18 英国生産者物価指数4月度:出荷が前回かつより強い数値
- 5/18 英国小売物価指数4月度:前回かつより強い数値
- 5/18 英国消費者物価指数4月度:前回かつより強い数値。前年比9%は40年ぶり高水準
- 5/20 英国小売売上高4月度:前月比が前回かつより強い数値。サプライズのプラス値。
- 要人発言
- 英国ジョンソン首相
- 5/16「北アイルランド議定書、北アイルランドのどの政党も好まない」
- ベイリー英中銀(BOE)総裁
- 5/23「インフレを抑制するために、必要に応じて再利上げする」
- ラムスデン英中銀副総裁
- 5/12「インフレは予想よりも低下しないかもしれない」「インフレリスクはより多くの利上げが必要ということを意味している」(Bloomberg)
- サンダース英中銀金融政策委員会(MPC)委員
- 5/16「高いインフレ期待のリスクに強く傾倒する必要」「BOEは中立な政策スタンスに戻るべき」
- マン英中銀委員
- 4/21「インフレ抑制のために0.25ポイントかそれ以上の追加利上げ要検討」(Bloomberg)
- ピル英中銀金融政策委員会(MPC)委員兼チーフエコノミスト
- 5/20「金融政策引き締めはさらに実行する必要がある」「インフレ率は2桁に上昇すると予測」(Reuters)
- 英国ジョンソン首相
ポンド売り材料
- 金融政策
- 5/5 BOE議事要旨5月度:成長率見通しは、22年3.75%と従来見通しを維持したものの、23年は従来1.25%から-0.25%、24年は1.0%から0.25%に下方修正。23年のリセッション入りを警告(Bloomberg)
- 政治、経済
- 北アイルランド議定書の効力停止懸念
- 4/12 英国の生活水準が急速に低下、2月は8年ぶりの大幅な悪化(Bloomberg)
- 4/21 英議会、パンデミックによる外出規制の期間中のパーティーに出席したジョンソン首相が虚偽発言をしたか調査を決定。
- 4/22 英国小売売上高3月度:前回かつ予想より弱い数値(Bloomberg)
- 4/22 英国非製造業PMI速報値4月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/7 英統一地方選、与党・保守党がロンドンの有力地盤で敗北-首相に痛手(Bloomberg)
- 5/10 英個人消費、21年1月以来の減少(Reuters)
- 5/11 英国がNI議定書撤回ならEUは貿易停止用意
- 5/12 英国実質GDP速報値第1四半期:前期比が前回かつ予想より弱い数値
- 5/12 英国貿易収支3月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/12 英国製造業生産高3月度:前年比が前回かつ予想より弱い数値
- 5/18 英国生産者物価指数4月度:出荷が前回かつ予想より弱い数値
- 5/20 英国GfK消費者信頼感調査5月度:前回かつ予想より弱い数値で1970年代の統計開始以降最低。
- 5/23 英国製造業PMI速報値5月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/23 英国非製造業PMI速報値5月度:前回かつ予想より弱い数値
- 要人発言
- 地政学リスク
- ウクライナ情勢悪化
- ロシア産原油輸入削減→インフレ加速→スタグフレーション懸念
- ウクライナ情勢悪化
- IMM通貨先物
- 5/24時点、ショート拡大(シカゴ投機筋IMMポジション推移)
利上げ期待の買いと景気後退懸念の売りが綱引き状態。
豪ドル(AUD)
豪ドル買い材料
- 金融政策
- 政治、経済
- 4/27 豪消費者物価指数第1四半期:トリム平均が前回かつ予想より強い数値
- 4/29 豪生産者物価指数第1四半期:前回より強い数値
- 5/4 豪小売売上高3月度:前回かつ予想より強い数値
- 5/5 豪貿易収支3月度:前回かつ予想より強い数値
- 5/19 豪雇用統計4月度:失業率が前回かつ予想より強い数値。1974年以来の低水準
- 5/21 オーストラリア総選挙:野党・労働党が勝利。2013年以来の政権交代の見通し(Bloomberg)→新政権への期待感あり。
- 要人発言
- ロウ豪中銀総裁
- 5/3「年末までの金利は1.50-1.75%と予想」「40bp利上げの選択肢も検討」「今後数カ月の間に更なる利上げが必要になる」
- ケント豪準備銀行(RBA)総裁補佐
- 5/23「量的引き締めの段階に入った」「予測モデルでは中立金利は2-3%の間」
- ロウ豪中銀総裁
- 地政学リスク
- ウクライナ情勢悪化
- 小麦やトウモロコシ等の農作物と液化天然ガス等の資源を、ウクライナやロシア産から豪州産への代替需要高まり。
- ウクライナ情勢悪化
豪ドル売り材料
- 金融政策
- 政治、経済
- 4/14 豪雇用統計3月度:予想下回る伸び、失業率は横ばいで回復が失速
- 5/11 豪消費者信頼感指数5月度:前回より弱い数値
- 5/19 豪雇用統計4月度:雇用者数が前回かつ予想より弱い数値
- 5/24 豪小売売上高4月度:前回かつ予想より弱い数値
- 要人発言
- 豪アルバニージー首相
- 5/23「中国との関係性は依然として困難」
- 豪アルバニージー首相
- 地政学リスク
- ウクライナ情勢悪化:米国株下落の影響でリスクオフ
- IMM通貨先物
- 5/24時点、ショート拡大(シカゴ投機筋IMMポジション推移)
追加利上げ期待とウクライナ情勢悪化によるエネルギーや穀物の需要急増で豪ドルは買い材料が優勢と推測します。
ニュージーランドドル(NZD)
ニュージーランドドル買い材料
- 金融政策
- ニュージーランド準備銀行(RBNZ)政策金利
- 4/13 予想 1.25%に対しサプライズの1.50%利上げ(Bloomberg)
- 5/25 予想通り0.50%利上げ
- ニュージーランド準備銀行(RBNZ)声明
- 4/13「消費者物価は2022年上半期に約7%のピークに達すると予想されている」「より高インフレリスクが高まっている」
- 5/25「政策金利を引き続き引き上げていくことに合意」「政策金利をより大きくより早く引き上げることはインフレが持続的になるリスクを軽減」「政策金利は年内に3.25%と見込む」
- ニュージーランド準備銀行(RBNZ)政策金利
- 政治、経済
- 5/19 ニュージーランド生産者物価指数第1四半期:前回より強い数値
- 5/20 ニュージーランド貿易収支4月度:前回より強い数値
- 要人発言
- アーダーン首相
- 5/11「ニュージーランドの国境を7月末から完全再開する」(Bloomberg)
- ニュージーランド政府
- 5/19「インフレ上昇の影響を緩和するために10億NZドルを支出」
- アーダーン首相
- 地政学リスク
ニュージーランドドル売り材料
- 金融政策
- 政治、経済
- 5/24 ニュージーランド小売売上高第1四半期:前回より弱い数値
- IMM通貨先物
- 5/24時点、ショート拡大(シカゴ投機筋IMMポジション推移)
追加利上げ期待、ウクライナ情勢悪化による食料需要急増、新型コロナ対策で実施していた入国制限前倒し撤廃でニュージーランドドルは買い材料が優勢と推測します。
カナダドル(CAD)
カナダドル買い材料
- 金融政策
- 4/13 カナダ中銀(BOC)金融政策会合:予想通り政策金利1.00%に引き上げ。追加利上げ示唆
- 政治、経済
- 4/14 カナダ製造業売上高2月度:前回かつ予想より強い数値
- 4/20 カナダ消費者物価指数3月度:前回かつ予想より強い数値。前年比は約31年ぶり高水準
- 4/22 カナダ鉱工業製品価格3月度:前回かつ予想より強い数値
- 4/29 カナダ実質GDP2月度:前月比が前回かつ予想より強い数値
- 5/6 OPECプラス:6月生産も小幅引き上げ幅で合意(Bloomberg)
- 5/6 カナダ雇用統計4月度:失業率は前回より強い数値
- 5/16 カナダ住宅着工件数4月度:前回かつ予想より強い数値
- 5/16 カナダ卸売売上高3月度:前回かつ予想より強い数値
- 5/18 カナダ消費者物価指数4月度:前年比は前回かつ予想より強い数値
- 5/24 カナダ小売売上高3月度:コア前月比が前回かつ予想より強い数値
- 要人発言
- カナダ銀行(BOC、カナダ中央銀行)声明
4/13「再投資を終了し、4月25日から量的金融引き締め(QT)を開始する」「バランスシートの規模は時間とともに縮小する」
- マックレムBOC総裁
- 4/13「インフレに対処するため必要な限り強力に行動する用意がある」
- 4/22 「利上げを除外するものは何もない」
- 4/25「もう一度50bpの利上げを検討する」「カナダのインフレはピークに近づいている」(Bloomberg)
- 4/28「より高い金利が必要」
- コジッキBOC副総裁
- 3/25「物価圧力高まれば力強く対応」
- カナダ銀行(BOC、カナダ中央銀行)声明
- 新型コロナ
- 5/16 中国上海市ロックダウンが6月中に解除の見通し→エネルギー需要増の思惑
- 地政学リスク
- IMM通貨先物
- 5/24時点、ショート縮小(シカゴ投機筋IMMポジション推移)
カナダドル売り材料
- 金融政策
- 政治、経済
- 4/14 カナダ卸売売上高2月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/6 カナダ雇用統計4月度:雇用者数は前回かつ予想より弱い数値
- 5/6 カナダIvey購買担当者景況感指数4月度:前回より弱い数値
- 5/19 カナダ鉱工業製品価格4月度:前回より弱い数値
- 5/24 カナダ小売売上高3月度:前月比が前回かつ予想より強い数値
- 要人発言
- カナダ政府
- 5/20 ファーウェイとZTEを5Gネットワークから排除
- カナダ政府
- 新型コロナ
- 中国コロナ再拡大でロックダウン⇒原油の世界需要低迷の懸念強まる
追加利上げ期待とウクライナ情勢悪化による原油価格急騰からカナダドルは買い材料優勢と推測します。
人民元(CNH)
人民元買い材料
- 金融政策
- 政治、経済
- 4/13 中国貿易収支3月度:前回より強い数値
- 4/28 中国実質GDP第1四半期:前回より強い数値(Bloomberg)
- 5/11 中国消費者物価指数4月度:前回かつ予想より強い数値
- 要人発言
- 中国政府
- 5/23「多くの部門に付加価値税控除を適用する予定」「年間減税額を1400億元以上増やし2兆6400億元に」
- 中国李首相
- 5/24 経済回復に向けた33施策を指示
- ロシア・シルアノフ財務相
- 3/14 「西側諸国の制裁でロシア中央銀行の外貨準備はドルやユーロ建てが凍結。ロシアの外貨準備で中国人民元利用」(Reuters)
- 米国バイデン大統領
- 5/23「対中関税の引き下げを検討している」
- 中国政府
- 新型コロナ
- 4/27 中国2大都市でコロナ感染落ち着く兆し、上海ロックダウン緩和(Bloomberg)
- 5/16 中国上海市、ロックダウンを6月に解除へ
- 5/17 上海市、3日連続で新規市中感染ゼロ、封鎖解除の重要条件達成
- 地政学リスク
- ウクライナへロシア侵攻で各国制裁→ロシア産原油のドル建て決済不可→ロシアが友好的国の中国人民元買いに向かう
人民元売り材料
- 金融政策
- 政治、経済
- 4/18 中国住宅販売額3月度:前年同月比29%落ち込み(Bloomberg)
- 4/22 ロックダウンの影響で中国石油需要急減(Bloomberg)
- 4/30 中国製造業PMI4月度:前回かつ予想より弱い数値。基準50下回る。
- 4/30 中国財新製造業PMI4月度:前回かつ予想より弱い数値。基準50下回る。
- 5/4 米SEC、JDなど中国企業80社余りを上場廃止警告リストに追加(Bloomberg):米中貿易戦争過熱
- 5/5 中国財新サービス部門PMI4月度:前回かつ予想より弱い数値。基準50下回る。
- 5/11 中国新車販売4月度:47.6%減。(Reuters)
- 5/13 中国経済のファイナンス活動、4月に大きく落ち込む(Bloomberg)
- 5/16 中国小売売上高4月度:前回かつ予想より弱い数値
- 5/16 中国鉱工業生産指数4月度:前回かつ予想より弱い数値。
- 要人発言
- 新型コロナ
- 地政学リスク
- ウクライナ・ロシア紛争の後は、中国・台湾紛争による経済悪化危機感が増加。
- 台湾情勢を巡る米中関係悪化
- 5/19 中国が台湾巡り「危険な状況」に至ると米国に警告(Bloomberg)
中国経済悪化により人民元は売り材料優勢と推測します。
原油
原油買い材料
- 政治、経済
- 5/5 OPECプラス、6月も小幅供給増で合意-ロシアとの連帯示す(Bloomberg)
- 5/26 米国が夏休み期間でガソリン需要の高まり
- 要人発言
- 新型コロナ
- 5/16 中国上海市、ロックダウンを6月に解除へ→エネルギー需要増の思惑
- 地政学リスク
- IMM通貨先物
- 5/24時点、ロング拡大(ネット +325,637 → +334,761 、前週比 +9,124 )
原油売り材料
- 政治、経済
- 5/12 石油輸出国機構(OPEC)月報:2022年世界石油需要の増加を日量336万バレルとし、前回予想から下方修正。2カ月連続引き下げ
- 5/12 国際エネルギー機関(IEA):必要に応じ石油追加放出の可能性(Reuters)
- 新型コロナ
- 5/8 サウジ、アジア向け原油を4カ月ぶり値下げ-中国ロックダウンの中(Bloomberg)
中国ロックダウンが緩和されつつあり米国需要増から、原油買い優勢と推測します。
金
金買い材料
- 政治、経済
- 世界的なインフレ高進:インフレヘッジ資産の金買い増加
- 地政学リスク
- ウクライナ情勢悪化:安全資産の金買い増加
- IMM通貨先物
- 5/24時点、ロング拡大(ネット +175,360 → +183,813 、前週比 +8,453 )
金売り材料
- 政治、経済
- 米国利上げ期待による米国債利回り上昇:金利がつかない金価値低下
- 地政学リスク
- ウクライナ情勢悪化:有事の金売り(日経新聞)
ウクライナ情勢悪化による安全資産の金買い優勢と推測します。
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