2025年9月26日(金)ドル円戦略と結果

ファンダメンタルズ
テクニカル
1. トレードシナリオと結果

ファンダメンタルズ

注目材料

１．経済指標
・東京消費者物価指数
・米国PCE、PCEデフレータ
・米国ミシガン大学消費者信頼感指数確報値、インフレ予測
・IMM通貨先物円ポジション

２．要人発言
・米国トランプ大統領
・FRB

３．その他
・TOM効果：株式投資の月末安・月初高アノマリー。期間は営業日ベースでの月末3日間程度、月初3日間程度。月末の損益確定、毎月一定額を積み立てる投資信託などの購入が月末・月初に集中する傾向があります
・地政学リスクオフ（ウクライナ・ロシア）

マーケット動向

経済指標評価
(前回かつ予想より良い：◎、予想以上：〇、予想より悪い：△、前回かつ予想より悪い：×)

東京マーケット前

7:52～要人発言
米国トランプ大統領
トランプ米政権、輸入大型トラックに25%の関税発動へ－10月1日から（Bloomberg）

8:30 経済指標
東京消費者物価指数（CPI）（政府統計の総合窓口）
全国消費者物価指数の先行指標で日本国内のインフレが進んでいる中で注目度が高まっています。
日銀物価目標2.0%。日銀政策金利0.50%
前年比：前回2.6%（改定）、予想2.8%、結果2.5%（×）
コア前年比：前回2.5%（改定）、予想2.8%、結果2.5%（△）
コアコアCPI前年比：前回3.0%（改定）、予想2.9%、結果2.5%（×）

東京マーケット(9:00~15:30)

【日本市況】日経平均反落、米株安や関税懸念－債券は長期債中心下落（Bloomberg）

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

20:37～要人発言
米国バーキン・リッチモンド連銀総裁（2025年FOMC投票権なし）
：政策スタンスはタカ派。
インフレ予測の信頼度低い、関税の影響で＝リッチモンド連銀総裁（Reuters）

【考察】

21:30 済指標
米国PCE
個人所得：前回0.4%（改定）、予想0.3%、結果0.4%（○）
個人支出：前回0.5%（改定）、予想0.5%、結果0.6%（◎）

米国PCEデフレータ
総合指数より基調的なインフレを反映するコア指数がより注目されます。
前月比：前回0.2%（改定）、予想0.3%、結果0.3%（○）
前年比（FRB目標2.0%）：前回2.6%（改定）、予想2.7%、結果2.7%（○）
コア前月比：前回0.3%（改定）、予想0.2%、結果0.2%（○）
コア前年比：前回2.9%（改定）、予想2.9%、結果2.9%（○）
米PCE、消費支出が予想上回る－コア価格指数は前月と同じ伸び（Bloomberg）

23:00 経済指標
米国ミシガン大学消費者信頼感指数確報値
米国コンファレンスボード消費者信頼感指数に先行して発表されるため注目度は高い。米国GDPの約70％を占める個人消費の動向を確認できます。
前回55.4、予想55.8、結果55.1（×）

米国ミシガン大学インフレ予測
1年先：前回4.8%、予想4.8%、結果4.7%（×）
5年先：前回3.9%、予想3.9%、結果3.7%（×）

23:12～要人発言
米国トランプ大統領
「政府閉鎖され得る」
「物価は低下」
トランプ大統領、米政府閉鎖のリスクを一蹴－共和・民主の対立続く（Bloomberg）

26:00～要人発言
米国ボウマンFRB理事
：政策スタンスは中立
FRBバランスシート、可能な限り小さい方が望ましい－ボウマン副議長（Bloomberg）

【考察】

28:30 経済指標
IMM通貨先物9/23時点（Investing.com）
円ロング増加

【米国市況】株反発、FRB利下げ維持との安心感－円は一時149円台前半（Bloomberg）

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

(Trading View)

通貨強弱

＜ドル＞
買い材料：

売り材料：
・米国ミシガン大学消費者信頼感指数確報値、インフレ予測：弱
・米国トランプ大統領「政府閉鎖され得る」

＜円＞
買い材料：

売り材料：
・2025年6月調査想定為替レート上期145.87、下期145.56（日本銀行、短観）以上推移→日本企業業績改善（円キャリー促進）
・構造的円売り（日本実質金利マイナスで金融緩和環境継続、新NISA等海外投資急増、デジタル赤字増加等、骨太方針の家計支援で財政支出増）
・その他円売り（航空燃料不足、パイロット不足、クレジットカード利用赤字によるインバウンド関連の旅行収支悪化懸念）