ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
<注目材料>
(1)8/11の欧米マーケット影響
注目の米国生産者物価指数は強い数値でドル円上昇、米国ミシガン大学消費者信頼感指数・インフレ予測速報値の弱い数値で全戻し下落となったが、米国生産者物価指数の強い数値の影響で再び上昇に転じ、日足高値145.00を付けた。
週末かつ145円台を付けた高値警戒感からかNY引けに掛けて揉み合い。日足終値144.97。
【米国市況】ハイテク株に売り、国債利回り上昇-ドル145円目前(Bloomberg)
(2)経済指標
・米国Ny連銀インフレ期待調査
(3)要人発言
・政府日銀要人の円安牽制
・FRB要人
(4)その他
・中国不動産開発業者デフォルトリスク
中国経済の新たなリスク、碧桂園19%安-オンショア社債取引停止(Bloomberg)
本日注目度の高い材料はないが、先週末145円を付けたことで、今週は政府・日銀要人からの円安牽制発言が相次ぐ可能性高い。発言の度に一時的に急落やそれを狙った押し目買いにより乱高下しやすいか。
マーケットの動き
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
東京マーケット(9:00~15:00)
欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)
24:00 経済指標
米国Ny連銀インフレ期待調査
1年後:前回3.8%、結果3.5%(×)
3年後:前回3.0%、結果2.9%(×)
5年後: 前回3.0%、結果2.9%(×)
【考察】弱い数値でドル円下落。
米消費者の短期インフレ見通しが低下、21年以来の低水準-NY連銀(Bloomberg)
<まとめ>
東京マーケット:
日足始値144.97。
仲値に向けて145.22まで上昇するも、「先週米国生産者物価指数の強い数値の影響継続→米国債利回り上昇→ドル買い」、「中国不動産デフォルトリスク→日経平均株価下落→リスクオフ円買い」。ドル買い円買いでドル円乱高下。高値警戒感の売り強く144.65急落の乱高下。
きょうの国内市況(8月14日):株式、債券、為替市場(Bloomberg)
欧米マーケット:
欧州オープンはリスクオン円売り・ドル売り交錯していたが、「米国債利回り上昇→ドル買い」が一気に進み、日足高値145.58へ一気に上昇。
その後、高値警戒感や米国Ny連銀インフレ期待調査の弱い数値でドル円下落だが一時的。NY引けに掛けて全戻し。
日足終値145.55。
【欧州市況】株は小幅高、金利や中国動向を意識-ドイツ債下落(Bloomberg)
【米国市況】ハイテク銘柄に買い、夏場の薄商い-ドルは145円台半ば(Bloomberg)
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
米国債イールドカーブ
8/14(月)は8/11(金)に対しベア(短期金利上昇、長期金利上昇)、逆イールド拡大。ドル買い・売り材料(U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY)
FOMCの利上げ幅見通し(CME FedWatch Tool)
9月公表:据え置き88.5%、25bps引き上げ11.5%、50bps引き上げ0.0%
テクニカル分析
トレード
- 月足:8月陽線形成中。レンジ内の上昇トレンド。
- 週足:8/7週、陽線。大陽線で直近高値到達。
- 日足:8/11下ヒゲ陽線。上昇トレンド。
- 4H足:上昇トレンド。
- 1H足:上昇トレンド。
- 15M足:上昇チャネル。
【シナリオ】
①ロング
(A)1H足サポート144.728付近まで下落→ダウ転換上昇→目標日足レジスタンス144.982
(B)4H足サポート144.033付近まで下落→ダウ転換上昇→目標1H足レジスタンス144.480
②ショート
(C)1H足サポート144.480をダウ下落→目標4H足サポート144.033
【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。
8月通算:3勝0敗、勝率100.0%、平均RR 2.30、獲得Pips +75.3
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