2022年6月20日(月)ドル円初心者戦略と結果

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

注目材料

1. 経済指標・要人発言
(1)6/17 日銀金融政策決定会合・黒田日銀総裁の円安容認影響引継ぎ
他国金利差拡大によって「円売り→ドル円上昇」を想定します。

(2)米国金融当局者タカ派発言
6/18, 19もタカ派発言が続いており、「ドル買い→ドル円上昇」を想定します。

(3)米国休場
NYマーケット時間帯は動きにくい、又は閑散相場の急激な変動を想定します。よって、この時間帯は様子見に留めたい。

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

9:55 五十日仲値

15:41 要人発言
黒田日銀総裁    
「岸田首相に世界の経済・金融資本市場について説明した」    
「急激な為替の変動は好ましくない」    
「為替はファンダメンタルズを反映して安定的な推移が望ましい」    
「為替変動について政府と連携して適切に対応」              
「為替市場の動向を注視」(Bloomberg)

【考察】代り映えのない円安牽制発言。      

16:19  要人発言
岸田首相
「黒田日銀総裁との会談、急激な円安は憂慮すべき」    

【考察】 代り映えのない円安牽制発言。

欧州マーケット(16:00~25:00)

NYマーケット(22:30~29:00)

米国奴隷解放記念日(ジューンティーンス)の振替休日で米国休場

24:32 要人発言
米国バイデン大統領
「米国の景気後退は避けられない」「ウクライナのEU加盟の可能性は非常に高い」


【考察】景気後退不可避はドル売り材料

25:00 欧州クローズ

26:32 要人発言
米国ブラード・セントルイス連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)
「最近の家賃上昇は、高いインフレ長期化を示唆」「世界の中央銀行がインフレ抑制することを望む」「バランスシート縮小は良いペース」


【考察】強くはないもののタカ派発言

29:00 NYクローズ

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. NZD(資源国リスクオン通貨):前日5位。
  2. GBP(リスクオン通貨):前日6位。マン英中銀金融政策委員会(MPC)委員のタカ派発言で買い。
  3. CAD(資源国リスクオン通貨):前日4位。
  4. AUD(資源国リスクオン通貨):前日7位。
  5. CHF(リスクオフ通貨):前日2位。
  6. EUR(リスクオン通貨):前日3位。6/19仏下院選挙の決選投票で、マクロン大統領が率いる与党連合が過半数を割り込む見込みで売り。センテノ・ポルトガル中銀総裁、カザークス・ラトビア中銀総裁、ラガルドECB総裁のタカ派発言で買い。
  7. USD(基軸通貨):前日1位。
  8. JPY(リスクオフ通貨):前日8位。黒田日銀総裁が岸田首相の円安牽制発言も影響軽微。

米国債イールドカーブ

米国債市場も休場

テクニカル分析

ドル円チャート

  • 月足: ボリンジャーバンド+2σをバンドウォークし強い上昇トレンド。
  • 週足:6/13週は下ヒゲピンバー陽線で上昇トレンド。
  • 日足:6/17大陽線。ボリンジャーバンド+1σ上抜けでレンジ上限到達。
  • 4H足:V字で切り返して強い上昇。
  • 1H足:ボリンジャーバンドスクイーズに移行中。
  • 15M足:ボリンジャーバンドスクイーズしレンジ。

【シナリオ】
①ロング
(A)4H・日足戻り高値実体135.433上抜け→レジサポ→目標週足上限実体135.930。

②ショート
(B)4H足押し安値実体134.504下抜け→レジサポ→目標1H足チャネル下限かつ押し安値実体133.832。

一気に日足上限135.408に到達していることから、一旦は下落しやすいと考えれば、ショート優勢。しかし、下げ止まりが見えればロング転換を考えたい。


【考察】前提:リスクリワード2.0以上

134.504~135.433推移でエントリー条件未達。

6月通算:6勝5敗、勝率54.5%
6月獲得pips:+179.2

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