2022年8月29日(月)ドル円初心者戦略と結果

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

注目材料

1. 経済指標・要人発言
8/26(金)は弱い米国経済指標結果によるドル円急落後、米国ジャクソンホール シンポジウムにおけるパウエルFRB議長のタカ派発言によってドル円急騰の動きに転じました。
また、8/27(土)ジャクソンホール シンポジウムでは、日銀黒田総裁が改めて金融緩和策維持を明言しました。
よって、8/29(月)は下記①によってドル円上昇を継続しやすい想定します。一方で④-1によるドル円下落が生じるか気になるところです。クロス円の動きにも注視したい。

①日米金融政策差→米国金融引き締め・日本金融緩和継続→ドル買い円売り→ドル円上昇
②-1 米国金融当局者タカ派発言→米国債利回り上昇ならドル買い→ドル円上昇
②-2 米国金融当局者ハト派発言→米国債利回り下落ならドル売り→ドル円下落
③-1 日本要人からの強い円安牽制発言→円買い→ドル円下落→下げ止まりから押し目買い勢によるドル円上昇
③-2 日本要人からの円安容認発言→円売り→ドル円上昇
④-1 リセッション懸念→株先物・株価指数下落→リスクオフドル買い円買い(通貨強弱「円>ドル」なら)→ドル円下落
④-2 リセッション懸念→急速な米国利上げ警戒後退→米国債利回り低下→ドル売り→ドル円下落
④-3 リセッション懸念→急速な米国利上げ警戒後退→株先物・株価指数上昇(通貨強弱「ドル>円」なら)→ドル円上昇
⑤リスクオン→株先物・株価指数上昇(通貨強弱「ドル>円」なら)→ドル円上昇
⑥-1 米国経済指標結果が強い数値→ドル買い→ドル円上昇
⑥-2 米国経済指標結果が弱い数値→ドル売り→ドル円下落

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

14:00 経済指標
日本景気動向指数確報値6月度
景気先行指数:前回100.6、結果100.9(◎)
景気一致指数:前回99.0、結果98.6(✕)

【考察】東京マーケットは「米国債利回り上昇→ドル買い・円売り」によって強いドル円上昇となりました。

欧州マーケット(16:00~25:00)、英国がサマーバンク・ホリデーで祝日休場

NYマーケット(22:30~29:00)

23:30 経済指標
米国ダラス連銀製造業活動指数8月度
プラスなら景況感上昇、マイナスなら景況感悪化
前回-22.6、予想-12.7、結果-12.6(◎)

【考察】強い数値→米国債利回り上昇→ドル買い円売り→ドル円上昇。今後も、米国経済指標強い結果が素直にドル買いに繋がれば判りやすいですがどうなるか。もしくは、単に月末ロンフィク直前のフローでドル買い円売りが重なっただけかもしれません。

24:00 月末ロンドンフィックス

27:46 要人発言(Bloomberg)
米国カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
「FRBがインフレ2%に戻すことに真剣なことを市場は理解している」
「ジャクソンホール会合に対する市場の反応は好ましい」
「前回FOMC会合について市場は誤解していた」
「先週金曜の株式市場急落は、FRBがインフレと真剣に戦っていると、市場が受け取った証拠」

【考察】タカ派発言。先週のパウエルFRB議長発言に対してもサプライズなくドル円反応なし。

【考察】欧米マーケットは「米国債利回り下落からレンジ→ドル売りからレンジ・円レンジ」によってドル円レンジ推移となりました。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. EUR(リスクオン通貨):「天然ガス価格下落→欧州リセッション懸念後退」で買い。欧州委員会フォンデアライエン委員長「電力価格抑制への緊急介入」発言で買い。ECBレーン専務理事「大幅利上げ議論けん制」ハト派発言で売り。
  2. NZD(資源国リスクオン通貨):
  3. CAD(資源国リスクオン通貨):
  4. AUD(資源国リスクオン通貨):
  5. USD(基軸通貨):米国ダラス連銀製造業活動指数の強い数値で買い。
  6. CHF(リスクオフ通貨):
  7. GBP(リスクオン通貨):
  8. JPY(リスクオフ通貨):8/27(土)ジャクソンホール シンポジウムでの日銀黒田総裁「金融緩和策維持」の影響で売り。

米国債イールドカーブ

8/29(月)は8/26(金)に対してベア(短期金利上昇、長期金利上昇、長短金利差縮小)。2年と10年利回りの逆イールド継続。

・ドルインデックス:日足十字線で方向性なし。トレンドライン下抜けてレンジ。
・米国債2年利回り:日足小陰線。上昇ダウでレンジ上限到達しており、このままレンジ上抜けの可能性高いか。
・米国債10年利回り:日足小陽線。レンジ上限。

上昇の勢い強いものの、レンジ上限に位置いること、かつトレンドラインから乖離していることから、一旦下落からレンジ上抜けをトライする動きになりやすいと想定ます。

(Trading View)

テクニカル分析

ドル円チャート

  • 月足:ボリンジャーバンド+2σをバンドウォーク。
  • 週足:8/22週は下長ヒゲ陽線。ボリンジャーバンド+1σで反発。
  • 日足:8/26大陽線。ボリンジャーバンド+1σ~+2σ間を推移。
  • 4H足:レンジ上限。
  • 1H足:上昇トレンドでレンジ上限到達。
  • 15M足:上昇チャネル。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス137.581上抜け→レジサポ→目標4H足レジスタンス137.858。

②ショート
(B)1H足サポート137.335下抜け→レジサポ→目標1H足サポート136.080。

【考察】
前提:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

トレード1
137.581上抜け→レジサポ→(A)ロング→T/P 137.858到達→(A)ロング成立

ロング:137.658
目標利益:(137.858-137.658)×100=20.0 pips
S/L :137.658-0.10=136.558
RR:20.0/10=2.00
結果:+20.0 pips

8月通算:11勝14敗1分、勝率44.0%
8月獲得pips:+106.8

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