2022年10月4日(火)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

10/3のドル円は、東京マーケットで上下に不規則な動きで幅広い上昇チャネル内を推移。欧米マーケットでは米国ISM製造業指数はサプライズの弱い数値をきっかけにドル円急落しましたが、その後のFRB当局者のタカ派発言でドル円再上昇しました。

10/4の注目材料は、
(1)米国ISM製造業指数の影響:数値が弱かったとは言え、これだけでFRBタカ派姿勢が変わることはないため、前日の下落分は全戻し上昇の可能性もあり得ると考えます。
(2)FRB当局者の発言:下記②-1が基本ですが、最近ややタカ派姿勢が弱まる文言も出始めていることに注意したい。
(3)本日の米国経済指標:大きなドル円動きにはなりにくいですが、下記⑥で対応。
(4)政府・日銀為替介入懸念

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

7:29 要人発言
首相官邸
「北朝鮮、ミサイル発射」

【考察】地政学リスクオフ円買い→ドル円下落。

8:30 経済指標(Bloomberg)
東京消費者物価指数8月度
前年比:前回2.9%、結果2.8%(✕)
コア前年比:前回2.6%、予想2.8%、結果2.8%(○)

東京マーケット(9:00~15:00)

欧州マーケット(16:00~25:00)

NYマーケット(22:30~29:00)

22:45 要人発言(Reuters)
米国デイリー・サンフランシスコ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
「FRBはインフレ低下にコミット」
「FRBの動きが世界経済に影響を与えることを認識」
「労働市場を減速させる余地は大きい」
「インフレは米国民の心理に浸透していない」

【考察】タカ派発言ですが、「株先物・株価指数上昇継続→リスクオフドル買い・円買いの巻き戻しの売り」が材料視されておりドル円下落。

23:00 経済指標
米国耐久財受注確報値8月度
前月比:前回-0.2%、予想-0.2%、結果-0.2%(○)
コア前月比:前回0.2%、予想0.2%、結果0.3%(◎)

23:00 経済指標
米国製造業新規受注8月度
前月比:前回-1.0%、予想0.3%、結果0.0%(△)

23:00 経済指標(Bloomberg)
米国JOLT求人労働異動調査8月度
前回1123.9万件(改定1117.0)、予想1077.5万件、結果1005.3万件(✕)

【考察】サプライズの弱い数値。失業急増なく労働需要を鈍化させたいFRBにとって歓迎できるデータとなる可能性あり。「FRB信頼回復につながればFOMC見通しの信頼性も高まり、来年のインフレ低下期待あり→米国債利回り下落→ドル売り・円買い」、更に「株先物・株価指数上昇継続→リスクオフドル買い・円買いの巻き戻しの売り」でドル円下落加速。

23:49 要人発言(Bloomberg)
OPECプラス
「日量で最大200万バレルの生産枠削減を検討」

【考察】原油先物価格上昇。通常ドル買い・円売り材料ですが、直前までのドル円下落の流れは止まらず。

24:45 要人発言(Reuters)
米国ジェファーソンFRB理事(2022年FOMC投票権あり)
「労働需給と経済需給はやや改善の見通し」
「インフレ2%回帰にコミット」
「物価安定の回復には時間がかかり、トレンドを下回る成長が続く可能性が高い」
「インフレ上昇が最も懸念する問題」
「供給ボトルネック解消の兆候がある」

【考察】タカ派発言ですが、「株先物・株価指数上昇継続→リスクオフドル買い・円買いの巻き戻しの売り」が材料視されておりドル円下落。

東京マーケット:10/3米国ISM製造業指数下落からほぼ全戻しの上昇。その後はレンジ。
欧米マーケット:米国JOLT求人労働異動調査がサプライズの弱い数値。失業急増なく労働需要を鈍化させたいFRBにとって歓迎できるデータとなる可能性あり。「FRB信頼回復につながればFOMC見通しの信頼性も高まり、来年のインフレ低下期待あり→米国債利回り下落→ドル売り・円買い」、更に「株先物・株価指数上昇継続→リスクオフドル買い・円買いの巻き戻しの売り」でドル円下落加速。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. EUR(リスクオン通貨):欧州生産者物価指数の強い数値で買い。ECB当局者のタカ派発言で買い。
  2. GBP(リスクオン通貨):
  3. CHF(リスクオフ通貨):
  4. CAD(資源国リスクオン通貨):「OPECプラスの大幅減産検討報道→原油先物上昇」で買い。
  5. JPY(リスクオフ通貨):政府・日銀の為替介入警戒で買い。金融緩和継続で売り。株先物・株価指数上昇のリスクオンで売り。
  6. NZD(資源国リスクオン通貨):
  7. USD(基軸通貨):株先物・株価指数上昇のリスクオンで売り。米国JOLT求人労働調査の弱い数値で売り。
  8. AUD(資源国リスクオン通貨):豪準備銀行(RBA)政策金利が予想を下回ったことと声明文がハト派的で売り。

米国債イールドカーブ

10/4(火)は10/3(月)に対してブル(短期金利低下、長期金利低下、長短金利差拡大)でドル売り優勢。

テクニカル分析

ドル円トレード

  • 月足:9月大陽線で引け。ボリンジャーバンド+2σをバンドウォーク。一旦の上限は147.222付近と推測。
  • 週足:陽線形成中。ボリンジャーバンド+2σバンドウォーク終了。上昇トレンド継続。
  • 日足:10/3陰線コマ足。ボリンジャーバンドスクイーズしレンジ上限付近。
  • 4H足:ボリンジャーバンドスクイーズしレンジ。
  • 1H足:ボリンジャーバンドスクイーズしレンジ
  • 15M足:ボリンジャーバンドスクイーズしレンジ。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス144.736上抜け→レジサポ→目標4H足レジスタンス145.047

②ショート
(B)1H足サポート144.266抜け→レジサポ→目標1H足サポート143.821

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー

トレード1
144.736上抜け→1H足でレジサポ→(A)ロング
→目標S/L到達→(A)ロング失敗

ロング:144.742
S/P :144.592
獲得pips:-15.0
考察:今の実力では仕方ない負けの部類。

トレード2
144.266下抜け。しかし、欧米マーケットクローズ後のためトレード見送り。

10月通算:0勝1敗、勝率0.0%、平均RR –
10月獲得pips:-15.0

(Trading View)

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