2023年1月4日(水)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

(1)1/3の欧米マーケット影響:連休明けの欧州アーリー勢がドル買い参入し、東京マーケットの下落を全戻しの上昇となってからは、リスクオン・リスクオフ交錯し、ドル円方向性なく大きく上下に変動。1/4も明確な材料出るまでは方向性のない動きが続く可能性あり。

(2)米国経済指標(⑥):米国ISM製造業景気指数、FOMC議事要旨12月度

(3)その他:日本休場明け。大発会でご祝儀相場からのドル円上昇になるか注目したい。

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

11:16   要人発言
黒田日銀総裁
「物価上昇実現のために金融緩和継続」
日本経済、金融緩和で安定的な成長続ける見通し-黒田日銀総裁(Bloomberg

【考察】ハト派発言でドル円上昇するも影響小。

14:37 要人発言
岸田首相(日本経済新聞
「賃金を毎年伸びる構造を作る」
「中国本土からの入国者検査を強化する」

【考察】日中関係悪化の影響はリスクオフ円買い、中国人入国数減少は日本経済悪化影響の円売りとリスクオフ円買い材料で材料交錯。

欧州マーケット(17:00~25:30)

21:00 経済指標
米国MBA住宅ローン申請指数:住宅販売数件数や住宅着工件数の先行指標
前週比:前回0.9%、結果-10.3%(×)

23:00   要人発言
米国カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(2023年FOMC投票権あり)(Bloomberg
「少なくともあと数回の利上げ継続が適切」

【考察】タカ派発言でドル円上昇。

NYマーケット(23:30~30:00)

24:00 経済指標
米国ISM製造業景気指数12月度(Bloomberg)(過去の発表日; 8/19/110/311/112/1)
景気の先行指標として注目度大。
基準50、前回49.0、予想48.5、結果48.4(×)

24:00 経済指標
米国JOLT求人労働異動調査11月度(Bloomberg
前回1033.4万件(改定1051.2)、予想1005.0万件、結果1045.8万件(◎)

【考察】求人件数の多さは労働市場の逼迫を示唆。50bps利上げの可能性が上がったことでドル円急騰。米国ISM製造業景気指数の弱い数値は材料視されず。

28:00 要人発言
FOMC議事要旨12月度(FOMC Minutes December 13-14, 2022)(Bloomberg)(過去の発表日; 8/1710/1211/23)
「追加利引き上げが必要」
「2023年に金利引き下げをするべきでない」
「金融政策には柔軟性が必要」

【考察】タカ派発言で初動はドル円上昇。しかし、発表前から既に約2円上昇していたことやサプライズなかったためか動き小。

東京マーケット:12/30日銀政策修正の可能性を示す報道の影響引き継ぎや株先物・株価指数下落のリスクオフ円買い強くドル円下落。

欧米マーケット:欧州インフレ鈍化の可能性で株先物・株価指数上昇のリスクオンで巻き戻しの強い円売りでドル円上昇。米国カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁のタカ派発言や米国JOLT求人労働異動調査の強い数値で上昇継続。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. AUD(資源国リスクオン通貨):「中国が豪州産石炭の輸入禁止を部分的に解除することを検討」との報道で買い。
  2. CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):
  3. GBP(リスクオン通貨):
  4. NZD(資源国リスクオン通貨):
  5. CHF(リスクオフ通貨):
  6. EUR(リスクオン通貨):独・欧非製造業PMI確報値の強い数値で買い。
  7. USD(基軸通貨):米国カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁のタカ派発言、米国JOLT求人労働異動調査の強い数値で買い。
  8. JPY(リスクオフ通貨):株先物・株価指数下落のリスクオフで買い、株先物・株価指数上昇のリスクオンで巻き戻しで強い売り。

米国債イールドカーブ

1/4(水)は1/3(火)に対してベア(短期金利低下、長期金利低下、逆イールド拡大)でドル売り材料。ドルインデックス低下しており、イールドカーブの動きと一致。しかし、ドル円上昇していることから強い円売り主導が要因。

テクニカル分析

ドル円トレード

  • 月足:12月大陰線で引け。ボリンジャーバンド+1σ下抜け。
  • 週足:1/2週、陰線でトレンド推進波形成中。
  • 日足:1/3、日足抵抗130.500付近で下ヒゲピンバー陽線。上昇に転じる可能性あり。
  • 4H足:下降トレンドからレンジ移行中。
  • 1H足:上昇チャネル。
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス131.267上抜け→レジサポ→目標4H足レジスタンス131.653


②ショート
(C)1H足チャネルかつ1H足サポート130.616下抜け→レジサポ→目標日足サポート130.185


【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー

トレード1
米国カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁のタカ派発言、米国JOLTの強い数値でドル円上昇→131.267上抜け→レジサポなしで(A)ロング→T/P到達

ロング:131.368
T/P:131.653
獲得pips:+28.6
1月通算:2勝0敗、勝率100.0%、平均RR 2.04、獲得Pips +69.5

(Trading View)

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