2022年11月18日(金)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

(1)11/17欧米マーケットの影響::FRB要人の相次ぐタカ派発言で上昇継続。欧州クローズ後はドル円下落したものの、140円台で下げ止まって引け。
よって、11/18は下落しても小幅で、上昇継続しやすいと推測。

(2)米国経済指標(⑥):米国中古住宅販売件数と米国景気先行指数

(3)FRB要人発言(②)

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

8:30 経済指標
日本消費者物価指数10月度
前年比:前回3.0%、予想3.6%、結果3.7%(◎)
コア前年比:前回3.0%、予想3.5%、結果3.6%(◎)

東京マーケット(9:00~15:00)

9:10 要人発言
黒田日銀総裁(日銀半期報告、衆院財務金融委)(日本経済新聞
「消費者物価の前年比は来年度以降2%を下回る」
「金融緩和で景気を支える」
「コアCPIは来年プラス幅を縮小すると予想」
「2%の物価安定目標の安定的持続には3%程度の賃上げが必要」
「金融緩和は経済にプラスなのは事実」
「金利を上げられなくなっているということは全くない。現状は不適切」
「急速かつ一方的な円安進行、マイナスで望ましくない」
「2%物価目標が安定的に達成されれば、金融正常化に向かう」

【考察】ハト派発言、急激な円安牽制発言、将来の出口戦略発言。

9:20 要人発言
鈴木財務相(Reuters
「物価上昇は国際的なインフレや円安の影響」
「経済対策裏付ける補正予算の早期成立図りたい」

9:26 要人発言
三村財務省国際局長(Reuters
「引き続き為替市場の動向を高い緊張感をも持って注視するとともに、必要な場合には適切な対応を取る」

【考察】円安牽制発言

9:55 実質五十日仲値(11/20祝日のため)
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。

10:21 要人発言
首相官邸(Bloomberg
「北朝鮮、ミサイル発射」

【考察】地政学リスクオフでドル円下落

16:42 報道
「米国と韓国、北朝鮮のミサイル発射に対応して共同射撃訓練実施」

【考察】北朝鮮が対抗する可能性のある地政学リスクオフのためかドル円下落

欧州マーケット(17:00~25:30)

22:37 要人発言
米国コリンズ・ボストン連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)(Bloomberg
「利上げ後、しばらくの間、金利を維持する必要がある」
「失業率はわずかに上昇する予想」
「追加利上げは必要」
「景気抑制スタンスはしばらくの間維持する必要がある」
「政策金利に対する見方は最近のデータに影響されない」
「タイトな労働市場がインフレを加速させている」

【考察】タカ派発言でドル円上昇

NYマーケット(23:30~30:00)

24:00 経済指標
米国中古住宅販売件数10月度(Bloomberg
住宅市場は消費に大きな影響を与えることから景気の先行指標として米国新築住宅販売件数とともに重要。
件数:前回471万件(改定)、予想436万件、結果443万件(○)
前月比:前回-1.5%(改定)、予想-7.3%、結果-5.9%(○)

24:00 経済指標
米国景気先行指数10月度(Bloomberg
前月比:前回-0.4%(改定-0.5)、予想-0.4%、結果-0.8%(×)

24:14 要人発言
米国コリンズ・ボストン連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)(Bloomberg
「深刻な景気後退の可能性を高める可能性を懸念」
「需要が鈍化しても雇用は必要」
「インフレは高すぎる」
「リセッション回避に自信ある」
「インフレ期待は固定されている」
「75bps利上げの可能性は残っている」
「金利上昇につれて行き過ぎてしまうリスクがある」

【考察】タカ派発言であるものの、利上げの懸念にも言及。そのためか、ドル円上下に変動しながらも上昇。

27:44 要人発言
米国バイデン大統領
「インフレが通常の水準に戻るには時間が掛かる」

【考察】タカ派発言でドル円上昇継続

29:30 経済指標
11/15時点、IMM通貨先物
円ショート縮小(ポジション推移

東京マーケット:日銀と財務省要人のハト派・円安牽制発言で材料交錯、北朝鮮ミサイル発射による地政学リスクオフでドル円下落。

欧米マーケット:欧州序盤は上下に変動し方向感なし。NYマーケットに入り、FRB要人のタカ派発言でドル円上昇。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. NZD(資源国リスクオン通貨):株先物・株価指数上昇のリスクオンで買い。
  2. GBP(リスクオン通貨):英国小売売上高が強い数値で買い。
  3. USD(基軸通貨):FRB当局者のタカ派発言で買い。
  4. JPY(リスクオフ通貨):北朝鮮ミサイル発射による地政学リスクオフで買い。
  5. CHF(リスクオフ通貨):
  6. AUD(資源国リスクオン通貨):
  7. EUR(リスクオン通貨):ECB要人のタカ派発言で買い、ハト派発言で売り。
  8. CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):

米国債イールドカーブ

11/18(金)は11/17(木)に対してベア(短期金上昇、長期金利上昇、長短金利差拡大)でドル買い優勢で、ドルインデックス上昇の動きと一致。

日足ドルインデックス:陽線。下降トレンドライン上抜けており暫くレンジ推移の可能性あり。

日足米国債2年利回り:陽線。下降トレンドライン上抜けており暫くレンジ推移の可能性あり。

日足米国債10年利回り:陽線。下降トレンドライン上抜けており暫くレンジ推移の可能性あり。

テクニカル分析

ドル円トレード

  • 月足:10月大陽線で引け。ボリンジャーバンド+2σをバンドウォーク。
  • 週足:11/14週、陽線形成中。サポート138.38かつ20MA到達したことで戻し上昇発生中。
  • 日足:11/17陽線。下降トレンド。
  • 4H足:レンジ。
  • 1H足:レンジ。
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス140.593上抜け→レジサポ→目標4H足レジスタンス140.929
(B)1H足チャネル下限付近まで下落→反発上昇、レジサポ→目標1H足レジスタンス139.879

②ショート
(C)1H足チャネルかつ1H足サポート139.298下抜け→レジサポ→目標1H足サポート138.610

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー

トレード1
・シナリオ条件満たさず様子見

11月通算:7勝10敗、勝率41.2%、平均RR2.03
11月獲得pips:+191.9

(Trading View)

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