2022年12月28日(水)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

(1)12/27欧米マーケットの影響:中国政府が新型コロナウイルス防疫措置の緩和方針を示したことで景気回復期待で株先物・株価指数上昇のリスクオンで強い円売り、しかし、中国のコロナ規制緩和はインフレ懸念となり米国債利回り急上昇でドル円上昇。更に米国経済指標が総じて強くドル円上昇。しかし、NYマーケットではリスクオフ・リスクオン交錯して揉み合い。方向性のない動き。戻り売りも強まっており12/28は急落に警戒か。


(2)米国経済指標(⑥):中古住宅販売成約指数

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

8:50 経済指標
日本鉱工業生産速報値11月度
前月比:前回-3.2%、予想-0.3%、結果-0.1%(◎)
前年比:前回3.0%、予想-1.6%、結果-1.3%(◎)

8:50 要人発言
金融政策決定会合における主な意見(12月19・20日分)(日本銀行
「長期金利の変動幅の拡大は金融緩和の方向性を変更するものではない」
「市場機能の低下への対応のため、長期金利の変動幅の拡大が必要である。その場合でも、実質金利の低下を通じた強力な緩和効果が続くことは変わらない」
「物価安定目標を実現する観点から、より持続的な金融緩和を実施するためのものと受け止めている。」

【考察】長期金利の変動幅拡大は緩和を変更するものではないとされ、金融緩和継続のハト派内容でドル円上昇。

東京マーケット(9:00~15:00)

9:55 仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。
また、本日、スポット応当日が月末・年末・期末にあたることから仲値に向けて売買交錯しやすい。

*スポット:直物為替(直物取引)。原則、売買を契約した日(約定日)から2営業日後に受け渡しをする外国為替取引のこと。

*スポット応当日:スポットの受け渡し日のこと。月末、年末や四半期末には仲値に向けた実需勢等の売買が交錯しやすく荒い値動きが生じる可能性がある。

10:10 要人発言
日銀、臨時オペ通告(Bloomberg

【考察】円売り材料でドル円上昇。

欧州マーケット(17:00~25:30)

NYマーケット(23:30~30:00)

24:00 経済指標
米国リッチモンド連銀製造業指数12月度
基準0、前回-9、予想-10、結果1(◎)

24:00 経済指標
米国中古住宅販売成約指数11月度(Bloomberg
売買契約が結ばれているものの、最終引渡しが行われていない物件の指数。引き渡しが済んだ中古住宅販売件数の先行指標として注目されます。
前月比:前回-4.6%(改定)、予想-0.8%、結果-4.0%(△)
前年比:前回-36.7%(改定)、予想 -、結果-38.6%(×)

25:00 月末ロンドンフィックス
月末、四半期末、年末のスポット応当日。荒い値動きになる可能性あり。

27:00 経済指標
米国5年債入札(Upcoming Auctions
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.974%、結果3.973%(◎)

【考察】入札好調でドル円下落。

東京マーケット:スポット応当日が月末・期末・年末であり仲値に向けて実需勢の買い、日銀会合の主な意見はハト派内容でドル円上昇。


欧米マーケット:欧州スタートは中国政府が新型コロナウイルス防疫措置の緩和方針を示した影響継続で景気回復期待による株先物・株価指数上昇のリスクオンドル売り、NYオープンからは中国景気回復期待がインフレ懸念となり米国債利回り上昇・リスクオフドル買いでドル円上昇。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. NZD(資源国リスクオン通貨):
  2. AUD(資源国リスクオン通貨):
  3. CHF(リスクオフ通貨):
  4. USD(基軸通貨)
  5. GBP(リスクオン通貨):
  6. EUR(リスクオン通貨):
  7. CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):
  8. JPY(リスクオフ通貨):

米国債イールドカーブ

12/28(水)は12/27(火)に対してベア(短期金利低下、長期金利上昇、逆イールド縮小)でドル買い材料。ドルインデックス上昇しており、イールドカーブの動きと一致。

テクニカル分析

ドル円トレード

  • 月足:11月大陰線で引け。12月陰線形成中。ボリンジャーバンド+1σ下抜け。
  • 週足:12/26週、陽線形成中。下降トレンド推進波が押し安値133.11付近で止まったことで、12/26週は方向感見えるまで揉み合いか。
  • 日足:12/27陽線。ボリンジャーバンド-1σまで上昇。一時的に反発下落に転じる可能性あり。
  • 4H足:上昇チャネル。
  • 1H足:上昇チャネル。
  • 15M足:三角持ち合い。

【シナリオ】
①ロング
(A)15M足レジスタンス133.679上抜け→レジサポ→目標1H足レジスタンス133.909


②ショート
(C)1H足サポート133.144下抜け→レジサポ→目標4H足サポート132.803


【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー

トレード1
133.679上抜け→レジサポなしのため(A)ロング見送り

12月通算:6勝6敗1分、勝率50.0%、平均RR1.95
12月獲得pips:+127.9

(Trading View)

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