ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
(1)1/10の欧米マーケット影響:ドル円の方向性を決める材料なく上下に変動するのみ。
1/11も強い要人発言や報道がない限りは方向性のない動きが続く想定。
(2)米国経済指標(⑥):1/11は注目度の高い材料ないが、1/12の注目度が高い米国消費者物価指数に向けて織り込みの動きに注目したい。
マーケットの動き
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
東京マーケット(9:00~15:00)
14:00 経済指標
日本景気動向指数速報値11月度(日本経済新聞)
景気先行指数:前回98.6、予想97.7、結果97.6(×)
景気一致指数:前回99.6、予想99.2、結果99.1(×)
欧州マーケット(17:00~25:30)
21:00 経済指標
米国MBA住宅ローン申請指数:住宅販売数件数や住宅着工件数の先行指標
前週比:前回-10.3%、結果1.2%(◎)
NYマーケット(23:30~30:00)
24:30 経済指標
米国週間石油在庫統計
「在庫増→需要低迷・供給過多→原油・ガソリン売り材料→ドル売り材料」、「在庫減→需要増・供給不足→原油・ガソリン買い材料→ドル買い材料」
原油在庫:前回169.4万バレル、予想-101.0万バレル、結果1896.1万バレル(◎)
ガソリン在庫:前回-34.6万バレル、予想3.0万バレル、結果411.4万バレル(◎)
27:00 経済指標
米国10年債入札(Upcoming Auctions)
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.625%、結果3.575%(◎)
【考察】入札好調でドル円下落。
27:15 要人発言
米国コリンズ・ボストン連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Reuters)
「0.25%か0.50%利上げが妥当」
「データ次第だが、0.25%利上げ支持」
【考察】ハト派発言でドル円下落。
東京マーケット:リスクオン円売りの中、ドル売りドル買い交錯しドル円上下に変動。
欧米マーケット:リスクオン円売り、ドル売りドル買い交錯が続きドル円上下に変動。米国10年債入札良好、米国コリンズ・ボストン連銀総裁のハト派発言でドル円下落。
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
NYマーケットクローズ時点の通貨強弱
- AUD(資源国リスクオン通貨):中国ゼロコロナ政策終了、米利上げ懸念後退→株先物・株価指数上昇のリスクオンで買い。
- EUR(リスクオン通貨):ビルロワドガロー仏中銀総裁とレーン・フィンランド中銀総裁のタカ派発言で買い。
- USD(基軸通貨):
- CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):中国ゼロコロナ政策終了→原油需要増の期待で買い。
- NZD(資源国リスクオン通貨):
- GBP(リスクオン通貨):
- JPY(リスクオフ通貨):株先物・株価指数上昇のリスクオンで売り。
- CHF(リスクオフ通貨):株先物・株価指数上昇のリスクオンで売り。
米国債イールドカーブ
1/11(水)は1/10(火)に対してブル(短期金利低下、長期金利低下、逆イールド拡大)でドル売り材料。ドルインデックスは小幅変動であり、金利や逆イールドの動きと不一致。つまり、ドル円上昇の主因は円売り。
テクニカル分析
ドル円トレード
- 月足:12月大陰線で引け。ボリンジャーバンド+1σ下抜け。
- 週足:1/9週、陽線形成中。
- 日足:1/10陽線。チャネル内で逆三尊形成しつつあり。
- 4H足:レンジ。
- 1H足:レンジ。
- 15M足:レンジ。
【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス132.624上抜け→レジサポ→目標4H足レジスタンス133.240
②ショート
(B)1H足サポート131.349下抜け→レジサポ→目標4H足サポート130.982
【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー
トレード1
132.624上抜け→レジサポ→(A)ロング
ロング:132.681
S/L:132.410
獲得pips:-27.1
1月通算:5勝6敗、勝率45.5%、平均RR 2.05、獲得Pips +52.3
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