2023年5月2日(火)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)5/1の欧米マーケット影響
4/28日銀金融政策決定会合・総裁会見のハト派発言の影響継続で円売り、米国ISM製造業景気指数と米国建設支出の強い数値でドル買いによってドル円上昇。

(2)経済指標
・米国製造業新規受注
・米国耐久財受注確報値
・米国JOLT求人労働異動調査

(3)要人発言
・FEDウォッチャーであるWSJ紙のニック・ティミラオス氏(Twitter):ブラックアウト期間のため、いつもの様に発言や記事に要注意。

(4)その他
・米国主要企業決算
・欧米金融システム不安に関する要人発言や報道

5/2のドル円上昇優位と推測。注目は米国JOLT求人労働異動調査。予想は前回より弱い数値だが、サプライズの下振れがあってもドル円下落は一時的で押し目買いの機会となる可能性高い。しかし、5/3FOMC公表・パウエル議長会見を控えてトレンドが出るような大きな動きは出にくい見込み。
ドル円動き例

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

9:55 実質五十日仲値(5/5休場につき)
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。

13:30 経済指標
豪準備銀行(RBA)政策金利(Bloomberg
前回3.60%、、予想3.60%、結果3.85%(◎)

【考察】サプライズ利上げで豪ドル円急騰につれてドル円上昇。

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

23:00 経済指標
米国製造業新規受注3月度
前月比:前回-0.7%(改定-1.1)、予想0.8%、結果0.9%(◎)

23:00 経済指標
米国耐久財受注確報値3月度
前月比:前回3.2%(改定)、予想3.2%、結果3.2%(○)
コア前月比:前回0.3%(改定)、予想0.3%、結果0.2%(×)

23:00 経済指標
米国JOLT求人労働異動調査3月度(Bloomberg
前回993万件(改定)、予想977.5万件、結果959.0万件(×)

【考察】米国JOLT求人労働異動調査がサプライズの弱い数値→米国債利回り低下→ドル売り。米国債利回り低下が株先物・株価指数上昇にならず下落しており、金融システム不安リスクオフ円買いも相まってドル円急落。

<まとめ>

東京マーケットオープン前:
日足始値137.47。

東京マーケット:
始値137.52。豪準備銀行(RBA)によるサプライズの政策金利引き上げで豪ドル円急騰に連れてドル円上昇し日足高値137.78を付けた。
終値137.63。

欧州マーケット:
始値137.52。

NYマーケット:
始値137.48。小幅推移していたが、米国JOLT求人労働異動調査がサプライズの弱い数値で136.39まで急落。通常、これほどインパクトのある経済指標ではないが、米国地方銀行株価指数下落(Bloomberg)が継続し金融システム不安再燃(Bloomberg)の米国債利回り低下・リスクオフ円買いも相まって日足安値136.32を付けた。終値136.51。
日足終値136.57。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. JPY(リスクオフ通貨):金融システム不安再燃リスクオフで買い。
  2. NZD(資源国リスクオン通貨):
  3. AUD(資源国リスクオン通貨):豪準備銀行(RBA)のサプライズ利上げで買い。
  4. CHF(リスクオフ通貨):
  5. EUR(リスクオン通貨):
  6. USD(基軸通貨):
  7. GBP(リスクオン通貨):
  8. CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):

米国債イールドカーブ

5/2(火)は5/1(月)に対してブル(短期金利低下、長期金利低下、逆イールド縮小)でドル売り・買い材料交錯。
ドルインデックス日足陰線は金利低下の影響大。

*逆イールドはリセッションのサイン(Bloomberg)、逆イールド拡大(Bloomberg

5月FOMCの利上げ幅見通しは、据え置きが15.3%、25bpsが84.7%。(CME FedWatch Tool

テクニカル分析

トレード

  • 月足:5月陽線形成中。
  • 週足:5/1週、陽線形成中。ボリンジャーバンド+2σ付近まで上昇しており、戻り売り強まりつつあり。
  • 日足:5/1大陽線。戻り高値137.29へ急騰しており、5/2は一旦の調整下落が生じる可能性あり。
  • 4H足:上昇トレンド。
  • 1H足:上昇トレンドからチャネルに移行中。
  • 15M足:上昇トレンドからレンジに移行中。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足サポート136.991、20MA、チャネル下限付近へ下落→転換上昇→1H足レジスタンス137.386をダウ上昇→目標4H足レジスタンス137.722

②ショート
(B)4H足レジスタンス137.722又はラウンドナンバー138.000付近まで上昇→転換下落→1H足20MAをダウ下落→目標1H足サポート136.675。

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

トレード1
米国JOLTのサプライズの弱い数値、金融システム不安再燃リスクオフ→137.386をダウなし下落→(C)ショート
ショート:136.854
T/P:136.674
獲得pips:+18.0

5月通算:3勝0敗、勝率100.0%、平均RR 1.70、獲得Pips +52.2

(Trading View)

コメント

タイトルとURLをコピーしました