2023年9月5日(火)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)9/4の欧米マーケット影響
欧州オープンから「リスクオン円売り」継続しドル円上昇したものの、ここでも米国祝日休場の手控えのためか日足高値146.50付近で小幅推移。
日足終値146.49。

(2)経済指標
・日本10年国債入札
・米国製造業新規受注
・米国耐久財受注確報値

(3)要人発言
・政府日銀要人の円安牽制
・FRB要人

(4)その他
・来週のドル・円は底堅い推移か、日米金利差やリスクオンの円売り支え(Bloomberg

本日も注目度の高い材料ないが、米国3連休明け。よって先週末の米国雇用統計後の急騰を引き継いでドル円上昇しやすいと推測。
また、最近は欧州マーケットオープンから「米国債利回り上昇→ドル買い」が生じることが多いことから、東京マーケットでドル円下落が生じれば押し目買いの機会になるか。

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

9:55 五十日仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。

12:35 経済指標
日本10年国債入札(財務省
平均落札利回り:前回0.594%、結果0.657%(×)
債券は下落、10年債入札は弱い結果-日銀政策修正観測で投資家は慎重(Bloomberg

【考察】利回り上昇→円買い→ドル円小幅下落

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

21:43~要人発言
米国ウォラーFRB理事
ウォラーFRB理事、9月の利上げ見送り支持を示唆(Bloomberg

【考察】ハト派・タカ派発言交錯しドル円乱高下。

22:06 要人発言
サウジが予想外に自主減産3カ月延長、ロシアも続く-ブレント原油上昇(Bloomberg

【考察】サプライズの自主減産→原油先物価格急騰→日本貿易収支悪化懸念→円売り→ドル円上昇継続

23:00 経済指標
米国製造業新規受注
前月比:前回2.3%(改定)、予想-2.6%、結果-2.1%(○)

23:00 経済指標
米国耐久財受注確報値:設備投資の先行指標
前月比:前回-5.2%(改定)、予想-5.2%、結果-5.2%(○)
コア前月比:前回0.5%(改定)、予想0.5%、結果0.4%(×)

23:32~要人発言
米国メスター・クリーブランド連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)
FRB、「もう少し」利上げが必要な可能性-クリーブランド連銀総裁(Bloomberg

【考察】タカ派発言でドル円上昇継続。

<まとめ>
東京マーケット:
日足始値と日足安値146.49が同じとなり、数回日足安値のサポートで支持されてからは、「株先物・株価指数上昇→リスクオン円売り」、「五十日仲値に向けて実需筋のドル買い需要」、「米国債利回り上昇→ドル買い」、「中国景気悪化懸念→オセアニア通貨売り→リスクオフドル買い」により146.88まで上昇。

きょうの国内市況(9月5日):株式、債券、為替市場(Bloomberg

欧米マーケット:
欧州オープン直後はドル円揉み合いとなったが、「世界中で社債発行増→債券価格下落→米国債利回り上昇→ドル買い」、「中国・欧州景気悪化懸念→リスクオフドル買い」、更にFRB要人のタカ派発言、原油先物価格急騰によりドル円上昇後押しし、日足高値147.80を付けた。
株先物・株価指数下落となったがリスクオフ円買いは見られず、リスクオフドル買い強。
日足終値147.73。

【欧州市況】株5日続落、中国統計が低調で高級品株安い-英独債続落(Bloomberg
【米国市況】国債下落、大量の社債発行が重し-ドルは147円台後半(Bloomberg

今週の傾向
東京:9/4(月)小幅推移、9/5(火)上昇
欧州:9/4(月)上昇(序盤)、9/5(火)上昇
NY:9/4(月)小幅推移、9/5(火)上昇

FRB要人のハト派発言:下落一時的
FRB要人タカ派発言:上昇
米国経済指標(注目度低~中):強い数値→上昇

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

(Trading View)

米国債イールドカーブ

9/5(火)は9/1(金)に対しベア(短期金利上昇、長期金利上昇)、逆イールド縮小。ドル買い材料(U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY)

FOMCの利上げ幅見通し(CME FedWatch Tool
9月公表:据え置き93.0%、25bps引き上げ7.0%、50bps引き上げ0.0%

テクニカル分析

トレード

  • 月足:9月陽線形成中。レンジ内の上昇トレンド。
  • 週足:9/4週、陽線形成中。上昇トレンド。
  • 日足:9/4陽線。上昇チャネル。実体上限かつボリンジャーバンド+1σ付近。9/5は一旦下落優勢か。
  • 4H足:レンジ。戻り高値上限付近で値動き小。
  • 1H足:4H戻り高値付近で上昇チャネル。チャネル下抜ければ、9/5日足下落優勢と合致。
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】

①ロング
(A)1H足サポート146.324付近まで下落→日足レジスタンス146.492をダウ上昇→目標1H足チャネル上限又は日足ボリンジャーバンド+2σ
(B)1H足サポート146.069付近まで下落→ダウ転換上昇→目標1H足レジスタンス146.324

②ショート
(C) (B)後、1H足サポート146.069をダウ下落→目標1H足サポート145.567

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

トレード1
(A)ロング:146.500
T/P:146.811
獲得pips:+31.1

9月通算:1勝0敗、勝率10.00%、平均RR 1.94、獲得Pips +31.1

(Trading View)

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