TOEICテスト公式問題集の究極活用法:解き方の手順とAnkiのおすすめ

皆さんは、TOEICテスト公式問題集(以下、公式問題集と略します)をどれほど、使い倒しているでしょうか?

TOEIC講師や高得点を安定して獲得する方々に話を聞くと(ネイティブや帰国子女の方々は除きます)、多くの方は同じTOEICテスト公式問題集を繰り返し解いています。

学生時代の受験勉強では、過去問を当たり前のように繰り返し勉強して、問題傾向や苦手な箇所を潰していたにも関わらず、TOEICの勉強では、過去の経験を活かしてない方が多いように感じます。公式問題集を2~3回繰り返したところで、本番のTOEICテストで高得点を得るのは難しいでしょう。

もちろん、公式問題集ではなくとも、山のように出版されているTOEIC形式の問題集でも同じことです。

そこで、TOEICスコアが800点に満たない方を対象として、私が300点台から830点にスコアアップすることが出来た効果的な公式問題集(TOEIC形式の問題集でも構いません)の活用例を紹介します。一つでも参考になれば幸いです。

手順1.公式問題集1回分(200問)を2時間で解く

時間を測って、試験本番と同じように解いてください。時間を守るだけでなく、マークシートも使って下さい。

問題を解くとき、「勘」で答えた問題は、あとから判別できるように、問題番号を丸で囲むなどして下さい。これは極めて重要です。勘で正解できた問題は、本番で似たような問題に出会ったとき、間違える可能性が高いです。勘で正解した問題も、間違えた問題と同じように復習する必要があります。

200問解き終わったら、スコア換算表でスコアを出してください。また、勘で答えた数と、勘で答えた数以外の正解数と間違え数を集計して下さい。この段階で、解説をみてはいけません。

 

手順2.同じ問題を使って、時間無制限で解く

何度聞いても、何度読んでも判らない、という問題がなくなるまで、取り組みます。200問解き終わったら、スコア換算表でスコアを出してください。また、勘で答えた数と、勘で答えた数以外の正解数と間違え数を集計して下さい。この段階でも、解説をみてはいけません。ここでのスコアが実力の上限値です。

手順3.時間無制限で見直し

解説を見ながら答え合わせをします。その後、解説以外に、文法書や辞書を使って、問題文と解答で理解できないところを完全に潰します。

覚えていなかった単語や熟語は、単語アプリに入力します。もちろん、ノート、エクセルを使用しても良いですが、最近はフラッシュカードのように復習できる単語アプリが沢山出ていますので、活用すべきです。私は、”Anki”というアプリをオススメします。https://itunes.apple.com/jp/app/ankimobile-flashcards/id373493387?mt=8&ign-mpt=uo%3D4

Ankiをオススメの理由は、超効率的に覚えたい単語や熟語の暗記ができるからです。

Ankiの使い方は、

①覚えたい単語や熟語を入力する。もちろん、例文を入力しても構いません。

②画面に表示される単語などを見て、意味を思い出す。

③画面をタップして、答えを表示させます。画面下に赤・緑・黒のボタンも出ますので、自分の理解度を厳しく判定して、ボタンを選びます。覚えていない、もしくは1秒以内に意味が思い浮かばなければ「赤」(1分後に復習)、1秒ほどで意味が思い出せたら「緑」(10分後に復習)、一瞬で意味を思い出せたら「黒」(4日後復習)を押します。

④次々と覚え直して、「黒」を押せるようになるまで復習します。

⑤連続して正解できるようになると、再表示までの期間が、1週間後、一ヶ月度へと伸びていきます。もし、1週間後に再表示された単語の意味が1秒以内に思い出せなければ、また「赤」を押して復習するようにして下さい。語彙の学習で忘れてしまうのは当然ですので、確実に身につけるためには、単語への「接触回数」が非常に重要です。

次回、見直しを進める上での各パートの注意点を説明します。

以上

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