ドル(USD)
経済指標
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
2022/11/14(月)
6:51 要人発言
米国ウォラー理事(2022年FOMC投票権あり)
「米国CPIは1つのデータに過ぎない」
「引き締めを緩めるには今後のCPIデータの確認が必要」
「物価低下、サービス緩和は良いが持続的であるべき」
「2021年にインフレ急騰が生じる前、緩やかに見えたことで不意を突かれた」
「米国はできる限り早期にインフレ抑制することが重要」
「インフレ水準に対して政策金利は高くない」
「現時点までの利上げは何も壊していない」
「米国住宅市場は減速が必要」
「今までより緩やかなペースでの引き締めに移行しても良い」
「12月FOMCでは50bps利上げを考えている」
「政策金利5%超えるか否かはインフレ次第」
「インフレ低下の強い証拠がなければ金利は下げられない」
【考察】11/10米国消費者物価指数が弱い数値で市場が一気に楽観的に傾いたために強めの牽制か。タカ派発言でドル円上昇。
21:00 要人発言
OPEC月次報告(Bloomberg)
【考察】石油需要見通し引き下げ
22:19 要人発言
米国バイデン大統領(米中首脳会談)(Bloomberg)
「中国習近平国家主席に競争を衝突に発展させるべきではないと発言」
「台湾に対する中国の高圧的な行動に反対」
【考察】バイデン大統領就任以来初の両首脳会談。この場で両国の関係改善が図れたわけではないものの、米国ブリンケン国務長官の中国訪問を含め高官同士の協議再開が決定。米中関係改善期待のドル買い材料でドル円上昇。
25:00 経済指標
米国ニューヨーク連銀消費者インフレ期待10月度(The Federal Reserve Bank of New York)(Bloomberg)
1年先:前回5.4%、結果5.9%(◎)
3年先:前回2.9%、結果3.1%(◎)
5年先:前回2.2%、結果2.4%(◎)
【考察】全て強い数値で利上げ観測後押し。しかし注目度が低いためか僅かにドル円上昇
25:33 要人発言(Bloomberg)
米国ブレイナードFRB副議長(2022年FOMC投票権あり)
「最新の CPI は、コア PCEの低下も示唆」
「利上げペースの減速は近く適切になり得る」
「利上げ効果見極めが必要」
【考察】利上げペース減速への言及はハト派発言でドル円下落。
2022/11/15(火)
7:03 要人発言
米国バーFRB副議長(2022年FOMC投票権あり)
「米国経済見通しは金融環境の不確実性で悪化」
「インフレは高すぎる」
【考察】タカ派発言でドル円上昇
22:30 経済指標
米国ニューヨーク連銀製造業景気指数11月度(Bloomberg)
米国フィラデルフィア連銀製造業景気指数や米国ISM製造業購買担当者景気指数の先行指標として注目されます。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」。
基準0、前回-9.1、予想-5.8、結果4.5(◎)
22:30 経済指標
米国生産者物価指数(PPI)10月度(Bloomberg)
国内生産者が販売する商品やサービスの価格を把握する指標。FRBが金融政策を決定する上でインフレ変動を把握する重要指標。コア指数が特に重要。PPIは米国消費者物価指数(CPI)の川上に相当する指標でCPIより注目度は低い。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」
前月比:前回0.4%(改定0.2)、予想0.4%、結果0.2%(×)
前年比:前回8.5%(改定8.4)、予想8.3%、結果8.0%(×)
コア前月比:前回0.3%(改定0.2)、予想0.4%、結果0.0%(×)
コア前年比:前回7.3%(改定7.1)、予想7.1%、結果6.7%(×)
【考察】
発表前:15M足下降チャネル形成。
発表後:全て弱い数値のサプライズ。11/10米国消費者物価指数に引き続きインフレ圧力緩和の兆候が示されたことで、米利上げ観測後退で約1.7円急落。
23:18 要人発言
米国クックFRB理事(2022年FOMC投票権あり)
「持続的に強い労働市場を望む」
「インフレは高すぎる」
「焦点はインフレへの対応」
【考察】タカ派発言でドル円上昇。
23:30 要人発言
米国ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)(Bloomberg)
「バランスシートは徐々に縮小する」
「劇的な利上げから、利下げに転じるのは好ましくない」
「政策金利が制約的な水準になれば、利上げを一時停止すべき」
「来年のどこかの時点で利上げ停止を予想」
【考察】利上げペース鈍化への言及はハト派発言。しかし、ドル円急落後の戻しが強く上昇継続。
25:04 要人発言
米国ボスティック・アトランタ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)(Bloomberg)
「商業不動産、銀行が利上げでつまづいている」
「インフレ抑制には追加利上げが必要」
「労働市場は依然として逼迫、賃金の上昇圧力が見られる」
【考察】タカ派発言でドル円上昇。
25:14 要人発言
米国バーFRB副議長(上院銀行委員会)(2022年FOMC投票権あり)(Bloomberg)
「インフレは高すぎる」
「景気の著しい軟化を予想」
【考察】タカ派発言でドル円上昇。
27:26 報道
「ロシアからのミサイルが、ポーランドとウクライナの国境付近に着弾、少なくとも2人死亡」(Bloomberg)
【考察】NATO加盟国であるポーランドを巻き込んだことで大きな紛争に発展する可能性あり。地政学リスクオフ円買いでドル円下落。
G20首脳会議
2022/11/16(水)
11:03 要人発言
米国バイデン大統領(Bloomberg)
「軌道を見る限りポーランドに着弾したミサイルがロシアから発射された可能性は低い」
【考察】欧州の地政学リスクオフ後退し、巻き戻しの円売りでドル円上昇。
16:25 要人発言
米国バイデン大統領(Bloomberg)
「ポーランドの爆発はウクライナ軍の迎撃ミサイルとG7/NATOに通知」
【考察】ウクライナとポーランドの関係悪化を懸念した地政学リスクオフでドル円下落。
19:31 要人発言
米国ジョージ・カンザスティ連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)(Reuters)
「利上げ継続は必要だが、来年は利上げペースを緩めるべき」
「インフレは労働市場の逼迫によって引き起こされている」
「景気後退なしにインフレを抑えることは困難」
【考察】ハト派発言でドル円下落。しかし、直前までに約2円下落していたことからBuy the factが生じたためか直ぐに上昇へ転換。
21:00 経済指標
米国MBA住宅ローン申請指数:住宅販売数件数や住宅着工件数の先行指標
前週比:前回-0.1%、結果2.7%(◎)
22:30 経済指標
米国小売売上高10月度
個人消費が米国GDPの約2/3を占めており、その動向を表す小売売上高の注目は高い。米国個人消費や米国消費者信頼感とも相関性があることからも重要な指標。
前月比:前回0.0%(改定)、予想1.0%、結果1.3%(◎)
コア前月比:前回0.1%(改定)、予想0.6%、結果1.3%(◎)
22:30 経済指標
米国輸入物価指数10月度
前月比:前回-1.2%(改定-1.1)、予想-0.5%、結果-0.2%(◎)
前年比:前回6.0%(改定)、予想4.2%、結果4.2%(○)
米国輸出物価指数10月度
前月比:前回-0.8%(改定-1.5)、予想-0.5%、結果-0.3%(◎)
23:15 経済指標
米国鉱工業生産指数10月度
鉱工業生産指数:前回0.4%(改定0.1)、予想0.2%、結果-0.1%(×)
設備稼働率:前回80.3%(改定80.1)、予想80.4%、結果79.9%(×)
23:50 要人発言
米国ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)(Reuters)
「金融政策は、金融安定化の最良ツールではない」
「国債市場の回復力を強化する必要がある」
「各国中銀は物価安定のために積極的に行動している」
「米国経済が適切に機能するには物価の安定が必要」
【考察】タカ派発言でドル円上昇。
24:00 経済指標
米国企業在庫9月度
前月比:前回0.8%(改定0.9)、予想0.6%、結果0.4%(×)
24:00 経済指標
米国NAHB住宅市場指数11月度(Bloomberg)
基準50、前回38、予想37、結果33(×)
24:08 要人発言
米国デイリー・サンフランシスコ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)(Reuters)
「経済を効果的かつ穏やかに減速させることに合意」
「利上げの一時停止は検討されていない」
「政策金利4.75-5.25%への引き上げは妥当」
【考察】タカ派発言でドル円上昇。
24:30 経済指標
米国週間石油在庫統計
「在庫増→需要低迷・供給過多→原油・ガソリン売り材料→ドル売り材料」、「在庫減→需要増・供給不足→原油・ガソリン買い材料→ドル買い材料」
原油在庫:前回392.5万バレル、予想-185.0万バレル、結果-540.0万バレル(×)
ガソリン在庫:前回-89.9万バレル、予想18.0万バレル、結果220.7万バレル(◎)
27:00 経済指標
米国20年債入札
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回4.395%、結果4.072%(◎)
【考察】入札好調でドル円下落。
28:36 要人発言
米国ウォラーFRB理事(2022年FOMC投票権あり)(The Economic Outlook and a Word of Caution on Inflation)(Reuters)
「データで利上げの程度を決定する」
「50bps利上げが適切」
「2023年の後半まで利上げが続く見込み」
「50bps利上げは大幅な引き締めに変わりない」
「需要抑制は十分でない」
「12月会合まで、多くのデータが得られるまで判断を下さない」
「コアPCEは下落する予想」
「労働市場緩和でインフレ緩和の可能性あるも、金融政策に対する見方を変えるほどではない」
【考察】金融政策の現状維持でタカ派発言に変わりなし。しかし、利上げ継続によるリセッション懸念が強いためかドル円下落と上昇繰り返し。
30:00 経済指標
米国対米証券投資9月度
米国人以外による米国債購入額を表す。米国への資金流出入が判り、金額が大きければ経常収支拡大。「予想より高ければドル買い材料」、「予想より低ければドル売り材料」
ネット長期フロー:前回1979億ドル、予想-、結果1180億ドル(×)
ネットTICフロー合計:前回2756億ドル、予想-、結果309億ドル(×)
2022/11/17(木)
22:00 要人発言
米国ブラード・セントルイス連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)(Bloomberg)
「政策金利5-7%レンジを示唆」
「インフレ抑制のために追加利上げが必要」
「インフレ低下した場合、 2023 年のディスインフレを予想」
【考察】タカ派発言でドル円上昇
22:30 経済指標
米国新規失業保険申請件数(Bloomberg)
失業者が初めて申請した失業保険給付の申請件数を示す指標。失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回22.5万件(改定)、予想22.5万件、結果22.2万件(◎)
米国失業保険継続申請件数
新規申請後に失業保険の申請を継続している人数を示す指標。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回149.3万件(改定)、予想150.0万件、結果150.7万件(×)
22:30 経済指標
米国住宅着工件数10月度(Bloomberg)
住宅購入に伴い、家電などの耐久消費財も購入されることが多く、個人消費への波及効果が大きいため注目されます。また、最近はFRB当局者が住宅関連指標をインフレ把握のために注目していることから、更に重要度が上がっています。
住宅着工件数:前回143.9万件(改定)、予想141.0万件、結果142.5万件(○)
住宅着工前月比:前回-8.1%(改定)、予想-2.0%、結果-4.2%(△)
住宅建築許可件数:前回156.4万件(改定)、予想151.2万件、結果152.6万件(◎)
住宅建築許可前月比:前回1.4%(改定)、予想-3.3%、結果-2.4%(○)
22:30 経済指標
米国フィラデルフィア連銀景況指数11月度
米国ISM製造業購買担当者景気指数と相関性あるため注目されます。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」
基準0、前回-8.7、予想-6.0、結果19.4(×)
22:45 要人発言
米国ブラード・セントルイス連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)(Bloomberg)
「政策金利の最低水準は5.00-5.25%」
「金利上昇は住宅への影響が見られる」
「10月CPI指標は良いが、1つのデータに過ぎない」
「労働市場は堅調」
【考察】タカ派発言でドル円上昇
24:41 要人発言
米国ジェファーソンFRB理事(2022年FOMC投票権あり)(Reuters)
「長期的な成長を達成するには、低インフレが不可欠」
「高インフレは低所得世帯に大きな打撃を与える」
【考察】タカ派発言でドル円上昇
25:00 経済指標
米国カンザスシティ連銀製造業総合指数11月度
前回-7、予想-7.5、結果-6(◎)
27:51 要人発言
米国カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)(Bloomberg)
「インフレ抑制するのがFRBの仕事」
「金利の高さは議論の余地がある」
「インフレ上昇が止まれば、利上げを止められる」
「2023年にインフレ低下する予測が正しいことを望む」
「2023年にインフレ低下する予測が正しいことを望む」
「利上げ停止時期を予想は難しい」
【考察】タカ派発言でドル円上昇
2022/11/18(金)
22:37 要人発言
米国コリンズ・ボストン連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)(Bloomberg)
「利上げ後、しばらくの間、金利を維持する必要がある」
「失業率はわずかに上昇する予想」
「追加利上げは必要」
「景気抑制スタンスはしばらくの間維持する必要がある」
「政策金利に対する見方は最近のデータに影響されない」
「タイトな労働市場がインフレを加速させている」
【考察】タカ派発言でドル円上昇
24:00 経済指標
米国中古住宅販売件数10月度(Bloomberg)
住宅市場は消費に大きな影響を与えることから景気の先行指標として米国新築住宅販売件数とともに重要。
件数:前回471万件(改定)、予想436万件、結果443万件(○)
前月比:前回-1.5%(改定)、予想-7.3%、結果-5.9%(○)
24:00 経済指標
米国景気先行指数10月度(Bloomberg)
前月比:前回-0.4%(改定-0.5)、予想-0.4%、結果-0.8%(×)
24:14 要人発言
米国コリンズ・ボストン連銀総裁(2022年FOMC投票権あり)(Bloomberg)
「深刻な景気後退の可能性を高める可能性を懸念」
「需要が鈍化しても雇用は必要」
「インフレは高すぎる」
「リセッション回避に自信ある」
「インフレ期待は固定されている」
「75bps利上げの可能性は残っている」
「金利上昇につれて行き過ぎてしまうリスクがある」
【考察】タカ派発言であるものの、利上げの懸念のハト派発言もあり。そのためか、ドル円上下に変動しながらも上昇。
27:44 要人発言
米国バイデン大統領
「インフレが通常の水準に戻るには時間が掛かる」
【考察】タカ派発言でドル円上昇継続
2022/11/19(土)
29:19 要人発言
米国ボスティック・アトランタ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)(Bloomberg)
「インフレ 2% に達するまで、経済が弱体化しても利下げに抵抗すべき」
「12月FOMCで75bpsから縮小の可能性」
「インフレ抑制には75-100bps引き締めで十分と予想」
【考察】タカ派発言に変わりないものの、従来の強い引き締めに比べれば後退でハト派寄り。
2022/11/20(日)
円(JPY)
2022/11/14(月)
10:05 要人発言
黒田日銀総裁(金融経済懇談会)(Bloomberg)
「原材料のインフレと為替変動が企業と家計に与える影響を注意深く監視」
「金融緩和で需要面を支える」
「急激な為替の変動は不確実性を高め望ましくない」
「強いドルが続くことは想像し難い」
【考察】金融緩和継続のハト派発言とドル高継続の否定。材料交錯のためかドル円反応薄。
29:30 経済指標
11/8時点、IMM通貨先物
円ショート縮小(ポジション推移)
2022/11/15(火)
8:50 経済指標
日本GDP1次速報値 第3四半期(Bloomberg)
前期比:前回果0.9%(改定1.1)、予想0.4%、結果-0.3%(×)
前期比年率:前回3.5%(改定4.6)、予想1.2%、結果-1.2%(×)
GDPデフレータ前年比:前回-0.3%(改定-0.4)、予想-0.5%、結果-0.5%(○)
【考察】日本経済が弱く円売り材料でドル円上昇。
9:55 五十日仲値
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。
13:30 経済指標
日本鉱工業生産確報値9月度
前月比:前回-1.6%、予想-1.6%、結果-1.7%(×)
前年比:前回9.8%、予想-9.8%、結果9.6%(○)
設備稼働率前月比:前回1.2%、予想1.2%、結果-0.4%(×)
2022/11/16(水)
8:50 経済指標
日本機械受注9月度
前月比:前回-5.8%、予想0.6%、結果-4.6%(△)
前年比:前回9.7%、予想7.9%、結果2.9%(×)
2022/11/17(木)
8:50 経済指標
日本通関ベース貿易収支10月度(日本経済新聞)
通関ベース貿易収支:前回-20940億円(改定-20943)、予想-16250億円、結果-21623億円(×)
通関ベース貿易収支(季調済):前回-20098億円(改定-20368)、予想-19520億円、結果-22992億円(×)
【考察】日本貿易赤字拡大→円売り材料→初動ドル円下落継続から上昇転換。
10:10 要人発言
黒田日銀総裁(参議院財政金融委員会)
「金融緩和継続し経済を支える」
「賃金上昇を伴う物価目標、時間がかかるとしても実現可能」
【考察】ハト派発言→ドル円下げ止まり上昇転換。
11:42 要人発言
内田日銀理事
「金融刺激策終了の議論は時期尚早」
【考察】ハト派発言→→ドル円下げ止まり上昇転換。
21:17 要人発言
岸田首相(日中首脳会談)(日本経済新聞)
「設的かつ安定的な関係の構築を双方の努力で加速することが重要」
「安全保障分野の意思疎通の強化で一致」
【考察】約3年ぶりの日中首脳会談で関係改善期待。ドル円上昇継続。
2022/11/18(金)
8:30 経済指標
日本消費者物価指数10月度
前年比:前回3.0%、予想3.6%、結果3.7%(◎)
コア前年比:前回3.0%、予想3.5%、結果3.6%(◎)
9:10 要人発言
黒田日銀総裁(日銀半期報告、衆院財務金融委)(日本経済新聞)
「消費者物価の前年比は来年度以降2%を下回る」
「金融緩和で景気を支える」
「コアCPIは来年プラス幅を縮小すると予想」
「2%の物価安定目標の安定的持続には3%程度の賃上げが必要」
「金融緩和は経済にプラスなのは事実」
「金利を上げられなくなっているということは全くない。現状は不適切」
「急速かつ一方的な円安進行、マイナスで望ましくない」
「2%物価目標が安定的に達成されれば、金融正常化に向かう」
【考察】ハト派発言、急激な円安牽制発言、将来の出口戦略発言。
9:20 要人発言
鈴木財務相(Reuters)
「物価上昇は国際的なインフレや円安の影響」
「経済対策裏付ける補正予算の早期成立図りたい」
9:26 要人発言
三村財務省国際局長(Reuters)
「引き続き為替市場の動向を高い緊張感をも持って注視するとともに、必要な場合には適切な対応を取る」
【考察】円安牽制発言
9:55 実質五十日仲値(11/20祝日のため)
仲値に向けて実需勢のドル買い円売り、仲値通過後にドル売り円買いの傾向多いものの、逆の動きになることもあり。
10:21 要人発言
首相官邸(Bloomberg)
「北朝鮮、ミサイル発射」
【考察】地政学リスクオフでドル円下落
16:42 報道
「米国と韓国、北朝鮮のミサイル発射に対応して共同射撃訓練実施」
【考察】北朝鮮が対抗する可能性のある地政学リスクオフのためかドル円下落
29:30 経済指標
11/15時点、IMM通貨先物
円ショート縮小(ポジション推移)
コメント