ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
<注目材料>
(1)6/23の欧米マーケット影響
景気後退懸念リスクオフ円買いドル買い交錯でドル円乱高下していたが、米国PMI速報値サービス業の強い数値でインフレ懸念再燃でドル円急騰。
(2)経済指標
・米国2年債入札
(3)要人発言
・金融政策決定会合における主な意見(6月15・16日分)
・政府日銀要人の円安牽制
・ECBフォーラム(6/26~28, 主要中銀関係者が出席)
・FRB要人
(4)その他
・ウクライナ情勢緊迫化(地政学リスクオフ)
6/26は主要中銀の利上げ継続と金融緩和維持の日銀のスタンス差からドル円上昇が優勢と推測。
一方で、主要中銀の急速かつ大幅利上げによる景気後退懸念リスクオフ円買いや政府・日銀要人の強い円安牽制で突発的なドル円急落にも警戒が必要か。
来週のドル・円はじり高か、金融政策の違いに焦点当てた円売りが継続(Bloomberg)
日本の当局の口先介入を警戒-円安進行で為替トレーダー(Bloomberg)
日本当局の為替介入に警戒、1ドル=150円も視野で-ティー・ロウ(Bloomberg)
マーケットの動き
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
7:55~要人発言
円安は急速で一方的、あらゆるオプション排除しない-神田財務官(Bloomberg)
ドル・円は143円台半ば、神田財務官のけん制発言受けてやや円買いに(Bloomberg)
【考察】円安牽制発言でドル円下落。
8:50 要人発言
金融政策決定会合における主な意見(6月15・16日分)(日本銀行)
YCCのコスト大きい、早い段階で扱いの見直し検討を-日銀主な意見(Bloomberg)
【考察】金融緩和のハト派内容だが、YCC見直しへの言及あり日銀政策修正期待からドル円下落。
東京マーケット(9:00~15:00)
欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)
16:09~要人発言
松野官房長官
「高い緊張感を持って注視」
円安けん制発言に市場警戒、日銀にYCC早期修正論も浮上(日本経済新聞)
【考察】円安牽制発言でドル円下落
26:00 経済指標
米国2年債入札(Upcoming Auctions)
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回4.300%、結果4.670%(◎)
【考察】入札好調でドル円下落
<まとめ>
東京マーケット:
政府要人の円安牽制発言でドル円下落するも、日銀緩和継続の円売り、日経平均株価下落からの揉み合いでドル円乱高下。
きょうの国内市況(6月26日):株式、債券、為替市場(Bloomberg)
欧米マーケット:
欧州オープン直後、円安牽制発言でドル円急落。その後の時間帯は日本要人からの口先介入の可能性は低く、日銀緩和継続に変わりないことから押し目となり全戻しの上昇。NY以降は材料不足で小動き。
欧州市況】株は6日続落、成長や政策のリスク見極め-国債は上昇(Bloomberg)
【米国市況】株続落、ハイテクは利食い売り優勢-ドルは143円台半ば(Bloomberg)
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
米国債イールドカーブ
6/26(月)は6/23(金)に対してブル(短期金利低下、長期金利低下)、逆イールド縮小のドル売り・買い材料交錯。
FOMCの利上げ幅見通し(CME FedWatch Tool)
7月度:据え置き23.1%。25bps引き上げ76.9%。
テクニカル分析
トレード
- 月足:6月陰線形成中。
- 週足:6/19週、陽線。上昇トレンド。
- 日足:6/23大陽線。上昇トレンド。
- 4H足:上昇トレンド。
- 1H足:上昇トレンド。
- 15M足:レンジ。
【シナリオ】
①ロング
(A)1H足サポート143.404又は20MA付近まで下落→ダウ転換上昇→目標1H足レジスタンス143.860
(B) (C)後、1H足サポート142.862をダウ上昇→目標1H足レジスタンス143.404
②ショート
(C) (A)後、1H足サポート143.404をダウ下落→目標1H足サポート142.862
【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。
トレード1
143.404をダウ上昇→(A)ロング
ロング:143.576
S/L:143.398
獲得pips:-17.8
6月通算:8勝7敗、勝率53.3%、平均RR 2.12、獲得Pips +91.4
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