ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
注目材料
1. 経済指標・要人発言
7/25は、7/27の米国FOMC結果公表を控えているためか方向性に乏しいドル円動きで終えました。本日も大きな動きは期待しにくいですが、複数の米国経済指標が発表予定であり、下記①や②での動きに注目したい。
①米国経済指標結果が強い数値→ドル買い→ドル円上昇
②米国経済指標結果が弱い数値→ドル売り→ドル円下落
マーケットの動き
経済指標評価
(前回かつ予想より良い：◎、予想以上：〇、予想より悪い：△、前回かつ予想より悪い：×)
東京マーケット前
8:50 経済指標
日銀金融政策決定会合議事要旨公表(6/16～17）(日本銀行)
「賃金上昇伴う物価目標実現へ緩和が必要」
「金融・為替動向の経済・物価への影響を注視」
「日本経済は回復途上、金融面で支える」
「金利フォワードガイダンスを物価目標と関連付けたものに修正適当」
「予想物価上昇率、短期を中心に上昇している」
【考察】金融緩和継続内容。サプライズなし。
東京マーケット(9:00~15:00)
欧州マーケット(16:00~25:00)
20:00 米国第2四半期決算
ゼネラル・モーターズ
売上：予想345.9億ドル、結果357.6億ドル（◎）
EPS：予想1.30ドル、結果1.14ドル（✕）
20:00 米国第2四半期決算
スリーエム
売上：予想86億ドル、結果87億ドル（◎）
EPS：予想2.45ドル、結果2.48ドル（◎）
21:15 米国第2四半期決算
ゼネラル・エレクトリック
売上：予想176億ドル、結果186億ドル（◎）
EPS：予想0.38ドル、結果0.78ドル（◎）
22:00 経済指標
米国住宅価格指数5月度(Bloomberg)
前月比：前回1.6%（改定1.5）、予想1.6%、結果1.4%（✕）
22:00 経済指標
米国S&Pケースシラー住宅価格5月度(Bloomberg)
前年比：前回21.23%（改定21.22）、予想20.60%、結果20.50%（✕）
NYマーケット(22:30~29:00)
22:17 要人発言
IMF(Bloomberg)
「世界の成長率予測を下方修正」
「インフレ予測を上方修正」
「経済見通しは圧倒的に下方向傾いている」
「米国がリセッションを回避できる可能性はかなり低い」
「物価安定のために利上げ必要」
【考察】リスクオフ材料
23:00 経済指標
米国コンファレンスボード消費者信頼感指数7月度：ミシガン大学消費者信頼感指数と同様、経済活動全体に重要な役割を果たす個人消費に関する重要指標。
前回98.7（改定98.4）、予想96.9、結果95.7（✕）
23:00 経済指標
米国新築住宅販売件数6月度：住宅市場は消費に大きな影響を与えることから景気の先行指標として中古住宅販売件数とともに重要視。(Bloomberg)
前回69.6万件（改定64.2）、予想65.9万件、結果59.0万件（✕）
23:00 経済指標
米国リッチモンド連銀製造業指数7月度：指数が0を上回ると業況改善、0を下回ると業況悪化。
前回-19（改定-9）、予想-17、結果0（◎）
26:00 経済指標
米国5年債入札：「入札好調→利回り低下→ドル売り」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い」。
前回3.271%、結果2.860%（✕）
29:02 米国第2四半期決算
マイクロソフト
売上：予想524.3億ドル、結果518.7億ドル（✕）
EPS：予想2.29ドル、結果2.23ドル（✕）
29:04 米国第2四半期決算
アルファベット（グーグル）
売上：予想700億ドル、結果696.9億ドル（✕）
EPS：予想1.28ドル、結果1.21ドル（✕）
29:10 米国第2四半期決算
ビザ
売上：予想70.6億ドル、結果72.8億ドル（◎）
EPS：予想1.74ドル、結果1.98ドル（◎）
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
NYマーケットクローズ時点の通貨強弱
- CHF(リスクオフ通貨)：
- USD(基軸通貨)：
- JPY(リスクオフ通貨)：
- GBP(リスクオン通貨)：
- CAD(資源国リスクオン通貨)：
- AUD(資源国リスクオン通貨)：
- NZD(資源国リスクオン通貨)：
- EUR(リスクオン通貨)：「天然ガス価格高騰→欧州景気減速懸念」で売り。
米国債イールドカーブ
7/26(火)は7/25(月)に対して、ツイスト・フラットニング（短期金利上昇、長期金利低下、長短金利差拡大）。2年と10年利回りの逆イールド継続。
＊ツイスト・フラットニング： 直近の景気良好→政策金利引き上げ（又は予測より利上げ前進）の可能性浮上→将来は景気減速懸念→将来は利上げ見込み後退→直近のドル買い、将来のドル売り示唆
・ドルインデックス：日足大陽線。20MAから反発。
・米国債2年利回り：日足陽線。トレンドラインで反発。
・米国債10年利回り：日足下ヒゲピンバー陽線。レンジ下限2.742%から強く反発。
日足からは、全て7/27も上昇優位と推測します。
テクニカル分析
ドル円チャート
- 月足： ボリンジャーバンド+2σをバンドウォークし強い上昇トレンド。
- 週足：ボリンジャーバンド+1σ~+2σ間で上昇トレンド。
- 日足：7/25陽線。ボリンジャーバンドスクイーズしレンジ。
- 4H足：下降トレンド中の調整波上昇。
- 1H足：上昇ウェッジ。
- 15M足：ボリンジャーバンドスクイーズしレンジ。
【シナリオ】
①ロング
(A)1H・4H足レジスタンス137.072上抜け→レジサポ→目標1H足レジスタンス137.559。
②ショート
(B)1H足サポート136.531下抜け→レジサポ→目標1H・4H足サポート136.189。
【考察】前提：リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上
トレード１
9:00 136.531下抜け→レジサポ→(B)ショート
9:15 S/L 136.527到達→(B)ショート失敗
ショート：136.417
目標利益：(136.417-136.189)×100=22.8 pips
S/L ：136.417+0.10=136.517
RR： 22.8/10=2.28
結果：-10.0 pips
7月通算：8勝15敗1分、勝率34.8%
7月獲得pips：+9.7
コメント