2022年7月25日(月)ドル円初心者戦略と結果

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

注目材料

1. 経済指標・要人発言
先週は米国経済指標が軒並み悪化し「弱い数値→米国債利回り低下→ドル売り」かつ「リセッション懸念→株先物・株価指数下落→リスクオフ円買い」で強いドル円下落が生じました。

本日の米国経済指標も弱い可能性がありドル円下落の可能性は高いですが、先週後半に急落したことで、「弱い数値→Buy the fact→ドル買い」も想定できます。

いずれにせよ、7/22もドル円と高い相関性が見られたのは米国債2年,10年利回りであったため、米国債利回りに注目してドル円の方向性を判断したい。

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

欧州マーケット(16:00~25:00)

17:22 要人発言
高田日銀審議委員(Bloomberg)
「YCCは経済・物価への効果と金融市場への影響を両面見ながら考えていくべき」
「出口戦略は常に考えておくべき論点」
「YCCで緩和的政策実現」
「YCCは金融機関の利ザヤ低下の課題」
「2%の物価目標は実現性を議論したい」
「気長に持続性を持った対応で物価目標の実現を目指すべき」
「物価・賃金上がりにくい前提の考えが社会に根付いている」
「物価が持続的に下落する状況でない」

【考察】円安容認発言

17:30 要人発言
田村日銀審議委員
「物価の好循環実現できれば出口戦略へ」
「出口戦略は政策金利とバランスシートの調整がポイント」
「短期間での為替の大幅な変動は望ましくない」
「為替は経済ファンダメンタルズに沿った対応が望ましい」

【考察】 円安牽制発言

17:40 要人発言
内閣府(Bloomberg)
2022年度実質GDP成長率2.0%に下方修正

【考察】円売り材料でも反応薄。

19:25 要人発言
厚生労働省(日本経済新聞
「サル痘」患者、国内で初確認

【考察】リスクオフ材料であるものの、サプライズでないためか「円買い→ドル円下落」なし。

21:30 経済指標
米国シカゴ連銀景気指数6月度:インフレ圧力を測定するための月間指標で平均値が0。
前回-0.19、予想-0.03、結果-0.19(△)

NYマーケット(22:30~29:00)

23:30 経済指標
米国ダラス連銀製造業活動指数7月度:プラスなら景況感上昇、マイナスなら景況感悪化
前回-17.7、予想-22.0、結果-22.6(✕)

26:00 経済指標
米国2年債入札:「入札好調→利回り低下→ドル売り」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い」。
前回2.060%、結果3.015%(✕)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. CAD(資源国リスクオン通貨):
  2. AUD(資源国リスクオン通貨):
  3. GBP(リスクオン通貨):
  4. NZD(資源国リスクオン通貨):
  5. EUR(リスクオン通貨):ロシア報道官「ロシアは欧州向けガス供給の遮断に関心はない」「ロシアは『ノルドストリーム1』経由で可能な限りのガスを供給する」→エネルギー供給不安後退で買い。カザークス・ラトビア中銀総裁大幅な利上げは終わりではないかもしれない」「弱過ぎるユーロは問題」発言で買い。ロシア・ガスプロムがノルドストリーム1のガス供給量を減少させると発表し売り。
  6. USD(基軸通貨):
  7. CHF(リスクオフ通貨):
  8. JPY(リスクオフ通貨):

米国債イールドカーブ

7/25(月)は7/22(金)に対して、ブル(短期金利低下、長期金利低下、長短金利差縮小)。2年と10年利回りの逆イールド継続。

*債券ブル:「安全資産債券買い→債券利回り低下」、「リスク資産売り(株式等)→安全資産債券買い」、景気後退

・ドルインデックス:日足陰線コマ足。20MAとトレンドラインで下げ止まり。4H足レンジで、上限107.066や下限106.386抜けまでは方向性なし。

・米国債2年利回り:日足十字線。方向性なし。

・米国債10年利回り:日足陽線コマ足。方向性なし。

テクニカル分析

ドル円チャート

  • 月足: ボリンジャーバンド+2σをバンドウォークし強い上昇トレンド。
  • 週足:7/18週大陰線。しかし、ボリンジャーバンド+1σ~+2σ間で上昇トレンド。
  • 日足:7/22大陰線。ボリンジャーバンド+1σから-1σへ一気に到達。
  • 4H足:ボリンジャーバンド-2σバンドウォーク。
  • 1H足:下降トレンド。
  • 15M足:ボリンジャーバンドスクイーズし、レンジ。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス136.189上抜け→レジサポ→目標4H足トレンドライン付近レジスタンス136.671。
(B)4H足トレンドラインかつレジスタンス136.671上抜け→レジサポ→目標1H・4H足レジスタンス137.073。

②ショート
(C)1H足サポート135.812下抜け→レジサポ→目標4H足サポート135.569。
(D)4H足トレンドラインまたはレジスタンス136.671付近まで上昇し反発→ダウ転換→目標4H足サポート135.569。

【考察】前提:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上

トレード1
7:45 136.189上抜け→レジサポ→(A)ロング
11:15 S/L 136.059到達→(A)ロング失敗

ロング:136.259
目標利益:(136.671-136.259)×100=41.2 pips
S/L :136.259-0.20=136.059
RR: 41.2/20=2.06
結果:-20.0 pips

7月通算:8勝14敗1分、勝率36.4%
7月獲得pips:+19.7

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