2022年7月22日(金)ドル円初心者戦略と結果

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

注目材料

1. 経済指標・要人発言
本日の注目材料は米国PMI速報値。7/21は米国経済指標は軒並み悪化し、⑥-2で強いドル円下落が生じました。本日も同様な流れを想定します。

一方、7/21の日銀金融政策決定会合声明と黒田日銀総裁発言では、想定通り金融緩和継続・円安容認であったことから、①によるドル円上昇も考えられます。

7/21はドル円と高い相関性が見られたのは米国債2年,10年利回り(特にNYマーケット直前からの連動性高)であったため、⑥-2 と①のどちらが優勢になるか、米国債利回りに注目して判断したい。

①日米金融政策差→米国金融引き締め・日本金融緩和継続→ドル買い円売り→ドル円上昇
②-1 米国金融当局者タカ派発言→米国債利回り上昇ならドル買い→ドル円上昇
②-2 米国金融当局者ハト派発言→米国債利回り下落ならドル売り→ドル円下落
③-1 日本要人からの強い円安牽制発言→円買い→ドル円下落→下げ止まりから押し目買い勢によるドル円上昇
③-2 日本要人からの円安容認発言→円売り→ドル円上昇
④-1 リセッション懸念→株先物・株価指数下落→リスクオフドル買い円買い(通貨強弱「円>ドル」なら)→ドル円下落
④-2 リセッション懸念→急速な米国利上げ警戒後退→米国債利回り低下→ドル売り→ドル円下落
④-3 リセッション懸念→急速な米国利上げ警戒後退→株先物・株価指数上昇(通貨強弱「ドル>円」なら)→ドル円上昇
⑤リスクオン→株先物・株価指数上昇(通貨強弱「ドル>円」なら)→ドル円上昇
⑥-1 米国経済指標結果が強い数値→ドル買い→ドル円上昇
⑥-2 米国経済指標結果が弱い数値→ドル売り→ドル円下落

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

8:30 経済指標
日本消費者物価指数6月度
前年比:前回2.5%、予想2.4%、結果2.4%(○)
コア前年比:前回2.1%、予想2.2%、結果2.2%(○)

東京マーケット(9:00~15:00)

9:57 要人発言
鈴木財務相 (Bloomberg)
「消費者物価指数の上昇で景気の下振れリスクを注意する必要がある」
「金利引き上げれば景気腰折れにつながる可能性がある」

欧州マーケット(16:00~25:00)

21:40 米国第2四半期決算
ツイッター
売上:予想13.22億ドル、結果11.77億ドル(✕)
EPS:予想0.14ドル、結果-0.08ドル(✕)

21:50 米国第2四半期決算
アメリカン・エキスプレス
売上:予想125億ドル、結果134億ドル(◎)
EPS:予想2.41ドル、結果2.57ドル(◎)

NYマーケット(22:30~29:00)

22:45 経済指標
米国製造業PMI速報値7月度:基準50、前回52.7、予想52.0、結果52.3(○)
米国サービス業PMI速報値7月度:基準50、前回52.7、予想52.6、結果47.0(✕)
米国総合PMI速報値7月度:基準50、前回52.3、予想52.4、結果47.5(✕)

28:30 経済指標
IMM通貨先物
円ショート縮小(ポジション推移

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. JPY(リスクオフ通貨):世界的なリセッション懸念増大によるリスクオフで買い。
  2. CHF(リスクオフ通貨):
  3. USD(基軸通貨):米国サービス業・総合PMIが弱い数値で売り。
  4. GBP(リスクオン通貨):英国製造業・非製造業PMIの強い数値で買い。
  5. NZD(資源国リスクオン通貨):
  6. EUR(リスクオン通貨):ミュラー・エストニア中銀総裁「利上げが成長率鈍化の可能性」発言で売り。ビルロワドガロー仏中銀総裁「最終的な金利が高くなるわけではない」のハト派発言で売り。欧・独製製造業・非製造業PMIの弱い数値で売り。
  7. AUD(資源国リスクオン通貨):
  8. CAD(資源国リスクオン通貨):

米国債イールドカーブ

7/22(金)は7/21(木)に対して、ブル(短期金利低下、長期金利低下、長短金利差縮小)。2年と10年利回りの逆イールド継続。

*債券ブル:「安全資産債券買い→債券利回り低下」、「リスク資産売り(株式等)→安全資産債券買い」、景気後退

・ドルインデックス:日足十字線。20MAとトレンドラインで下げ止まり。4H足レンジで、上限107.066や下限106.386抜けまでは方向性なし。

・米国債2年利回り:日足大陰線。押し安値3.014%下抜けており、引き続き下落の可能性あり。

・米国債10年利回り:日足大陰線。押し安値2.742%付近で引けており、一旦は上昇の可能有るものの、その後は下落の可能性あり。

テクニカル分析

ドル円チャート

  • 月足: ボリンジャーバンド+2σをバンドウォークし強い上昇トレンド。
  • 週足:ボリンジャーバンド+1σ~+2σ間の上昇トレンド。
  • 日足:7/21陰線。ボリンジャーバンド+1σ下抜け。
  • 4H足:ボリンジャーバンドスクイーズでレンジ。
  • 1H足:ボリンジャーバンド-2σバンドウォーク。
  • 15M足:ボリンジャーバンド-2σバンドウォーク。

【シナリオ】
①ロング
(A)4H足レジスタンス137.627上抜け→レジサポ→目標4H足レジスタンス・1H足戻り高値137.963。

②ショート
(B)4H足押し安値137.221下抜け→レジサポ→目標4H足押し安値136.677。

【考察】前提:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上

トレード1
8:45 137.221下抜け→レジサポ→(B)ショート
9:45 S/L 137.322到達→(B)ショート失敗

ショート:137.122
目標利益:(137.122-136.677)×100=44.5 pips
S/L :137.122+0.20=137.322
RR: 44.5/20=2.23
結果:-20.0 pips

トレード2
12:45 137.627上抜け→レジサポ→(A)ロング
16:30 S/L 137.532到達→(A)ロング失敗

ロング:137.672
目標利益:(137.963-137.672)×100=29.1 pips
S/L :137.672-0.14=137.532
RR: 29.1/14=2.08
結果:-14.0 pips

トレード3
21:15 137.221下抜け→レジサポ→(B)ショート
21:30 T/P 136.677到達→(B)ショート成立

ショート:136.895
目標利益:(136.895-136.677)×100=21.8 pips
S/L :136.895+0.10=136.995
RR: 21.8/10=2.18
結果:+21.8 pips

7月通算:8勝13敗1分、勝率39.7%
7月獲得pips:+39.7

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