2022年10月6日(木)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

10/6の注目材料は、
(1)前日ドル円上昇の影響:東京マーケットでドル円上昇を引き継ぎやすいですが、145円付近は政府・日銀為替介入感(③-3)が高まりロング勢利確と見られる大きな下落に警戒。しかし、大きな下落が発生すれば押し目買いの機会になりやすいと考えます。
(2)FRB当局者の発言:下記②-1が基本。
(3)本日の米国経済指標:注目度は並みであるため、余程のサプライズがない限りドル円動きは小幅の見込み(⑥-1,2)。

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前
6:08 要人発言
首相官邸
「北朝鮮、ミサイル発射」

【考察】地政学リスクオフ円買い→ドル円下落。

東京マーケット(9:00~15:00)

16:25 要人発言
岸田首相
「外為特会の外貨資産は将来の介入に備えたもの」

【考察】為替介入への警戒感が上がったためかドル円下落。

欧州マーケット(16:00~25:00)

20:30 経済指標
米国チャレンジャー人員削減9月度
米国雇用統計の2日前に発表。「前回より高い数値→ドル売り材料」、「前回より低い数値→ドル買い材料」
前年比:前回30.3%、予想-、結果67.6%(✕)

21:30 経済指標
米国新規失業保険申請件数
失業者が初めて申請した失業保険給付の申請件数を示す指標。失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回19.3万件(改定19.0)、予想20.3万件、結果21.9万件(✕)

米国失業保険継続申請件数
新規申請後に失業保険の申請を継続している人数を示す指標。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回134.7万件(改定134.6)、予想134.5万件、結果136.1万件(✕)

22:23 要人発言(Bloomberg)
米国カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
「インフレに対してより対策を講じるべき」
「インフレを引き下げなければならない」
「リセッションなくインフレを引き下げを望む」
「インフレピーク到達の証拠はほとんど見られない」
「利上げ停止からは程遠い」

【考察】タカ派発言でドル円上昇。

NYマーケット(22:30~29:00)

26:28 要人発言(Reuters)
米国クックFRB理事(2022年FOMC投票権あり)
「データの応じて方針を変更する」
「焦点は目標インフレ2%への回帰」
「労働市場は非常に力強い」
「インフレは受け入れがたいほど高い」
「政策行動と効果のタイムラグに注目。
「制限的な政策を続ける見込み」

【考察】タカ派発言でドル円上昇。

26:33 要人発言(Reuters)
米国エバンス・シカゴ連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
「インフレは高すぎる」
「インフレ抑制は最優先事項」
「米国経済は堅調」
「失業率は徐々に上昇する」
「今後の2回のFOMCで合計125ベーシスポイントの利上げを予想」
「2023年春までに政策金利4.5-4.75%に向かう」

【考察】タカ派発言でドル円上昇。

東京マーケット:ドル円は上下に変動して方向感なし。
欧米マーケット:米国経済指標が弱く一瞬はドル円下落したものの直ぐに押し目買いで上昇し、FRB当局者の強いタカ派発言が相次ぎドル円上昇継続。
10/7の東京マーケットはこのドル円上昇を引き継ぎやすいですが、145円台に乗ったことで政府・日銀為替介入懸念の増大や米国雇用統計を控えて、ロング勢利確によるドル円下落が想定されます。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. USD(基軸通貨):FRB当局者のタカ派発言で買い。株先物・株価指数下落のリスクオフで買い。
  2. JPY(リスクオフ通貨):政府・日銀の為替介入警戒で買い。株先物・株価指数下落のリスクオフで買い
  3. CHF(リスクオフ通貨):
  4. EUR(リスクオン通貨):
  5. CAD(資源国リスクオン通貨):原油先物価格上昇で買い。株先物・株価指数下落のリスクオフで売り。
  6. AUD(資源国リスクオン通貨):株先物・株価指数下落のリスクオフで売り。
  7. NZD(資源国リスクオン通貨):株先物・株価指数下落のリスクオフで売り。
  8. GBP(リスクオン通貨):株先物・株価指数下落のリスクオフで売り。

米国債イールドカーブ

10/6(木)は10/5(水)に対してベア(短期金利上昇、長期金利上昇、長短金利差拡大)でドル買い優勢。

テクニカル分析

ドル円トレード

  • 月足:9月大陽線で引け。ボリンジャーバンド+2σをバンドウォーク。一旦の上限は147.222付近と推測。
  • 週足:十字線形成中。ボリンジャーバンド+2σバンドウォーク終了。上昇トレンド継続。
  • 日足:10/5陽線。ボリンジャーバンドスクイーズしレンジ。
  • 4H足:レンジ内で上昇トレンド形成。
  • 1H足:上昇トレンド。
  • 15M足:下降トレンド。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足サポート144.347付近まで下落→上昇転換・レジサポ→目標1H足レジスタンス144.821。

②ショート
(B)1H足サポート143.347下抜け→レジサポ→目標1H足サポート144.071

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー

・シナリオ条件未達でトレードなし。

10月通算:0勝1敗、勝率0.0%、平均RR –
10月獲得pips:-15.0

(Trading View)

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