ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
(1)10/25欧米マーケットのドル円影響:米国利上げ期待後退によるドル円下落の流れを引き継いでスタートはドル円軟調推移と推測。
(2)政府・日銀為替介入懸念(③-3):連日のドル円下落を受けて、急激なドル円上昇までは介入なしの見込み。
(3)米国経済指標(⑥):米国実質GDP速報値が注目大。
マーケットの動き
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
東京マーケット(9:00~15:00)
欧州マーケット(16:00~25:00)
20:13 米国第3四半期決算
キャタピラー(Bloomberg)
売上:予想144.8億ドル、結果149.9億ドル(◎)
EPS:予想3.18ドル、結果3.95ドル(◎)
21:15 経済指標
ECB政策金利10月度(Bloomberg)
前回1.25%、予想2.00%、結果2.00%(○)
21:30 経済指標
米国実質GDP速報値第3四半期(Bloomberg)
速報値に比べて注目度は低い。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」
実質GDP:前回-0.6%、予想2.3%、結果2.6%(◎)
個人消費:前回2.0%、予想0.8%、結果1.4%(○)
GDPデフレータ:前回9.0%、予想5.3%、結果4.1%(✕)
PCEコアデフレータ:前回4.7%、予想4.5%、結果4.5%(○)
21:30 経済指標
米国耐久財受注速報値9月度
前月比:前回-0.2%(改定0.2)、予想0.6%、結果0.4%(△)
コア前月比:前回0.3%、予想0.2%、結果-0.5%(✕)
21:30 経済指標
米国新規失業保険申請件数
失業者が初めて申請した失業保険給付の申請件数を示す指標。失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回21.4万件(改定)、予想22.0万件、結果21.7万件(○)
米国失業保険継続申請件数
新規申請後に失業保険の申請を継続している人数を示す指標。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回138.5万件(改定138.3)、予想138.8万件、結果143.8万件(✕)
NYマーケット(22:30~29:00)
24:00 月末ロンドンフィックス
24:00 経済指標
米国カンザスシティ連銀製造業総合指数9月度
前回1、予想-2、結果-7(✕)
26:00 経済指標
米国7年債入札
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回3.898%、結果4.027%(◎)
29:02 米国第3四半期決算
アマゾン・ドット・コム
売上:予想1274.5億ドル、結果1271億ドル(✕)
EPS:予想0.21ドル、結果0.28ドル(◎)
29:05 米国第3四半期決算
インテル
売上:予想180.3億ドル、結果153.4億ドル(✕)
EPS:予想0.08ドル、結果0.59ドル(◎)
29:30 米国第3四半期決算
アップル
売上:予想889.0億ドル、結果901.5億ドル(◎)
EPS:予想1.27ドル、結果1.29ドル(◎)
東京マーケット:前日までの米国利上げ期待後退の影響継続でドル円下落。
欧米マーケット:欧州オープン前から米国債利回り上昇でドル円上昇していましたが、ECB理事会後の欧州国債利回り低下が米国債利回り低下に波及しドル円下落からじり上げ推移。
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
NYマーケットクローズ時点の通貨強弱
- JPY(リスクオフ通貨):
- NZD(資源国リスクオン通貨):
- USD(基軸通貨):前日までの米国利上げ期待後退の影響継続で売り。「ECB理事会で欧州国債利回り低下→米国債利回り低下に波及」で売り。
- CAD(資源国リスクオン通貨):
- GBP(リスクオン通貨):
- AUD(資源国リスクオン通貨):
- CHF(リスクオフ通貨):
- EUR(リスクオン通貨):ECB理事会で予想通り0.75%利上げ・追加利上げ示唆、資産買い入れプログラム(APP)の再投資継続表明、ラガルドECB総裁のタカ派・景気悪化発言→利上げSell the factやリセッション懸念のためか売り。
米国債イールドカーブ
10/27(木)は10/26(水)に対してブル(短期金低下、長期金利低下、長短金利差縮小)でドル売り優勢。
日足ドルインデックス:大陽線。109.552で反発。下降ダウ形成し108.200まで向かう可能性あり。
日足米国債2年利回り:陰線。上昇チャネル下抜けたことで4.087%まで下落継続の可能性あり。
日足米国債10年利回り:陰線。上昇チャネル下抜けたことで3.628%まで下落継続の可能性あり。
テクニカル分析
ドル円トレード
- 月足:9月大陽線で引け。ボリンジャーバンド+2σをバンドウォーク。
- 週足:10/24週、陰線形成中。ボリンジャーバンド+2σをバンドウォーク。
- 日足:10/26大陰線。日足実体147.612かつ20MAを下抜け。上昇チャネルも抜ければ大きな下落に繫がる可能性大。
- 4H足:レンジ。
- 1H足:レンジ。
- 15M足:レンジ。
【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス147.579上抜け→レジサポ→目標4H足レジスタンス148.233
②ショート
(B)1H足サポート146.253下抜け→レジサポ→目標1H足サポート145.575(日足チャネル下限のため要慎重)
【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー
トレード1
・前日欧米マーケットの流れを引き継いでドル円軟調→146.253下抜け→レジサポ→(B)ショート→S/L到達→(B)ショート失敗
ショート:146.124
S/L:146.396
獲得pips:-27.2
考察:S/Lの直後から大きく下落に転じて(B)目標到達。1H足レジサポ完了後に入り直しても良かった。
10月通算:4勝4敗、勝率50.0%、平均RR2.13
10月獲得pips:+81.6
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