2022年11月8日(火)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

(1)11/7欧米マーケットのドル円影響:目立った材料なくかつ11/8米国中間選挙を控えて取引減少のためかレンジ推移。本日スタートも、米国中間選挙投開票の結果を控えて動きにくい展開を想定します。

(2)米国中間選挙投開票:結果がどちらに転んでもで大きく動く可能性高いため、報道や要人発言に注目したい。

(3)FRB要人発言(②)

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

8:50 経済指標
日銀外貨準備高(10月)(日本経済新聞
前回1兆2381億ドル、結果1兆1946億ドル(×)

8:54 経済指標
金融政策決定会合における主な意見(10月27・28日分)(日本銀行
「賃金上昇の実現可能性を高めつつ、物価安定の目標を実現するため、現在の金融緩和を継続することが適当」
「為替水準はファンダメンタルズに沿って決まるべき」
「将来の出口戦略が市場にどのような影響を与えるのか、確認を続けることも重要」

【考察】金融緩和継続。出口戦略への言及あるためか、ドル円下落。

8:58 要人発言
財務省、7-9月の介入実績(日次ベース)公表(日本経済新聞
「9月22日の介入額は2兆8382億円と1日当たりとして過去最大」
「介入は9月22日のみで覆面介入なし」

9:00 要人発言
米国バーキン・リッチモンド連銀総裁(2022年FOMC投票権なし)
「インフレを抑えるための努力を続けるべき」
「インフレ抑制に対して時期尚早に勝利宣言すべきではない」

【考察】タカ派発言。しかし、金融政策決定会合における主な意見での出口戦略言及の影響が大きくドル円下落継続。

東京マーケット(9:00~15:00)

14:00 経済指標
日本景気動向指数速報値9月度
景気先行指数:前回101.3、予想97.9、結果97.4(×)
景気一致指数:前回101.8、予想101.2、結果101.1(×)

欧州マーケット(17:00~25:30)

20:00 経済指標
米国NFIB中小企業楽観指数10月度
前回92.1、予想91.3、結果91.3(○)

NYマーケット(23:30~30:00)

27:00 経済指標
米国3年債入札
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回4.318%、結果4.605%(◎)

【考察】入札好調で3年債利回り低下しドル円下落。

米国中間選挙投開票(日本経済新聞

東京マーケット:オープン前の「金融政策決定会合における主な意見」公表での出口戦略言及の影響のためかドル円下落スタートでしたが、サプライズはなく直ぐにドル円全戻しの上昇。

欧州マーケット:FRB利上げ期待後退でドル売り、株先物・株価指数上昇のリスクオンでドル売り、米国債利回り低下のドル売りでドル円下落加速。米国中間選挙で与党民主党が劣勢との予測あり。共和党が勝利して捻じれ議会になれば、バイデン政権の政策が進まないことになるためドル売り材料。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. JPY(リスクオフ通貨):FRBの利上げペース減速観測で買い。株先物・株価指数上昇リスクオンで売り。
  2. EUR(リスクオン通貨):ECB当局者のタカ派発言で買い。
  3. CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):
  4. AUD(資源国リスクオン通貨):コモディティー価格急騰で買い。株先物・株価指数上昇リスクオンで買い。
  5. NZD(資源国リスクオン通貨):コモディティー価格急騰で買い。株先物・株価指数上昇リスクオンで買い。
  6. CHF(リスクオフ通貨):
  7. GBP(リスクオン通貨):リセッション懸念で売り。
  8. USD(基軸通貨):FRBの利上げペース減速観測で売り。株先物・株価指数上昇リスクオンで売り。

米国債イールドカーブ

11/8(火)は11/7(月)に対してブル(短期金低下、長期金利低下、長短金利差拡大)でドル売り優勢で。

日足ドルインデックス:陰線。レンジ下限109.618到達したことで、11/9は一時的に反発上昇しやすい。

日足米国債2年利回り:陰線。トレンドライン下抜けたことで下落優勢。

日足米国債10年利回り:陰線包み足。レンジ上限4.244%抜けかチャネル下限抜けまで方向性なし。

テクニカル分析

ドル円トレード

  • 月足:10月大陽線で引け。ボリンジャーバンド+2σをバンドウォーク。
  • 週足:11/7週、陰線形成中。
  • 日足:11/7陰線でレンジ下限付近。
  • 4H足:下降チャネル。
  • 1H足:下降チャネル。
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス146.638上抜け→1H足20MA上、レジサポ→目標4H足レジスタンス147.157

②ショート
(B)1H足切り下げライン下抜け→15M足20MA下、レジサポ→目標15M足サポート146.237

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー

トレード1
・1H足切り下げライン下抜け→15M足20MA下、レジサポ→(B)ショート→S/L到達→(B)ショート失敗 

ショート:146.521
S/L:146.663
獲得pips:-14.2
考察:(B)ショート目標は1H・4H足サポート146.323が適切でした。その後、上昇して再び下落に転じた時、15M足サポート146.237狙うべきでした。回避できる負け。

トレード2
・1H足切り下げライン下抜け→15M足20MA下、レジサポ→(B)ショート→S/L到達→(B)ショート失敗 

ロング:146.726
S/L:146.515
獲得pips:-21.1
考察:この負けは回避難しいか。

11月通算:2勝5敗、勝率28.6%、平均RR2.00
11月獲得pips:+34.8

(Trading View)

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