ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
(1)12/5欧米マーケットの影響:米国ISM非製造業景気指数や他の経済指標が全て強い数値でドル円上昇。よって、12/6のスタートもこの影響を引き継いでドル円上昇優勢と想定。
(2)米国経済指標(⑥):注目度が高い材料なし。
(3)米国FRB要人発言(②):12月FOMC前のブラックアウト期間につき要人発言なし。よって、いつもの通り、ウォールストリートジャーナル(WSJ)のニック記者からのTwitter情報に要注目。
マーケットの動き
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
東京マーケット(9:00~15:00)
9:40 要人発言
黒田日銀総裁(Bloomberg)
「賃金上昇による安定的なインフレを目指している」
「現時点、金融政策の効果が副作用を上回る」
「物価目標の実現にはなお時間を要する」
「金融政策の枠組みについて具体的に論じるのは時期尚早」
「物価見通しを達成しなければ緩和を継続する」
「物価目標を達成すれば金融緩和の出口を議論」
【考察】金融緩和継続のハト派発言でドル円上昇
欧州マーケット(17:00~25:30)
22:30 経済指標
米国貿易収支10月度:貿易収支はGDPの構成要素。「予想より高い数値→ドル買い材料」、「予想より低い数値→ドル売り材料」
前回-733億ドル(改定-741)、予想-770億ドル、結果-782億ドル(×)
NYマーケット(23:30~30:00)
東京マーケット:12/5の米国経済指標の強い数値によるドル円上昇を引き継ぎや黒田日銀総裁のハト派発言で上昇継続。
欧米マーケット:東京マーケットのドル円上昇を全戻しの下落後、更に上昇し、材料不足の中、方向感のない動き。
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
NYマーケットクローズ時点の通貨強弱
- CHF(リスクオフ通貨):
- NZD(資源国リスクオン通貨):
- USD(基軸通貨):株先物・株価指数下落のリスクオフで買い。
- AUD(資源国リスクオン通貨):株先物・株価指数下落のリスクオフで売り。
- JPY(リスクオフ通貨):黒田日銀総裁のハト派発言で売り。株先物・株価指数下落のリスクオフで買い。
- EUR(リスクオン通貨):独製造業新規受注の強い数値で買い。
- GBP(リスクオン通貨):英国建築業PMIの弱い数値で売り。
- CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):リセッション懸念による原油先物価格下落で売り。
米国債イールドカーブ
12/6(火)は12/5(月)に対してブル(短期金低下、長期金利低下、逆イールド拡大)。金利低下のドル売り、逆イールド拡大のドル売り材料が一致。しかし、ドルインデックス上昇しており、ファンダメンタルズではない投機的な動きが生じているのか。
テクニカル分析
ドル円トレード
- 月足:11月大陰線で引け。12月陰線形成中。ボリンジャーバンド+1σ下抜け。
- 週足:12/5週、陽線形成中。
- 日足:12/5大陽線。ボリンジャーバンド-1σ付近まで急騰。一旦戻し下落後、再上昇の可能性あり。
- 4H足:レンジ。
- 1H足:上昇トレンド。
- 15M足:レンジ。
【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス136.831上抜け→レジサポ→目標4H足レジスタンス137.556
②ショート
(B)1H足サポート136.444かつトレンドライン下抜け→1H足20MA下、レジサポ→目標1H足サポート135.503
【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー
トレード1
136.831上抜け→レジサポ→(A)ロング→S/L到達→(A)ロング失敗
ロング:136.949
S/L:136.647
獲得pips:-30.2
考察:4H足ボリンジャーバンド+2σかつ1H足200MAで反発急落。特に意識されやすい200MAは警戒すべきだった。また、日足調整波狙いであったが、調整波は目標に届かない可能性もあるため、建値決済も検討すべきか。
トレード2
136.444下抜け→レジサポ→(B)ショート→S/L到達→(B)ショート失敗
ショート:136.401
S/L:136.842
獲得pips:-44.1
考察:135.986抵抗からの反発後、1H足転換後のショートが適切か。
12月通算:2勝3敗、勝率40.0%、平均RR2.01
12月獲得pips:+28.3
コメント