ファンダメンタルズ分析
本日のシナリオ
<注目材料>
(1)3/6の欧米マーケット影響
欧州オープン後は米国債利回り上昇につれてドル円上昇。東京マーケットでの下落分を全戻しの上昇。しかし、材料不足で米国オープン前から再び下落し方向性なし。
(2)経済指標
・注目材料なし。
(3)要人発言
・米国パウエルFRB議長(上院議会証言)
3/7、最大の注目はパウエル議長の議会証言。それまでは方向性が出にくい状況が継続する想定。
証言では利上げペースの25bpから50bpへの再加速を巡るスタンスに加え、ターミナルレート(利上げの最終到達点)に関する示唆があるかどうかに注目(Bloomberg)。
基本はタカ派姿勢でドル円上昇を想定だが、ハト派寄りのサプライズでドル円急落にも警戒したい(ドル円動き例)
マーケットの動き
経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)
東京マーケット前
東京マーケット(9:00~15:00)
欧州マーケット(17:00~25:30)
NYマーケット(23:30~30:00)
24:00 経済指標
米国棚卸在庫確報値1月度
前月比:前回-0.4%、予想-0.4%、結果-0.4%(○)
24:00~要人発言
米国パウエルFRB議長(上院議会証言)(Bloomberg)
「データ次第で、利上げ加速の準備はできている」
「ターミナルレートは前回の想定よりも引き上げ見通し」
「持続的な利上げが必要」
【考察】タカ派発言。ターミナルレートが想定よりも高く、かつ利上げスピード加速の可能性でドル円急騰。
27:00 経済指標
米国3年債入札(Upcoming Auctions)
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回4.073%、結果%()
29:00 経済指標
米国消費者信頼残高1月度
前回115.65億ドル(改定106.92)、予想222.0億ドル、結果147.99億ドル(△)
東京マーケット:材料不足、かつ注目度の高いパウエルFRB議長の議会証言控えて方向性なし。
欧米マーケット:パウエルFRB議長の議会証言でタカ派発言期待の織り込みでドル円上昇。パウエルFRB議長のタカ派発言ドル円急騰。
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
NYマーケットクローズ時点の通貨強弱
- USD(基軸通貨):パウエルFRB議長のタカ派発言で買い。
- JPY(リスクオフ通貨):
- CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):
- CHF(リスクオフ通貨):ジョーダン・スイス中銀総裁のタカ派発言で買い。
- EUR(リスクオン通貨):
- NZD(資源国リスクオン通貨):
- GBP(リスクオン通貨):
- AUD(資源国リスクオン通貨):
米国債イールドカーブ
3/7(火)は3/6(月)に対してツイスト(短期金利上昇、長期金利低下、逆イールド拡大)でドル買い・ドル売り材料交錯。ドルインデックス日足陽線は短期金利上昇の影響と推測。
また、ドル円日足陽線は「ドル買い>円買い」を反映。
*逆イールドはリセッションのサイン(Bloomberg)、逆イールド拡大(Bloomberg)
3月FOMCの利上げ幅市場コンセンサスは、25bpsが29.5%、50bpsが70.5%。つまり50bps利上げが最有力に急変(CME FedWatch Tool)
テクニカル分析
ドル円トレード
- 月足:3月陰線形成中。ボリンジャーバンド+1σ下抜け。三尊の右肩形成しつつあり。
- 週足:3/6週、陰線形成中。戻り高値かつ20MAからも売りも強い。
- 日足:3/6下ヒゲピンバー陽線。レンジ。下値堅く上昇優位か。
- 4H足:レンジ。
- 1H足:レンジ。
- 15M足:レンジ。
【シナリオ】
①ロング
(A)1H足三角持ち合いかつ4H足レジスタンス136.105をダウで上抜け→目標1H足レジスタンス136.319
②ショート
(B)1H足三角持ち合いかつ4H足サポート135.773をダウで下抜け→目標1H足サポート135.461
【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。
・値幅小さく(A)ロング見送り
3月通算:2勝1敗、勝率66.7%、平均RR1.71 、獲得Pips +50.2
コメント