2023年4月6日(木)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)4/5の欧米マーケット影響
米国ADP雇用者数と米国ISM非製造業の弱い数値でドル円急落。しかし、今週は既に2円以上のドル円下落が生じていたことで、ドル円急落は続かず。NY引けに掛けてリスクオフ後退しドル円上昇。

(2)経済指標
・米国チャレンジャー人員削減
・米国新規失業保険申請件数、米国失業保険継続申請件数

(3)要人発言
・FRB当局者

(4)その他
・欧米金融システム不安の影響:大きく不安は後退したものの、引き続き突発的なヘッドラインでリスクオフによるドル円急落には注意したい。
・OPECプラス減産の影響(Bloomberg):米国インフレ懸念でドル買い、日本貿易収支悪化の円売り材料でドル円上昇になりやすい。米利上げ織り込みでドル買いが進むか、反対にリセッション懸念でドル売り継続となるか注目したい。

4/6は注目度の高い材料はなし。欧米は4/7からイースター休暇に入るため、本日はポジション決済、更に欧米市場参加者が減少し始めると想定される。よって、急激な乱高下に注意したい。
ドル円動き例

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

20:30 経済指標
米国チャレンジャー人員削減3月度
米国雇用統計の2日前に発表。「前回より高い数値→ドル売り材料」、「前回より低い数値→ドル買い材料」
前年比:前回410.1%(改定)、予想-、結果319.4%(◎)

21:30 経済指標
米国新規失業保険申請件数(Bloomberg
失業者が初めて申請した失業保険給付の申請件数を示す指標。失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されます。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回19.8万件(改定24.6)、予想20.1万件、結果22.8万件(△)

米国失業保険継続申請件数
新規申請後に失業保険の申請を継続している人数を示す指標。
「予想より高い数値→ドル売り材料」、「予想より低い数値→ドル買い材料」
前回168.9万件(改定181.7)、予想169.7万件、結果182.3万件(×)

23:01~要人発言(準備原稿)
米国ブラード・セントルイス連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg
「インフレは依然として高すぎる」

【考察】タカ派発言でドル円上昇継続。

東京マーケット:オープン前は株先物下落のリスクオフ円買い強くドル円下落。オープン後もリスクオフ継続したが、リスクオフドル買いが優勢となり緩やかに上昇し、ほぼ全戻し。

欧米マーケット:欧州オープン前から方向性なくレンジ推移。米国新規失業保険申請件数・米国失業保険継続申請件数の弱い数値で初動ドル円急落したものの、イースター休暇前の閑散を狙った投機筋の仕掛けも入ったためか一気に急騰。NYマーケットもイースター休暇前や米国雇用統計前でポジション調整や市場参加者が減少してきたのか乱高下で引け。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. CHF(リスクオフ通貨):
  2. EUR(リスクオン通貨):ECB当局者のタカ派発言で買い。
  3. USD(基軸通貨):
  4. GBP(リスクオン通貨):
  5. CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):カナダ雇用統計の強い数値で買い。
  6. JPY(リスクオフ通貨):
  7. AUD(資源国リスクオン通貨):
  8. NZD(資源国リスクオン通貨):

米国債イールドカーブ

4/6(木)は4/5(水)に対してベア(短期金利上昇、長期金利同等、逆イールド拡大)でドル買い・ドル売り材料交錯。
ドルインデックス日足陽線は金利上昇の影響と推測。

*逆イールドはリセッションのサイン(Bloomberg)、逆イールド拡大(Bloomberg

5月FOMCの利上げ幅見通しは、据え置きが49.0%、25bpsが51.0%。(CME FedWatch Tool

テクニカル分析

トレード

  • 月足:3月陰線。4月陰線形成中。
  • 週足:4/3週、陰線形成中。
  • 日足:4/5陰線。押し安値かつボリンジャーバンド-1σ辺りまで急落したため、4/5は一旦上昇し揉み合いやすいと推測。
  • 4H足:下降トレンド。
  • 1H足:下降トレンドからレンジに移行中。
  • 15M足:上昇チャネル。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス131.400をダウ上昇→目標4H足レジスタンス131.696

②ショート
(B)1H足レジスタンス131.400付近からダウ転換下落→目標4H足サポート131.021

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

トレード1
131.400付近からダウ転換下落→(B)ショート
ショート:131.172
T/P:131.012
獲得pips:+16.0
考察:15M足20MAでも転換しており狙い目であったが乗り遅れ。

トレード2
131.400をダウ上昇→(A)ロング
ロング:131.384
S/L:131.232
獲得pips:-15.2
考察:15M足がチャネルで上昇してきており一時的な大きめの下落を警戒すべきであった。

4月通算:5勝7敗、勝率41.7%、平均RR 2.09、獲得Pips +50.2

(Trading View)

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