2023年3月28日(火)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)3/27の欧米マーケット影響
欧州スタートこそドル円下落したものの、金融システム不安後退により欧州株価指数上昇のリスクオン円売り主導でドル円上昇し、NYマーケットも上昇継続。

(2)経済指標
・米国卸売在庫速報値
・米国住宅価格指数
・米国S&Pケースシラー住宅価格
・米国コンファレンスボード消費者信頼感指数
・米国リッチモンド連銀製造業指数

(3)要人発言
・米国ジェファーソンFRB理事
・米国バーFRB副議長

(4)その他
・欧米金融システム不安の影響:やはり払拭できていない問題。引き続き突発的なヘッドラインでリスクオフによるドル円急落には注意したい。
・月末ロンドンフィックス

3/28も最大の注目材料は欧米金融システム不安の影響。しかし、リスクオフでドル円下落しやすい環境のため、弱い数値でドル売りとなれば一時的に大きめのドル円下落が生じやすいと推測。
ドル円動き例

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

6:00~要人発言
米国ジェファーソンFRB理事(証言準備書面)(Reuters
「インフレは下がり始めている」

【考察】ハト派発言でドル円下落。

東京マーケット(9:00~15:00)

11:19~要人発言
黒田日銀総裁(Bloomberg
「出口戦略に関する議論は時期尚早」

【考察】サプライズなしのハト派発言でドル円反応薄。

欧州マーケット(17:00~25:30)
NYマーケット(22:30~29:00)

21:00~要人発言
米国バーFRB副議長

21:30 経済指標
米国卸売在庫速報値2月
前月比:前回-0.4%(改定-0.5)、予想-0.1%、結果0.2%(◎)

22:00 経済指標
米国住宅価格指数1月度(Bloomberg
前月比:前回-0.1%、予想-0.4%、結果0.2%(◎)

22:00 経済指標
米国S&Pケースシラー住宅価格1月度(Bloomberg
前年比:前回4.65%(改定4.62)、予想2.60%、結果2.55%(×)

23:00 経済指標
米国コンファレンスボード消費者信頼感指数3月度(Bloomberg
米国ミシガン大学消費者信頼感指数と同様、経済活動全体に重要な役割を果たす個人消費に関する重要指標。
前回102.9(改定103.4)、予想101.2、結果104.2(◎)

23:00 経済指標
米国リッチモンド連銀製造業指数3月度
基準0、前回-16、予想-8、結果-5(◎)

23:28 要人発言
米国ブラード・セントルイス連銀総裁(2023年FOMC投票権なし)(Bloomberg
「金融ストレスはマクロプルーデンシャル措置で抑制可能」

【考察】金融システム不安解消の狙いだが材料となるような内容なし

24:00 月末ロンドンフィックス

26:00 経済指標
米国5年債入札(Upcoming Auctions
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回4.109%、結果3.665%(◎)

【考察】入札好調でドル円下落。

東京マーケット:オープン前から米国債利回り低下に連れてドル円急落発生。明確な材料なかったことから投機筋などの仕掛けや実需筋のポジション調整の可能性あり。引けに掛けて下値固めのような揉み合い。

欧米マーケット:オープン前から株先物上昇の米国債利回り上昇のリスクオンでドル円急騰。しかし、欧州序盤からリスクオフ再燃しドル円乱高下。米国経済指標の強い数値でドル円上昇するも影響は一時的で直ぐに全戻しの下落。やはり経済指標ではなく金融システム不安の影響が相場の主要な材料の様子。総じて方向性なく乱高下。

(Trading View)

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

通貨強弱

NYマーケットクローズ時点の通貨強弱

  1. NZD(資源国リスクオン通貨):
  2. AUD(資源国リスクオン通貨):
  3. JPY(リスクオフ通貨):
  4. CAD(資源国[産油国]リスクオン通貨):
  5. EUR(リスクオン通貨):
  6. GBP(リスクオン通貨):
  7. USD(基軸通貨):
  8. CHF(リスクオフ通貨):

米国債イールドカーブ

3/28(火)は3/27(月)に対してベア(短期金利上昇、長期金利上昇、逆イールド拡大)でドル買い・売り材料交錯。
ドルインデックス日足陰線は逆イールド拡大やポジション調整のためと推測。

*逆イールドはリセッションのサイン(Bloomberg)、逆イールド拡大(Bloomberg

5月FOMCの利上げ幅見通しは、据え置きが56.8%、25bpsが43.2%。(CME FedWatch Tool

テクニカル分析

トレード

  • 月足:3月陰線形成中。ボリンジャーバンド+1σ下抜け。三尊の右肩形成しつつあり。
  • 週足:3/27週、陽線形成中。
  • 日足:3/27大陽線。下降トレンドから上昇トレンドに転じる可能性あり。
  • 4H足:上昇トレンド。
  • 1H足:上昇チャネル。
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】
①ロング
(A)1H足レジスタンス131.716をダウ上昇→目標1H足レジスタンス132.322

②ショート
(B)1H足サポート131.352をダウ下落→目標1H足サポート130.917

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

トレード1
131.352をダウ下落→(B)ショート
ショート:131.191
T/P:130.916
獲得pips:+27.4
3月通算:12勝4敗、勝率75.0%、平均RR2.01 、獲得Pips +387.1

(Trading View)

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