2025年5月26日(月)ドル円戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

注目材料

1.経済指標
・特になし

2.要人発言
・米国トランプ大統領
・FRB

3.その他
・米国祝日(戦没将兵追悼記念日)
・英国祝日(スプリングバンクホリデー)
・地政学リスクオフ(中東、ウクライナ・ロシア、インド・パキスタン)

マーケット動向

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

7:10~要人発言
トランプ氏、対EU50%関税発動を7月9日に延期-欧州委員長と会談後(Bloomberg

【考察】米欧貿易緩和期待リスクオン

東京マーケット(9:00~15:30)

12:04~要人発言
米国カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁(2025年FOMC投票権なし)
:政策スタンスはタカ派。
FRBの9月までの動き、「現時点で分からない」-カシュカリ総裁(Bloomberg

【考察】不確実性高い

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

23:00 要人発言
ウクライナへ供与の兵器、射程距離の制限もはやない-メルツ独首相(Bloomberg

【考察】地政学リスクオフ

<まとめ>
東京マーケット

日足始値142.51
米国トランプ大統領「EU関税50%賦課、7/9へ延期」発言のリスクオン円売り主導で日足高値143.09へ上昇するも、朝令暮改する米国トランプ大統領への信認低下のためかドル売りが一気に強まり、日足安値142.23へ急落。
一方で、強いリスクオン円売りが支えとなり142.79へ上昇して引けました。

【日本市況】株上昇、米EU貿易戦争懸念が緩和-円は売り買い交錯(Bloomberg

欧米マーケット
欧州オープン後もリスクオン円売り主導で143.03へ上昇。
その後、独ショルツ首相「ウクライナ供与兵器、ロシア内射程距離制限撤廃」発言のリスクオフで下落に転じるも、英国・米国祝日の閑散相場となり揉み合いで引けました。
日足終値142.84

【米国市況】現物市場は休場、株式先物に買い-ドル142円台後半(Bloomberg

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

(Trading View)

通貨強弱

<ドル売り優勢>
買い材料:

売り材料:
・米ドル回避の取引需要、アジアの金融機関で拡大-貿易摩擦の強まりで(Bloomberg
・米国トランプ関税→貿易戦争激化→ドル信認低下
ドルが新たな「犠牲者」に-世界的な貿易戦争激化で信認脅かされる(Bloomberg

<円売り優勢>
買い材料:
・独ショルツ首相「ウクライナ供与兵器、ロシア内射程距離制限撤廃」発言→地政学リスクオフ
・2025年3月調査想定為替レート上期147.17(日本銀行、短観)以下推移→日本企業業績悪化、リスクオフ(円キャリー巻き戻し)

売り材料:
・米国トランプ大統領「EU関税50%賦課、7/9へ延期」発言→米欧貿易緩和リスクオン
・構造的円売り(日本実質金利マイナスで金融緩和環境継続、新NISA等海外投資急増、デジタル赤字増加等、骨太方針の家計支援で財政支出増)
・その他円売り(航空燃料不足、パイロット不足、クレジットカード利用赤字によるインバウンド関連の旅行収支悪化懸念)

Currency Strength Chart

政策金利市場織り込み

・FRB:現行政策金利4.25-4.50%
FOMC市場織り込み(CME FedWatch Tool
次回6月18日(水)公表:据え置き(94.4→94.4%)、0.25%引き下げ(5.6→5.6%)
2025年利下げ観測:0.25%×2回=0.50% → 政策金利3.75~4.00%相当

・日銀:現行政策金利0.50%
市場織り込み(東京短資株式会社
次回6月17日(火)公表:0.25%引き上げ(1→0%)

テクニカル分析

トレードシナリオと結果

  • 月足:5月陰線形成中。レンジ。BB-1σ付近。
  • 週足:5/19週、陰線確定。レンジ。
  • 日足:5/23陰線。下降トレンド。押し安値。
  • 4H足:下降チャネル。
  • 1H足:レンジ。
  • 15M足:レンジ。

【シナリオ】
①Long
(A)1H足戻り高値142.808をダウ上昇→目標4H足ダウ安値143.277

②Short
(B)4H足ダウ安値143.277付近へ上昇→転換下落→目標1H足戻り高値142.808

本日:0勝1敗、-13.6pips
5月通算:11勝8敗、勝率57.9%、RR1.81 、+335.0 pips

(Trading View)

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