2023年7月19日(水)ドル円初心者戦略と結果

ドル円戦略

ファンダメンタルズ分析

本日のシナリオ

<注目材料>
(1)7/18の欧米マーケット影響
米国小売売上高や米国鉱工業生産指数・設備稼働率は弱い数値だったがドル円下落は一時的。
G20での鈴木財務相の円安牽制発言でドル円下落したが、直後に植田日銀総裁のハト派発言によりドル円急騰。ダウ平均上昇リスクオンや米国債利回り上昇もドル円上昇後押しとなったが、139円付近の上値は重く揉み合い。

(2)経済指標
・米国住宅着工、米国住宅建築許可
・米国20年債入札

(3)要人発言
・FEDウォッチャーであるWSJ紙のニック・ティミラオス氏(Twitter):ブラックアウト期間のため、いつもの様に発言や記事に要注意。

(4)その他
・米国主要企業決算

今週は、米国NY連銀製造業景気指数の強い数値でドル円上昇、米国小売売上高や米国鉱工業生産指数・設備稼働率の弱い数値でドル円下落小であることから、経済指標で強い数値なら素直に上昇の乗り、弱い数値は押し目買いの良い機会となりそう。
また、139円付近の上値が重いことや、前日に植田日銀総裁のハト派発言あったことから押し目買いはよりリスクが低いか。

マーケットの動き

経済指標評価
(前回かつ予想より良い:◎、予想以上:〇、予想より悪い:△、前回かつ予想より悪い:×)

東京マーケット前

東京マーケット(9:00~15:00)

欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)

20:31 米国主要企業決算
ゴールドマン・サックス
売上高:予想104億ドル、結果108億ドル(◎)
EPS:予想3.16ドル、結果3.08ドル(×)
ゴールドマン、4-6月利益急減-投資銀不調や不動産評価損で(Bloomberg

【考察】決算不調でリスクオフのドル円下落

21:30 経済指標
米国住宅着工6月度
住宅購入に伴い、家電などの耐久消費財も購入されることが多く、個人消費への波及効果が大きいため注目される。また、最近はFRB当局者が住宅関連指標をインフレ把握のために注目していることから、更に重要度が上がっている。

件数:前回163.1万件(改定155.9)、予想147.5万件、結果143.4万件(×)
前月比:前回21.7%(改定15.7)、予想-9.4%、結果-8.0%(○)

米国住宅建築許可
件数:前回149.1万件(改定149.6)、予想149.8万件、結果144.0万件(×)
前月比:前回5.2%(改定5.6)、予想0.1%、結果-3.7%(×)

米住宅着工件数、6月は減少も安定化の兆し-予想は下回る(Bloomberg

26:00 経済指標
米国20年債入札(Upcoming Auctions
「入札好調→利回り低下→ドル売り材料」、「入札不調→利回り上昇→ドル買い材料」
最高落札利回り:前回4.010%、結果4.036%(×)

【考察】入札不調でドル円上昇したが、注目度の高い材料ではなく反応薄。

29:02 米国主要企業決算
ネットフリックス
売上高:予想82.7億ドル、結果81.87億ドル(×)
EPS:予想2.84ドル、結果3.29ドル(◎)
ネットフリックス、予想の2倍強の会員増-パスワード共有対策が奏功(Bloomberg

29:08 米国主要企業決算
テスラ
売上高:予想245.1億ドル、結果249億ドル(◎)
EPS:予想0.81ドル、結果0.91ドル(◎)
テスラの4-6月期、EV業界トップクラスの利益率低下-値下げ響く(Bloomberg

<まとめ>
東京マーケット:
前日の植田日銀総裁ハト派発言で日銀政策修正観測が後退し、139円台を安定上昇。

きょうの国内市況(7月19日):株式、債券、為替市場(Bloomberg

欧米マーケット:
欧州オープン直後は下落したものの、日銀政策修正観測後退の影響継続し140円台乗せ。
米国住宅着工・住宅建築許可は弱い数値だったが下落しても直ぐに上昇。
しかしながら、140円台キープはできず139.60~140.00をレンジ推移して引け。

今週の傾向である米国経済指標で強い数値なら素直に上昇の乗り、弱い数値は押し目買いの好機は変わらず。

【欧州市況】株上昇、英インフレ減速に反応-英国債は大幅上昇(Bloomberg
【米国市況】株は続伸、利上げサイクル終了への期待-アップル上昇(Bloomberg

ファンダメンタルズ材料とドル円の関係

米国債イールドカーブ

7/19(水)は7/18(火)に対しブル(短期金利同等、長期金利低下)、逆イールド拡大。ドル売り材料(U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY)

FOMCの利上げ幅見通し(CME FedWatch Tool
7月度:据え置き0.2%。25bps引き上げ99.8%。

米短期金融市場、来週の0.25ポイント利上げを完全に織り込む(Bloomberg

テクニカル分析

トレード

  • 月足:7月陰線形成中。レンジ内の上昇トレンド。
  • 週足:7/17週、陽線形成中。
  • 日足:7/18下ヒゲピンバー陽線。
  • 4H足:上昇チャネル。
  • 1H足:レンジ。
  • 15M足:上昇チャネル。

【シナリオ】

①ロング
(A)4H足サポート138.084付近まで下落→ダウ転換上昇→目標1H足レジスタンス138.610
(B)1H足レジスタンス138.610をダウ上昇→目標1H足レジスタンス139.097

②ショート
(C)4H足レジスタンス139.603又はチャネル上限付近まで上昇→ダウ転換下落→目標1H足サポート139.097

【前提】
目標:リスクリワード2.0以上、値幅20pips以上。しかし、目標到達付近で反発して15M足ダウ転換生じれば早めにT/Pする。
経済指標、要人発言や報道で大きく動いた際はレジサポなくともエントリー。

7月通算:3勝6敗、勝率33.3%、平均RR 2.00、獲得Pips +0.1

(Trading View)

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