2024年、米国PCEデフレータ発表日のドル円動きまとめ

ドル円戦略

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1/26(金)
22:30 経済指標
米国PCE
個人所得:前回0.4%(改定)、予想0.3%、結果0.3%(○)
個人支出:前回0.2%(改定0.4)、予想0.5%、結果0.7%(◎)

米国PCEデフレータ(過去の発表日:1/272/243/314/285/266/307/288/319/2910/2711/3012/22, 1/26)
前年比:前回2.6%(改定)、予想2.6%、結果2.6%(○)
前月比:前回-0.1%(改定)、予想0.3%、結果0.2%(△)
コア前年比:前回3.2%(改定)、予想3.0%、結果2.9%(×)
コア前月比:前回0.1%(改定)、予想0.3%、結果0.3%(○)
FRB注目のPCEコア指数が鈍化、好調な消費にもかかわらず(Bloomberg

【考察】
発表前:乱高下から揉み合い。直前147.63
発表後:総じて強い数値。初動はコア前年比の弱い数値で日足安値147.42へ急落・乱高下するも、米国PCEも強い数値で上昇(下落幅=147.63-147.42=0.21)。
他材料で日足高値148.21を付け揉み合い上昇で引け。

2/29(木)
22:30 経済指標
米国PCE
個人所得:前回0.3%(改定)、予想0.4%、結果1.0%(◎)
個人支出:前回0.7%(改定)、予想0.3%、結果0.2%(△)

米国PCEデフレータ
前年比:前回2.6%(改定)、予想2.4%、結果2.4%(○)
前月比:前回0.2%(改定0.1)、予想0.4%、結果0.3%(△)
コア前年比:前回2.9%(改定)、予想2.8%、結果2.8%(○)
コア前月比:前回0.2%(改定0.1)、予想0.5%、結果0.4%(△)
FRBが重視のPCEコア価格指数、前月比での伸びが1年で最大(Bloomberg

【考察】
発表前:強い数値期待じり上げ。直前150.15
発表後:米国PCE・PCEデフレータ共に強弱混在。弱い数値の影響強く、かつ同刻発表の米国新規失業保険申請件数、米国失業保険継続申請件数(弱)で下落。
更に他材料を受けて日足安値149.21へ急落(下落幅=150.15-149.21=0.94)。
しかし、月末ロンフィクの掛けてのドル買い需要、FRB要人タカ派発言を受けて引けに掛けて全戻し上昇。

3/29(金)
21:30 経済指標
米国PCE
個人所得:前回1.0%(改定)、予想0.4%、結果0.3%(△)
個人支出:前回0.2%(改定)、予想0.5%、結果0.8%(◎)

米国PCEデフレータ
前年比:前回2.4%(改定)、予想2.5%、結果2.5%(○)
前月比:前回0.3%(改定)、予想0.4%、結果0.3%(△)
コア前年比:前回2.8%(改定)、予想2.8%、結果2.8%(○)
コア前月比:前回0.4%(改定)、予想0.3%、結果0.3%(○)
米PCE統計「強弱混在」、慎重なFOMCを変えず-市場関係者の見方(Bloomberg

【考察】
発表前:乱高下から揉み合い。直前151.36
発表後:総じて強い数値。しかし、警戒されていた強い上振れがなかった安心感のためか日足安値151.18へ下落。
(下落幅=151.36-151.18=0.18)。
その後、欧米イースター休暇前のグッドフライデー閑散相場の中、米国パウエルFRB議長タカ派発言への反応が大きく表れ、引けに掛けて全戻し上昇。

4/26(金)
21:30 経済指標
米国PCE
個人所得:前回0.3%(改定)、予想0.6%、結果0.5%(△)
個人支出:前回0.8%(改定)、予想0.6%、結果0.8%(○)

米国PCEデフレータ
前年比:前回2.5%(改定)、予想2.6%、結果2.7%(◎)
前月比:前回0.3%(改定)、予想0.4%、結果0.3%(△)
コア前年比:前回2.8%(改定)、予想2.7%、結果2.8%(○)
コア前月比:前回0.3%(改定)、予想0.4%、結果0.3%(△)

【考察】
発表前:植田日銀総裁円安容認発言の影響で上昇継続。直前156.93
発表後:米国PCE・PCEデフレータ共に強弱混在。初動156.63へ下振れから揉み合い。その後、植田日銀総裁発言の影響継続、米国ミシガン大学インフレ予測(強)を受けて引けに掛けて上昇継続し、日足高値158.44を付けました。

5/31(金)
21:30 経済指標
米国PCE
個人所得:前回0.5%(改定)、予想0.4%、結果0.3%(×)
個人支出:前回0.8%(改定0.7)、予想0.3%、結果0.2%(×)

米国PCEデフレータ
前年比:前回2.7%(改定)、予想2.7%、結果2.7%(○)
前月比:前回0.3%(改定)、予想0.4%、結果0.3%(△)
コア前年比:前回2.8%(改定)、予想2.8%、結果2.8%(○)
コア前月比:前回0.3%(改定)、予想0.3%、結果0.2%(×)
米PCEコア価格指数、4月は伸び鈍化-実質支出は予想外の減少(Bloomberg

【考察】
発表前:リスクオン欧州株上昇、日銀6月度国債買入予定据え置きに連れてドル円上昇から、発表前にロング勢決済入り下落。直前157.13。
発表後:米国PCE(弱)、米国PCEデフレータ強弱混在。米国PCEデフレータの中でも注目度の高いコア前月比(×)が材料視され初動156.75(4H足ダウ高値156.84付近)へ急落から、他材料も受けて日足安値156.56へ下落(下落幅=157.13-156.56=0.57)。
しかし、月末ロンフィクに掛けて全戻し上昇。引けに掛けて揉み合い上昇。

6/28(金)
21:30 経済指標
米国PCE
個人所得:前回0.3%(改定)、予想0.4%、結果0.5%(◎)
個人支出:前回0.2%(改定0.1)、予想0.3%、結果0.2%(△)

米国PCEデフレータ
【6/12米国FOMC公表2024年見通し:コアPCE2.6%】
前年比(FRB目標2.0%):前回2.7%(改定)、予想2.6%、結果2.6%(○)
前月比:前回0.3%(改定)、予想0.0%、結果0.0%(○)
コア前年比:前回2.8%(改定)、予想2.6%、結果2.6%(○)
コア前月比:前回0.2%(改定0.3)、予想0.1%、結果0.1%(○)
米PCEコア価格指数、5月は伸び減速-年内利下げの論拠補強(Bloomberg

【考察】
発表前:休場中6/30仏下院選挙第1回投票を警戒したと推測されるリスクオフ欧州株下落や、6/12米国消費者物価指数(弱)・6/13米国生産者物価指数(弱)を受けたPCEデフレータ鈍化織り込みのためかドル円下落。直前160.60。
発表後:米国PCE(強弱)。米国PCEデフレータ(強)、予想と一致ですが前回より低下。初動は米国PCEデフレータが前回より低下を受けて日足安値160.38(4H足押し安値160.34付近)へ下落(下落幅=160.60-160.38=0.22)。但し、FRB目標2.0%超えには変わりなし。

但し、その後は前月までの傾向と同じく、月末ロンフィク・引けに掛けて全戻し上昇になりました。

7/26(金)
21:30 経済指標
米国PCE
個人所得:前回0.5%(改定0.4)、予想0.4%、結果0.2%(×)
個人支出:前回0.2%(改定0.4)、予想0.3%、結果0.3%(○)

米国PCEデフレータ
【6/12米国FOMC公表2024年見通し:コアPCE2.6%】
前月比:前回0.0%(改定)、予想0.1%、結果0.1%(○)
前年比(FRB目標2.0%):前回2.6%(改定)、予想2.5%、結果2.5%(○)
コア前月比:前回0.1%(改定)、予想0.2%、結果0.2%(○)
コア前年比:前回2.6%(改定)、予想2.5%、結果2.6%(○)
FRB重視のPCEコア価格指数、6月は小幅な伸び-消費は堅調(Bloomberg

【考察】
発表前:リスクオン欧州株上昇(円キャリー促進)、財務省の日銀国債買い入れ大幅減額牽制報道を受けてドル円上昇。直前154.49(4H足ダウ安値154.59かつ4H足20MA付近)
発表後:総じて強い数値。
(対予想:個人所得が弱い、他は予想以上。対前回:個人所得と総合前年比が弱い、他は前回以上)
但し、概ね予想通りでしたが、対前回の弱い数値がインフレ鈍化として材料視され初動からドル円急落し153.67付け。

その後、米国ミシガン大学消費者信頼感指数確報値・インフレ予測(強)で初動ドル円上昇するも戻り売り材料となり、原油先物価格急落も後押しして日足安値153.10付け。

しかし、米国株上昇(円キャリー促進)が支えとなり、153.88へ上昇の約56%戻し(PCE直前154.49-日足安値153.10=1.39。153.88-153.10=0.78。0.78/1.39=0.56)。

8/30(金)
21:30 経済指標
米国PCE
個人所得:前回0.2%(改定)、予想0.2%、結果0.3%(◎)
個人支出:前回0.3%(改定)、予想0.5%、結果0.5%(○)

米国PCEデフレータ
【6/12米国FOMC公表2024年見通し:コアPCE2.6%】
前月比:前回0.1%(改定)、予想0.2%、結果0.3%(◎)
前年比(FRB目標2.0%):前回2.5%(改定)、予想2.6%、結果2.5%(△)
コア前月比:前回0.2%(改定)、予想0.2%、結果0.2%(○)
コア前年比:前回2.6%(改定)、予想2.7%、結果2.6%(△)
米PCEコア価格指数、7月は予想下回る伸び-利下げ観測後押し(Bloomberg

【考察】
発表前:4H足レンジ高値付近。直前145.36。
発表後:米国PCE(強)。PCEデフレータ(強弱混在)も概ね予想通り。FRB9月0.5%大幅利下げの可能性は低いと判断されたためか、織り込み剥落により日通し高値145.75へ上昇。

その後、OPECプラス10月から増産計画のサプライズを受けた原油先物価格急落、米国シカゴ購買部協会景気指数(強)、米国ミシガン大学消費者信頼感指数確報値・インフレ予測(強弱混在)でも揉み合うも、原油先物価格上昇に転じると、日足高値146.25へ上昇して引けました。

9/27(金)
21:30 経済指標
米国PCE
個人所得:前回0.3%(改定)、予想0.5%、結果0.2%(×)
個人支出:前回0.5%(改定)、予想0.3%、結果0.2%(×)

米国PCEデフレータ【9/18(水)米国FOMC公表2024年見通し:コアPCE2.3%】
前月比:前回0.2%(改定)、予想0.1%、結果0.1%(○)
前年比(FRB目標2.0%):前回2.5%(改定)、予想2.3%、結果2.2%(×)
コア前月比:前回0.2%(改定)、予想0.3%、結果0.1%(×)
コア前年比:前回2.6%(改定)、予想2.7%、結果2.7%(○)
米PCEコア価格、前月比の伸びが予想下回る-消費支出も低調(Bloomberg

【考察】
発表前:自民党新総裁のサプライス石破氏選出で約3.7円急落後、揉み合い。直前143.18。
発表後:米国PCE(弱)、PCEデフレータ前月比・コア前年比(強)、前年比・コア前月比(弱)。総じて弱い数値。弱い数値が材料視され、日通し安値142.388へ下落。

その後、米国ミシガン大学消費者信頼感指数確報値・インフレ予測(強)、石破自民党新総裁ハト派発言、月末ロンフィクに向けてもポジション調整により、米国PC・PCEデフレータの下落分を全戻しするも、イスラエルのヒズボラ本部攻撃発表が伝わると中東地政学リスクオフ悪化から引けに掛けて下落継続し、日足安値142.07を付けました。

10/31(木)
21:30 経済指標
米国PCE
個人所得:前回0.2%(改定)、予想0.4%、結果0.3%(△)
個人支出:前回0.2%(改定0.3)、予想0.4%、結果0.5%(◎)

米国PCEデフレータ(過去の発表日:1/262/293/294/265/316/287/268/309/27, 10/31)
総合指数より基調的なインフレを反映するコア指数がより注目されます。
強い数値なら、「インフレへの警戒感→FF金利上昇する可能性→ドル買い材料」

9/18(水)米国FOMC公表2024年見通し:コアPCE2.3%】
前月比:前回0.1%(改定)、予想0.2%、結果0.2%(○)
前年比(FRB目標2.0%):前回2.2%(改定2.3)、予想2.1%、結果2.1%(○)
コア前月比:前回0.1%(改定0.2)、予想0.3%、結果0.3%(○)
コア前年比:前回2.7%(改定)、予想2.6%、結果2.7%(○)
米PCEコア価格指数、4月以来の大幅上昇-消費支出も上向く(Bloomberg
ビットコインの上昇失速-賭け市場でトランプ氏の勝率が低下(Bloomberg

【考察】
発表前:日銀会合公表現状維持、植田日銀総裁会見サプライズはなかったことで152円台割れ材料にはならず152.85へ急反発。直前152.79。
発表後:強い数値。同刻発表の米国新規失業保険申請件数・失業保険継続申請件数(強)となり152.99を付けるも、153円台前後では大口投資家の月末ポジション調整が交錯していたためかドル円乱高下から日足安値151.83へ下落継続。尚、米国大統領選挙の賭けサイトでトランプ氏勝利確率急低下を受けたトランプトレード巻き戻しとの見方もある様子。


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