ファンダメンタルズ分析
注目材料
１．経済指標
・米国ダラス連銀製造業活動指数
２．要人発言
・米国トランプ大統領
・日銀ブラックアウト期間（4/28～4/30）
・FEDウォッチャー、WSJ紙のニック氏(X投稿)：FRBブラックアウト期間（FOMC開催前週の土曜日から公表翌日までの13日間：4/26～5/8）につき
３．その他
・日銀会合関連リーク報道
・TOM効果：株式投資の月末安・月初高アノマリー。期間は営業日ベースでの月末3日間程度、月初3日間程度。月末の損益確定、毎月一定額を積み立てる投資信託などの購入が月末・月初に集中する傾向があります。
・地政学リスクオフ（中東、ウクライナ・ロシア）
マーケット動向
経済指標評価
(前回かつ予想より良い：◎、予想以上：〇、予想より悪い：△、前回かつ予想より悪い：×)
東京マーケット前
6:14～要人発言
北朝鮮、ロシア派兵初めて認める 金氏「英雄」と称賛（Reuters）
【考察】地政学リスクオフ
8:57～要人発言
三村財務官、米側から円高･ドル安望む発言なかった－一部報道を否定（Bloomberg）
東京マーケット(9:00~15:30)
欧州マーケット(16:00~25:00)
NYマーケット(22:30~29:00)
16:07～要人発言
中国政府
「米国トランプ大統領と電話会談無し」
中国、輸出企業の痛み緩和する措置講じる－米国との関税協議ない（Bloomberg）
【考察】米中貿易戦争長期化懸念リスクオフ
21:02～要人発言
米国ベッセント財務長官
ベッセント米財務長官、貿易戦争の緊張緩和は「中国次第だ」（Bloomberg）
【考察】米中貿易戦争長期化懸念リスクオフ
22:29～要人発言
パキスタン国防相
「インドの軍事侵攻が差し迫っている」
パキスタン国防相「インドによる侵攻差し迫る」、 カシミール襲撃受け厳戒態勢（Reuters）
【考察】地政学リスクオフ
23:30 経済指標
米国ダラス連銀製造業活動指数
前回-16.3、予想-14.1、結果-35.8（×）
＜まとめ＞
東京マーケット
日足始値143.62
4/27「日銀、政策金利据え置き」報道、取引開始直後の北朝鮮「ロシア派兵初公認、ロシア支援継続」発言、三村財務官「米国から円高要望なし」発言交錯し、日通し高値143.88から日通し安値143.29を乱高下して引けました。
【日本市況】主要株価指数が米上乗せ関税前の水準回復－円は143円台（Bloomberg）
欧米マーケット
欧州オープン直後に日足高値143.90を付けましたが、中国政府「米国トランプ大統領と電話会談無し」発言と米国ベッセント財務長官「貿易戦争、中国次第」発言を受けたリスクオフで日通し安値143.15へ下落。
NYオープンすると、パキスタン国防相「インドの軍事侵攻が差し迫っている」発言のリスクオフ、普段注目度は低いですが米国ダラス連銀製造業活動指数のサプライズ弱を受けてトランプ関税の悪影響が懸念され日足安値141.98へ急落して引けました。
日足終値142.02
【米国市況】Ｓ＆Ｐ500小幅続伸、終盤に持ち直し－円は対ドル１％高（Bloomberg）
ファンダメンタルズ材料とドル円の関係
通貨強弱
＜ドル売り優勢＞
買い材料：
売り材料：
・米国ダラス連銀製造業活動指数（弱）
・米国トランプ関税→貿易戦争激化→ドル信認低下
ドルが新たな「犠牲者」に－世界的な貿易戦争激化で信認脅かされる（Bloomberg）
＜円買い優勢＞
買い材料：
・北朝鮮「ロシア派兵初公認、ロシア支援継続」発言→地政学リスクオフ
・中国政府「米国トランプ大統領と電話会談無し」発言→米中貿易戦争長期化懸念リスクオフ
・米国ベッセント財務長官「貿易戦争、中国次第」発言→米中貿易戦争長期化懸念リスクオフ
・パキスタン国防相「インドの軍事侵攻が差し迫っている」発言→地政学リスクオフ
・2025年3月調査想定為替レート上期147.17（日本銀行、短観）以下推移→日本企業業績悪化、リスクオフ（円キャリー巻き戻し）
売り材料：
・日銀、政策金利据え置きへ 成長率見通し下方修正（日本経済新聞）
・三村財務官「米国から円高要望なし」発言
・構造的円売り（日本実質金利マイナスで金融緩和環境継続、新NISA等海外投資急増、デジタル赤字増加等、骨太方針の家計支援で財政支出増）
・その他円売り（航空燃料不足、パイロット不足、クレジットカード利用赤字によるインバウンド関連の旅行収支悪化懸念）
政策金利市場織り込み
・FRB：現行政策金利4.25-4.50%
FOMC市場織り込み（CME FedWatch Tool）
次回5月7日（水）公表：据え置き（89.6→91.0%）、0.25%引き下げ（10.4→9.0%）
2025年利下げ観測：0.25%×2回=0.50% → 政策金利3.75～4.00%相当
・日銀：現行政策金利0.50%
市場織り込み（東京短資株式会社）
次回5月1日（木）公表：0.25%引き上げ（2→2%）
テクニカル分析
トレードシナリオと結果
- 月足：4月陰線形成中。レンジ。押し安値付近。
- 週足：4/21週、陽線形成中。下降トレンド。押し安値付近。
- 日足：4/25陽線。上昇トレンド。
- 4H足：上昇トレンド。
- 1H足：上昇チャネル。
- 15M足：レンジ。
【シナリオ】
①Long
(A)日足押し安値142.628付近へ下落→転換上昇→目標1H足押し安値143.284
(B)日足高値144.029をダウ上昇→目標4H足戻り高値144.534
②Short
(C)日足高値144.029付近へ上昇→転換下落→目標1H足押し安値143.284
(D)1H足押し安値143.284をダウ下落→目標日足押し安値142.628
本日：１勝１敗、+46.5pips
4月通算：14勝12敗、勝率53.8%、RR1.85 、+337.3pips
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